読切小説
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入院中のハッピー
ある日、友人からスカイダイビングをやらないかと誘われた。この年(58歳)になると危ない事には恐怖感の方が先にたつが友人も同年代だったし、若い頃にパラグライダーをやったこともあり、逆に失うものも少なくなったので残りの人生を謳歌する一環で試してみることにした。だが、まずは体験レッスンからだった。一通りの講義を受け、いざ実地となるがこれが結構ビビる感じであった。体に紐を付け安全面は確保し、ビルの上から着地の練習である。ところが、その着地で失敗してしまい、派手に足の骨を折ってしまった。
近所に大きな病院はなかったので一町隣りの総合病院へ入院した。俺は4人部屋の病室に入れられた。
看護師:「はい、お二人さん。今日からこちら林田さんがこの部屋に入院されます。仲良くしてあげてくださいね。」
俺:『あ、林田です。よろしくお願いします。へへ、足折っちゃって、明日、手術なんです。』
清水:「あ、はーい、よろしくです。」 清水さんは60代、膝と股関節をやっちゃって少し大変そう。
吉川:「はい、よろしくお願いします。と言っても僕は今週末退院なんですけどね。」 吉川さんは40代、前回の足の骨折のプレート外しで手術入院していたらしい。

手術も無事終わり、大分落ち着いてきた。内臓とか循環器とかと違って整形分野の怪我なので、ちょっと落ち着いてきたら体は至って元気そのもの。昼間は一日中、三人で女子高生の様にぺちゃくちゃ喋ってばかりいた。で、週末になり、
吉川:「今日、主治医との診察が終わったら午後退院になります。清水さん、まだまだ大変だと思いますが頑張ってください。あ、林田さんもですね。」 付け足しぽかったがまあ気にしない。
俺:『家帰って何かあったら、直ぐ来て、この病室指定してくださいよ。って、何かあったら困りますね、あはは。お元気で!』

次の日、昼一で先生の病棟回診があり、我々の病室にも数人がやってきた。
先生:「清水さん、お加減はどうですかー。今日はシップやガーゼ、全部取り替えますからね。」
先生や看護師たちが清水さんのベッドの周りに陣取り、いろいろと作業していた。俺は何気にぼんやりとその風景を見ていた。膝のシップ交換が終わり、次は股関節。厚みのあるガーゼを取り外すとおっちゃんの一物が露呈された。ダラーんとした金玉の上にボロンと垂れたチンポ。結構、存在感があった。俺は思わずその一物をじーっと凝視していた。ハッと気づくとおっちゃんが俺の顔をじっと見返していた。やばい!と思い視線を窓際に逸らしたが、俺が凝視していたのはしっかりとバレているに違いない。
次に俺の回診の番だったが俺は骨折部のガーゼを取り替えるだけだったので、ものの10分で終わった。先生方が病室を去った後、沈黙の空気が流れ何となく気まずくなり、俺は、
俺:『清水さんの怪我、結構、大変そうですね。入院もまだ長く続きそうですか?』
清水:「そうなー、長引きそうだなー。入院自体はいいんだけどな、長くなるとこれがね、、やりにくくてね。」 と言って、右手を軽く握って上下にシコシコとセンズリの仕草をした。
俺:『あ、いや、俺の事なら全然気にしないでいいですよ。消灯後、心置きなくやっちゃってください。』 別に消灯後でなくてもいいのだろうが、さっきの後の下ネタだったので少し慌ててしまった。
清水:「あはは、ありがと。昨日、退院していった吉川君な、夜な夜なセンズリしてたんだよ。真っ暗だったけど何となく分かってな。若いっていいなーっていうか、こういう状況でも我慢はできないんだろうなーって、羨ましかったよ。」
俺:『あー、だったら、今度、一緒にやりませんか? 実は俺もここ2週間くらいやってなくて溜まってるんですよ。』

