読切小説
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”チン” 体験
夏の暑い日、早めに退職し、時間に余裕ができた俺は、裏山の頂上にある小さな公園で日光浴でもしようかと、コンビニでビールと昼飯用にパンや魚肉ソーセージなど買い込み、天気も良く気温が高いにも関わらず出掛けた。
山の中腹に差し掛かると身の丈ほどもある雑草がびっしりと道の脇に育っていた。道なりに行くと公園までは少々回り道になり距離もあるし、ちょっと汗もかいてきたので、ふと、この雑草の林を突っ切ってショートカットできないものかと思い立った。ちょっと分け入ってみると、好天続きで乾いているし、とても綺麗だったので、突っ切ることにした。
ところが、入ってみると結構びっしりで奥深く続いており、なかなかタフだった。空を見上げると燦燦と輝く太陽、頂上まではまだ距離がある。ちょっと休憩しようかなと足を止めると、当然のことであるが自分の周り360度身長以上の草の壁。太陽がなければ方向さえも分からないくらい草の向こうは何も見えなかった。”おや?もしかしたら、ここでもよくね?” 日光浴の場所を頂上の公園と決め込んでいたが、今いる所も太陽はあるし、周りから見えないし、少し場所を確保すればくつろげそうでもあった。そうと決まれば話は早い、身の回りを少し足で踏み均して約1帖程のスペースを作った。
汗だくになったTシャツを脱ぎ、周りから見えないことを良いことに短パンもパンツ毎脱ぎ、靴、靴下も剥ぎ取り素っ裸になった。脱いだ服は汗で濡れていたが構わず枕にして横たわった。草のベッドでちょっとチクチクするが、その内慣れるだろうと思い、買ってきた缶ビールを温くなる前に栓を開けた。スマホで小さくBGMを鳴らし、くつろげるように雰囲気も作った。昼までにはまだ時間があったのでパンなどは食べず、ビールを飲んでほろ酔いになり、少し眠くなってきた。上から照り付ける太陽で汗びっしょりだったが、眠さが勝って少しウトウトした。

それ程時間は経ってないと思うが、頭の横でガサゴソと音がして目が覚めた。音の方に顔を向けると犬と目が合った。昼飯用に買ってきたコンビニの袋を漁っていた小型犬である。野良犬だろうか、でも、とても小綺麗で毛並みも良かった。腹が空いているのか手を差し伸べると怖がる様子もなく、尻尾を振って寄ってきた。ソーセージを分けてやると、美味しそうにアッという間に平らげ、次は何?と言わんばかりに目をギラギラさせて待っている。予想以上の炎天下、昼前には帰るかな、飯は帰って食べれば良いやと思い、パンも食べさせようと袋から取り出すやいなや飛びついてかぶり付いてきた。余程、腹が減っているのだろう。もう一つのパンは、ホワイトクリームがたっぷり塗られたちょっと甘めだったが、まあ、これも食べるだろうと袋から取り出すとき、何故か、犬や猫がチンポを舐めまくっている動画が頭をよぎった。ここは外からは見えない個室の様な所、ちょっと悪戯心が芽生えてしまった。

パンからクリームだけを袋に取り、パンそのものはコンビニの袋に入れてケツの後ろに隠し、犬を自分の股間の前に来させた。クリームをちょっとだけ亀頭の先に塗り、チンポを一気にガブッと食い千切られないように手で覆って、亀頭の先だけを犬の鼻元へ向けた。犬も状況が珍しかったのか、クンクンと匂いを嗅いで、恐る恐るペロッと舐めた。俺はアッ、と声をあげ、体全体がビクッと激しく痙攣した。ざらついた犬のベロの激しい刺激は、初めての経験でちょっとビックリした。犬の方もビックリして、ちょっと後ずさった。それでも初体験の刺激はとても気持ち良く、直ぐ様、次のクリームを亀頭に塗って、犬に差し出した。握っていた手を少しずらし、亀頭全体を露出した。犬も状況が分かってきて亀頭をペロペロと舐めるだけであった。ソーセージなどの食べ物と生身の身体の一部であるチンポとは違いが分かる様で噛みついたりはしなかった。安心した俺は、残りのクリームを全部、チンポ全体そして金玉にも塗り付け、仰向けに寝そべった。犬は腹に乗ってチンポ全体を舐めたり、股座から金玉を舐めたり、無邪気に股間を貪っていた。それはもう体がくねる程、気持ち良く、オオオオオオオ―っと声を殺して全身で感じていた。先走り汁も出ていたと思うが、関係なくそれもしゃぶっていた。舐めまくられたチンポはギンギンで、もう限界に近かった。ちょっとだけ袋に残っていたクリームを再度亀頭に塗ったら、すぐに舐めてきて、それが決定打となった。あああああああ、と声を上げながら、激しく大量の精液を腰を使いながら放出した。野外だったこともあり、何も気にすることはなかったので、派手にそこら中に射精してしまった。犬は相変わらずチンポを舐めていたが、射精直後の超敏感な亀頭、思わず犬の頭を遠のけて腰を引いた。キョトンとした犬の顔を見ると、口の周りを舐めて掃除していたが、鼻の上に精液が白く掛かっていた。それが愛嬌のある顔でとても可愛かった。
最後に残っていたパンを犬に与えて、食べている間に、持ってきたタオルにペットボトルの水を含ませ、股間を拭いた後、服を着てその場を離れた。偶然に現れた犬のお陰でとても気持ちの良い稀有な体験ができた一日だった。
23/05/22 12:00更新 /

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