読切小説
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52歳、男デビュー
妻、子供二人、ごくごく普通の会社勤めの52歳。子供たちも早くに結婚し、親元を離れ独立。したかと思うと、妻はガンを患い俺が48の時に他界。しばらくは抜け殻の様な生活をしていた。これではいけないと、仕事に没頭することで寂しさを紛らわそうとするも、時折、ボーっとすることもあり俺が50歳の頃、子供たちは、”母さんが亡くなってまだそんなに経ってない時に言うのは不謹慎かもしれないけど、親父もまだこれから先は長いんだし、もし、いい人がいたら再婚っていうのもありなんじゃない。俺達の事は心配しなくていいから、親父のいい様にやればいいよ。” と言ってくれたが、俺には再婚とかの考えは全く無かった。
仕事に専念していたことが評価されてか52歳になって直ぐマネージャーからディレクター、所謂、部長に昇格した。そんなある日、隣りのセクションの部長歴8年の58歳、早川部長と一緒に財務経理・マネジメントの一泊二日の外部研修に参加することとなった。早川部長とはマネージャー時代から管理職会議とかでちょくちょく会っていて良く話はしていたので気は楽だった。

俺 『いやー、今回の研修は結構タフですねー。』 一日目の終盤に根を上げそうになった。
早川 『確かに。部長クラスの研修は初めてじゃないけど、今回のはちょっときついね。』
俺 『へー、”ベテラン部長”でもそうですか!』
早川 『おいおい、おちょくらないでくれよ。それより早く旅館に行って休みたいよ。』
宿泊は参加者が各自手配することになっていた。研修会社に頼めば取ってくれるみたいであったが、今回は早川部長が手配してくれた。研修場所から車で3、40分の所だった。

俺 『へー、早川さん、こんな小洒落た温泉旅館なんかも知ってるんですね。』
早川 『研修中は夜に飲み歩くわけにはいかないから、飲み助の俺にはこういう所に缶詰にされるのが一番いいんだよ。朝晩の飯の心配は要らないし、温泉にでもゆっくり浸かって疲れを癒せる。その代わり、市内のビジネスホテルにそれぞれ泊るくらいの経費でいかないといけないから同室になるけど、、いいよな。』
俺 『あー、もー、そんなの全く問題無しです。そういうのも温泉旅館ならではの風情がありますしね。』
市内から少し外れた所にあるこじんまりとした旅館で平日でもあったので客は多くはなかった。食堂で鱈腹食って飲んで、今日の復習でもやるか、と言って部屋に戻ったものの、また、缶酎ハイを取り出して、飲み直しだ!って、復習する気、、なし。。。
俺 『いやー、結構、飲んじゃいましたね。。明日、大丈夫かな。。』
早川 『そうだな、明日もあるしな。まだ、温泉、やってるだろ、サクッと入って寝るか!』 と言って、一緒に風呂に行った。

体を軽く洗い、湯舟に浸かって、ちょっと浴槽の淵に腰掛けて休んでいたところに早川部長も湯舟に入ってきた。
早川 『そうそう、晩飯前に入った時に思ったんだけど、結構いいもの持ってるよね。キンタマもでっかいし。。』 と言いながら、俺の広げた足の間に寄ってきた。『ちょっと、触ってもいいかな?』 と、俺の股間に手を伸ばしてきた。
俺 『な、何言ってんですかっ、男同士でっ!恥ずかしいしっ!』
早川 『なあに言ってんだよ、男同士だからいいんじゃないか! 誰もいないし。』
と、すぼめようとした俺の両膝を両手でガっと広げて、俺のキンタマを下から持ち上げながら触ってきた。
早川 『おおおー、重量感あるなー。また、この竿も、立派だこと。。こりゃあ男の世界だとモテモテだな。』
”男の世界”??、初め意味が分からなかったが、よく考えるとそれは”ゲイの世界”と言う考えに辿り着いた。そうこうしている内に触られ続けた俺のチンポはフル勃起していた。早川部長は、おーすっげぇっ!と言って、パクっと俺のチンポを咥え込んだ。
俺 『わあっ! 何をっ!』
仰け反った俺は浴槽の淵から後ろに転げ落ちそうになったが、早川部長の首に抱き付く形で危機一髪で転落を免れた。が、俺に抱き付かれた勢いで早川部長は俺のチンポを根元まで一気に咥え込む状態になり、俺の勃起チンポの先っちょが部長の喉深く突き刺さった。ゲボッ、ゲボッ、嘔吐きながら俺のチンポを外した。
俺 『あ、すみませんっ! っていうか、何してんですか急にっ! 危うくズッコケるところでしたよ。』
早川 『いや、失敬、失敬、ウグッ、、あまりに凄かったので、つい。ウー、フー。。』
文句を言ってはみたが、ソープなど行かない俺はチンポを咥えられたのは男女通して初めてだった。一瞬ではあったもののその感触はとても気持ち良いものであった。