そんな会話をした夜の消灯後、それぞれのベッドはカーテンで仕切られているがおっちゃんの方から何やら怪しげな気配がした。あっ、もしかしたらセンズリしてるのかな?昼間言った様に別にいいのだが、やっぱり気になった。おっちゃんは動けないし、そーっとおっちゃんのベッドに近づいた。カーテンの外から、
俺:『清水さん、入って良いですか?』
清水:「おっ、どうした?まずかったか? ああ、兎に角、入って。」
俺:『あー、やっぱり、やってるー。いえいえ、大丈夫です。ちょっと、気になって来ちゃいました、へへ。何か俺もムズムズしちゃって。。おー、ギンギンになってますねー、うわー、でっかい。』
清水:「いやなに、看護師たちに気付かれない様にこっそりだよ。林田さんももう扱いてるね。」
ひそひそ話をしながら、俺はそっとおっちゃんのチンポの根元に触ってみた。するとおっちゃんは何も言わずに自分の手をチンポから外した。やってくれ、の合図と理解した俺は、おっちゃんのチンポを握り、ゆっくり亀頭を刺激した。でっかいおっちゃんのチンポはギンギンにフル勃起していた。おっちゃんは感じているのか目を閉じて、あーと声を漏らした。そして、こっちに向きなおして俺のチンポを握ってきて扱き始めた。俺も感じてきてギンギンになり、あーっと小さく声を発した。
俺:『清水さん、でっかいですねー。』
清水:「いやいや、林田さんもギンギンだね。」
2人は相互オナニーの形になり、看護師たちにバレない様に声を殺してセンズリを続けた。段々、お互いが佳境になり、俺は持っていたタオルで前をカバーし、おっちゃんはTシャツを胸まで上げ腹に放出するつもりの様だった。段々、扱きのスピードも上がってきて発射が近かった。合図したわけでもないのにお互いほぼ同時にああああーっと射精した。俺はタオルの中に、おっちゃんは腹の上に一気に吐き出した。やや、間があって、お互いの手についた相手の精液はそれぞれ自分で拭き取った。おっちゃんは小さな声で、
清水:「ありがと、気持ち良かったよ。」
俺はニッコリして、
俺:『一杯出ましたねー。』 と言って、おっちゃんの金玉を掌で包んだ。本当にでっかい金玉だった。おっちゃんもニッコリして、俺のされるがままにしていた。

