読切小説
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上野特選
上野には数回行きました。でも、いままでは館内で行われている行為をただ見に行く程度でした。しかし今回は意を決して後列二列目に座りました。10時30分、開演時間には座りきれないほどの殿方。しかも、平日に関わらずこんなにもたくさんの殿方が営みを求め集まっていることに武者震いを覚えました。館内が暗くなると両方の席からお誘いがありました。合意を求める合図は膝なのでしょうか?私の膝に膝をあてがってきます。私がその膝を押し返すように膝に力を入れるとみなさん優しいタッチで太ももを触ります。次に、太ももから股の方に手が伸びてきます。ある一人の殿方は私の耳元で まるで女性を口説くようにタイプだよ、魅力的な身体してるねと囁きます。しかし、不思議と嫌な気分ではありません。ズボンの上からですが太ももから股、また洋服の上から乳首やお腹周りを撫でられました。そして、キスを責められました。しかし、まだキスには抵抗がありましたのでお相手の方のマスク越しに唇を重ね合わせました。さらにジッパーを下ろそうとしたので大勢の前では嫌と伝えると、何処がいいの?と聞くのでホテルなら良いです・・と応えました。お金が無いんだよと言われたので私も諦め席を立ちました。映画館から出て上野駅のトイレで確認すると・・濡れていました。私は、男性との行為はここ止まりです。でも、その先にも足を踏み入れてみたい気持ちがいっぱいです。
18/04/12 16:35更新 / 蜜男

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