連載小説
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ムスコ・息子3
恐らく鍵は掛かっているだろうけれど、俺はこの家全ての鍵のスペアキーを作っていた。案の定、息子の部屋には鍵が掛かっていた。いつも掛けているのだろうか、、少し気になったが今は置いておこう。そう、俺はどうしても息子の性的志向が気になってしまい、申し訳ないが部屋の中をチェックすることにしたのだった。軍手をし何故だか帽子も被り、まるで犯罪者の様ないで立ち。部屋の中の物やレイアウトを変えてはいけないので静かに侵入した。在り来たりだがまずはベッドの下から物色。すると、いきなりブツはあった。それはなんと、ホモ雑誌:サムソン、無造作に3冊ほど置いてあった。なるほど、息子も男好きなのかー。嬉しいやら悲しいやら、何ともいえない感情が沸き上がってきた。そうか、結婚しないのも彼女ができないんじゃなくて、女に興味がないからなのか?いろいろと頭を巡った。速攻でブツを見つけたので少し時間を持て余した感があり、他の物にも目をやってみた。ずるとベッドサイドにTENGAやバイブなどオナニーグッズがいくつかあって、息子の夜の活動が手に取る様にみえてきた。若いな、少し口元が緩んだ自分がいた。

さて、息子が男好きであることは分かったが、次は、俺の事はバレているのかどうかだった。まあ、息子の男好きそのものも俺には大きな問題であったが、大分落ち着いて考えられる様にはなっていた。昨日のドア全開でのオナニーとパソコンのホモ動画は俺に見られたかったのか。だとしたらその意図は何か。。。俺は、やっぱり今夜の焼肉の時にさらりと切り出すしかないか、と考えていた。
20/03/03 18:50更新 / キラキラ親父
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