そんなこんなで俺が退院するまでの残り一週間は二日に一度は相互オナニーに耽っていた。俺が明日退院するという最後の夜、更にエスカレートしていった。    その日の夕食後、
清水:「何か今日は重症の人が入ってきたみたいでナースステーションがバタバタしてるね。」
俺:『みたいですね。向こうに掛かりっきりなので何かあったらナースコールで呼んでくれって言ってましたね。』
確かに、ナースセンターの向こう側の廊下は結構バタバタと賑やかだった。そして、二人はまるで今夜はゆっくり楽しめるね、ということを暗に確認するようなやり取りとなった。そして夜がきた。消灯後、俺はゆっくり楽しめる様に丸椅子を持って、おっちゃんのカーテンを開けた。座って落ち着くと、
清水:「ああ、明日、退院だよね。今日が最後だね。」 と言って、待っていたかの様に俺の肩に手を掛けた。
俺:『そうですね。』 俺は浴衣の上からおっちゃんの腹に手を置いた。
最後の夜という状況が感慨を大きくし、俺は少し気持ちが高ぶっていた。おっちゃんの浴衣の前を開けて、股間のガーゼを少しずらし、相変らずの太っいチンポを右手でそっと持ち上げた。チンポは半立ちでおっちゃんの俺の肩を持つ手に力が入った。そして俺は顔を近づけてチンポの先っちょにキスをした。おっちゃんは顔を上げ、確認する様にチラっと股間をみた。今まではお互い手だけの刺激し合いだったが、やはり今日は最後ということで暗黙の了解の様だった。舌先を使い亀頭の裏側、くびれと舐め回し、亀頭をすっぽりと咥え込んだ。おっちゃんの全身に更に力が入り、あーっと目を閉じて顔を上に向けた。左手で股に挟まれて引っ掛かっている金玉を引っ張り出し掌で包み込んだ。こちらもでっかくて頼もしい。右手で陰毛を包み込む様に上から押さえ、人差指と親指でチンポの根元を掴んだ。そして、口はゆっくりとチンポの根元まで飲み込んでいった。変な言い方だが、これでおっちゃんの股間は支配された。そのチンポを上から根元まで、ゆっくりと、ゆっくりと唇を上下させた。おっちゃんのチンポはギンギンになった。
突然、「柳田先生を呼んでー!」と看護師の声。部屋の外が慌ただしくなった。重症の患者さんの容態が急変したのだろうか。この分だとこの部屋には看護師はまず入って来ないだろうな、と思った我々は少し緊張感が薄れた。おっちゃんは俺の背中に手を廻し、俺を立たせて顔の方へ引き寄せた。体をベッドのこちら側にずらし、俺のをしゃぶろうとしていた。俺も自分の浴衣の前を広げ、咥え易い様におっちゃんの顔の方へ腰を突き出した。俺のは7,8割勃起していた。
清水:「おおお、もうこんなになってるね。」 おっちゃんはニッコリとして、俺のチンポをゆっくりと咥えてきた。
俺:『へへへ、清水さんのチンポがいやらしいから興奮しますよ。あ、あーっ。感じる!』 すぐにフル勃起してきた。
おっちゃんは動きにくいので、俺が腰を軽ーく前後して、おっちゃんの唇、舌を堪能していた。いろんな状況下での緊張の為か、直ぐに頂点に達した俺は、
俺:『あ、清水さん、あっ、俺、あっ、いきそうです!』
おっちゃんは咥えたまま、ウンウンと首を縦に振った。このままいいんだ、と思った俺は、つま先を立て少し伸び上がって、でも流石に大声は出せないだろうと思い、声にならない声でウググググゥー、ウッ、ウッ、ウーッとおっちゃんの口の中に発射した。持ってきたタオルでおっちゃんの口から自分の精液を受取ろうと口元へやると、なんとおっちゃん、俺の精液を飲み込んだ。
俺:『えっ?清水さん、飲んだの?』
清水:「ははは、何だか、林田さんの、飲みたくなっちゃってね。」
嬉しいやら恥ずかしいやら不思議な気分になった。で、ハタとおっちゃんのはどなってるかなと見てみると、少し萎んでいて半立ち状態に戻っていた。今度は俺の番だと思い、ゆっくりとおっちゃんの股間へ顔を埋めフェラの続きをやった。俺の口の中でムクムクと元気になり亀頭が口の中一杯に膨らんできた。ゆっくりと口を上下させると、おっちゃんはアーッ、アーッと感じていた。段々と佳境に近づいたおっちゃんは無意識に両手で俺の頭を押さえた。俺はその圧力に負けまいと上下運動を続けた。金玉が若干せり上がったかと思った瞬間、おっちゃんはアアアアアーッと腰をビクつかせて俺の口の中に射精した。はーっと脱力するおっちゃんと共に俺はおっちゃんの精液を飲み込んだ。
清水:「あ、ごめん。口の中に出しちゃった。」
俺:『もう遅いですよ、飲んじゃいましたから、ははは。』 二人で顔を合わせて、声無しで大笑いした。
タオルに水を含ませ、おっちゃんのチンポと俺のを綺麗に拭いて、浴衣を直して、握手した。
清水:「林田さんがいなくなると、寂しくなるな。」
俺:『清水さんとこんな状況になるなんてね。しかも病院で。また、誰か新しく入院してくるんでしょうね。』 俺は微かな嫉妬めいた呟きにも似た言葉になった。

翌日、天気もよく清々しい朝だった。最後の診察を受け、部屋に戻り退院の準備をした。おっちゃんはベッドから俺をじっと見ていた。部屋を出る時、無性に愛おしくなって、挨拶がてらハグしようとおっちゃんの所へ行ったら、看護師が入ってきて、
看護師:「林田さん、今日が退院ですってね、おめでとうございます。」
俺:『あ、はい。お世話になりました。清水さんも焦らずゆっくり静養して、無事に退院してくださいね!』
何となく肩すかしを食った感じだったが、流れ的にそのまま部屋を出る雰囲気になった。ハグや握手は出来なかったが、部屋を出掛けにおっちゃんにウインクで挨拶した。おっちゃんはにっこりと笑顔で返した。次に別の人が入院してきたら、どんな風になるのかな、など思いながら病院を後にして家路を急いだ。。(完)
21/06/13 11:44更新 / 勇介

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