読切小説
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性機能専門外来 2
 俺『すみませんー、よろしくお願いします。』(何故か言ってしまう、すみませんー)
先生「ああ、こないだの。どうです、その後の調子は?」
 先生はパソコンから目を離し、ニコニコしながら俺の目を見てそう言った。ちょっと、恥ずかしかったが、
 俺『あ、はい、大分いい感じです。今朝も朝だ、、、ち、、、』
 ワサワサしている看護師さん達が気になったので声を潜める形になった。先生は俺の気持ちを察知して、
先生「それでは、移動しましょうか。」
 と言って、この間の診察室、所謂 '個室’ に移動した。
先生「ここなら安心ですね。」
 俺『はい、ありがとうございます。』
先生「それで、今日はどうされました?」
 俺『ああ、いえね先生、あれから気持ちがスッキリしたのか調子よくてですね、あ、そうそう、買っちゃいましたよ、あれ。あのー、バイブ。割と小さい奴で多分本当は肩とか背中・腰なんかをマッサージするんだと思いますが、結構、震えるんですよ。当てると直ぐにいっちゃいます、へへへ。』
先生「それはそれは、楽しそうですね。で?」
 俺『ああそれでね先生。勃起が戻ったんでね、しょっちゅうやってるんですよ、、、センズリ。(右手でシコシコ、センズリの仕草)そしたらね、最近、射精の時にここの付け根の付け根のとこ(ズボンの上から金玉の裏の股の所を押さえる)ここが痛いんですよ。』もちろん口実であった。
先生「おや、そうですか。いけませんねー。ちょっと診てみましょうか。」
 “やったー、そうこなくっちゃー”と思い、いそいそと自分から診察台に上がった。
先生「はい、ズボン降ろしてくださいね、あ、取っちゃいましょうか。ここに置いてください。」
 とデスク横の籠を指さした。下半身パンツになったところで、先生はゴム手袋をし診察台にやってきた。前回同様、パンツを降ろしてくれるのだが、俺は期待に満ち満ちていたので既に勃起していた。苦笑いをする俺に、
先生「ははは本当だ、元気になってますねー(と言って笑った)。ちょっと、足を広げてくれますか?ああ、パンツも取っちゃいましょう。」
 結局、俺は下半身裸の状態になった。足を広げると先生は金玉を上に持ち上げ、股の所を指で押さえて、
先生「ここですか?」
 俺『(アッと小さく吐息を漏らし)はい、そこの所です。』
先生「今はどうですか、痛いですか?」
 今度は、股のチンポの根元をグリグリとこねくり回した。
 俺『あんっ、先生、ちょっと感じるぅ、えへへ。あ、でも痛くないです。』
 前回の先生の股間の膨らみを知っているのでちょっと悪戯心が出ていた。するとそこへ、
先生「おしっこの出はどうですか?」
 俺『へ?おしっこ? まあ、若い頃に比べりゃー勢いはなくなりましたけど、普通に出てますよ。』
先生「いえね、男性には膀胱と尿道の付け根のところに前立腺っていうのがあって、射精のコントロールもしているんですよ・・・」
 と、壁に貼ってある解剖図みたいのを指差しながら説明を始めた。俺は下半身裸のまま診察台に腰かけて話を聞いていた。勃起は治まりチンポはだらんとしていた。
先生「で、ちょっと調べてみましょう。指入れますけどいいですか?」
 俺『はあ、よく分からないので、先生にお任せします。』
先生「では、台の上に今度は向こうを向いて横になって、上の足を向こう側に、下の足はこちら側に少しずらす様にしてください。あ、そうそう、そんな感じ。」
 そう言いながら、先生はゴム手袋のまま、指にゼリーみたいのをたっぷり付けて、俺の上側のケツの所謂ほっぺたを上に持ち上げ、肛門を開く様にして、指を突っ込んできた。俺はアッと声をあげ、思わず肛門を締め付けた。先生は一旦手を止めて、俺のケツをポンポンと軽く叩いて、その後摩りながら、
先生「ああ、力を抜いてください、楽にしてください。緊張しなくてもいいですよー。」
 再度、指が肛門に入ってきて、今度は段々奥に。でも、途中でどうしてもケツに力が入り、肛門を締め付けてしまう。
先生「んんんー、難しいですかねー。じゃあ、今度はこうしてください。うつ伏せになって、膝を立てて少し開いて、お尻を突き出す様にしてください。ちょっと、恥ずかしい恰好かもしれませんが、この方が力が入りにくくて上手くいくかもです。」
 先生自身の趣味じゃないかなーと思いながらも言われるがままにケツを突き出した。今度は先生、左手の人差し指と親指で俺の肛門を広げ、右手の人差し指を肛門に入れてきた。確かに、あまり力は入らない。
先生「ああ、いいですねー、その調子その調子。今、前立腺触ってますよー。あー、少し硬くなっている様ですね。でも心配する程ではないですよー。」
 俺は前立腺など触られるのは初めてで、もの凄い尿意を催した。さらに、気持ちいいんだか何だか、再び勃起してきた。
 俺『せんせっい!おしっこしたくなりました。』
先生「ああ、それは感覚だけなので、もうちょっと我慢してくださいー。」
 と言って、更に肛門の中をグリグリと指を回した。何故か、もう片方の手で俺の勃起チンポを握った。ハッと俺がビクつくと、
先生「あ、失礼。」手を離した。
 まあ、前回、先生にしごかれて射精した俺だから、別に恥ずかしい訳ではないが、先生の行動が俺の疑惑の念を更に掻き立てた。で、先生の股間を見ると膨らんでいた。
 俺『あー先生。ここ膨らんでません?』と俺は先生の股間を指差した。
先生「いや、何も。」
 と言って、くるりと踵を返し、サッと手袋を外して、デスクの椅子に座って勃起を隠した。濡れたタオルを宛がわれた俺は、自分で肛門とその周りを拭いて、ふりチンで先生の隣りへ行き、籠からパンツとズボンを取って履いた。その時、先生は俺のチンポをチラ見していた。
先生「今回も特に異常はみられませんでしたよ。前立腺は少し硬くなっていましたが、年齢のせいでしょう。あまり、心配することはなさそうです。様子みましょう。」
 俺『そうですか、安心しました。(含み笑いをしながら)また、何かあったら来てもいいですか?多分、来月辺りに。』
 先生は何故だか少し恥ずかしそうに、
先生「そ、そうですね。何かあったら、ま、また来てください。ここで診てあげますから。」
 場所まで指定して、、やっぱり、俺の目に狂いはなかった。
20/03/16 04:22更新 / 勇介

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