そんなこんなで取敢えず部屋に戻り、明日の準備をし、寝支度をして眠りについた。
とはいえ、今日の出来事は俺にとってはあまりにも衝撃的でもあり、咥えられた時の感触も忘れられず、思い出すとまたギンギンになった。早川部長は眠ってしまったのか静まり返った夜中であったが、自分で出そうと思い部屋の浴室に移動して、静かにシコシコと始めた。と、早川部長がトイレに行く音が聞こえた。
俺 『あ、起こしちゃいましたか? すみません。。。』 と、浴室から声を掛けた。
早川 『お、何やってんだ?』 いきなり浴室のドアを開けた。俺は、あっ、と腰を曲げるようにして後ろを向いたが、勃起チンポはしっかり見られた。。
早川 『え? せんずりしてんのか?』
俺 『あ、え、まあ、今日、、いろいろあって・・・ すみません。。』
早川 『すみませんじゃないよー。俺が手伝ってやるよおー。』 浴衣をハラりと脱いでパンツ一丁で浴室に入ってきた。
あ、いえいえ、そんな、いいです、いいです、と口では抵抗していたが、体はしっかり早川部長の方へ向けていた。部長は両手で俺のキンタマを包み込み、ゆっくりと亀頭を咥え込んでいった。俺は、ああーー、とその感触に酔っていった。チンポの根元まで咥え込んだ時、部長は俺を浴槽の淵に腰掛けさせ、両手は壁側の淵へ持っていき、腰を突き出させ大股開きの態勢になった。
ゆっくりとゆっくりと唇を上下させ、俺は終始、ああああーーーっと声を漏らしていた。部長は、おーすげぇー、すげぇー、を繰り返しながら唇から唾液も垂らす程フェラに没頭していた。だんだん佳境が近づいてきた俺は、
俺 『あーーーっ! 出そう、出そう、いきそうですっ! 早川さん、いきますよー! このままでいいんですかーっ?』 部長は、ウンウンと首を縦に振った。
早川 『おー、いいよいいよ、いっちゃいな。キンタマもチンポの根元まで競り上がってるよ、すっげぇー!』
部長の両手は俺のチンポの根元を握り、口の上下運動のスピードも速くなってきて、俺は限界を迎えた。ああああああーーーーー!!!!!ウっ、グッ、グゥウウー、ググッ、と声を押し殺して、大量の精液を部長の口の中へ放出した。
部長は一旦は口で受けたものの、精液は風呂の洗い場の排水溝のところに吐き出した。
早川 『おおー、いっぱい出たな。すっげーよ。』
俺 『ちょっと溜まってたんで、、お恥ずかしい・・・。 あ、早川さんは出さなくいいのですか? 大きくなってるし、パンツ、染みてますよ。』 
早川 『あ、俺は今日はいいや。また、今度、お願いするよ。さ、シャワーで洗って。早く寝るぞ。』 と言って部屋に戻った。

じゃあ、おやすみなさい、とお互い直ぐ寝れるわけもなく、いろいろと話しをした。
俺 『早川さんが言っていた”男の世界”って、こういうことだったんですね。ということは、早川さんもゲイなのですか?』
早川 『俺は女房子供がいるから厳密に言うとバイかな。30歳くらいから男を覚えたよ。実は山下君(俺)の事は前々から気になっていて、今回の宿泊付きの研修はとても嬉しかったんだ。』
俺 『えー、そーだったんですか?!だから、旅館で同室だったんですね。』
俺も早川部長はとても憧れの人で悪い気はしなかった。で、いろいろとバイを含めゲイの人が集まるサウナとか、チャットとかの存在を聞いたり、どこそこでこんな事があったとか経験談も聞いた。

こんな事があってから我々は、時々、二人で食事をしたり、たまには裸でじゃれ合ったりするようになった。 遅咲きではあるが俺も52歳で男デビューした、といっても過言ではないかな。。。これから、どうなるんだろう??
22/06/20 13:48更新 /

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