読切小説
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3年振り(2)
長くなって分けました。誤字脱字、文法や表現の不均一はお許しを…。

一階の休憩室で再びタバコで一息ついていると、まだ先ほどの親父さんが座っていました。入口を上がるとすぐ受付、そのすぐ奥がロッカースペース、その奥に休憩室があるので、受付の店員さんが“いらっしゃいませ。”と言うのも聞こえてきます。

親父さんは新規の客さんが着替え出すと、休憩室とロッカースペースを仕切るカーテンを小さく捲り、覗き込んでいました。なるほど、もう誰かと何回戦か済ませたお相手じゃなく、しかも好みのお客さんが来るのをずっと待ってるんだなぁと思いました。自分もかっては一晩で数人と遊んだ頃もあったけど、タチかウケをしっかりこなしたら一度で満足しちゃうよな。と年齢を感じながらも、タチなら他の穴も試したかったり、ウケなら挿入が不完全なのか途中でギブアップしたりと、結局数人とは遊ぶよな。と自分の淫乱さを苦笑いで認めていました。

まぁ、ここで観察しているのも一興ではあるものの、やはり自分のモノも慰めたいので、さっきと同じ所に座って人のセックスを見学して、終えた二人が揃って移動したので、空いたスペースで寝待ちに入りました。一応タオルの面裏でタチウケを示すそうなんですが、いかんせん暗く色わかんないだろうと思いながらも、寝待ちするんだからウケ表示でいいなと思いました。

背格好や短髪のお陰で手は伸びて来るんですが、いずれかの時点で親父だとバレるようで、スッと引き上げられを繰り返した後、チビデブな感じの40、50代あたりのあんちゃんが積極的に攻め出してくれました。キスが好きなようで自分の上に乗って、仕切りに唇を重ねてくれました。尺も上手く、このまま抜いて貰ってもいいかなとは思いましたが、せっかく攻めてくれてるんからこちらからもと、今度は自分が上になり、ふくよかな腹を撫でながら、あんちゃんのチンポを尺り出しました。久しぶりの人様の生チンポに興奮しながら、溢れる先走りを味わったりしていました。

尺られながらあんちゃんが、自分のケツを引き寄せ、指を穴に沿わせて来ました。“そうなるよね。”と一瞬の躊躇はあったものの、入れたがる位ならオイル位は持ってるだろうし、ゴムがなくても、抱いた感じ肌は綺麗だし、何より気持ち良いので、ケツを捩り“入れて。”の意思表示をしました。

気を良くしたあんちゃんが攻守を戻し、自分の穴を舐め出してくれたのですが、良いのはここまででした。そりゃあんちゃんにとっては、すでに何本か咥えて、すぐにでも挿入できる穴を思ったのでしょうが、実際は3年以上振りの蜘蛛の巣穴。オイルを持ってなくて唾液だけで解そうとされてしまうと、一々激痛を感じる羽目に…。一本でけでも太い指を奥まで突っ込まれた時にとうとうゴメンナサイをする事になってしまいました。

お相手は悪くなく、悪いとしたら自分なんで、“悪いことしたなぁ。"なんてトボトボと休憩室に行きました。もう親父さんは諦めて帰ったか、気に入った人を追いかけたのか、別の人が一人いました。自分と同じ位だけど、ゲイバーにでも行けば、モテるだろうにそれでもハッテン場に来るんだね。なんて見つめすぎない程度に横顔を拝みました。

それなりにハッテン場の空気は吸えたし、もう帰ろうかな?でも抜いてないからなぁ、二階の暗闇で誰かのチンポ尺りながら、自分でシコって抜いても良いなぁと、気になる人を休憩室に残してまた大部屋に行きました。もちろんその彼が感触良ければその場に留まったかもですが、一度目が合い、すぐそらされた事で諦めていました。ハッテン場では妥協と諦めは自分にとっては必需です。

大部屋には行ったものの、時間も遅くなっていて、済ませて帰れる人は帰り、済ませたけど、帰らず朝を待つ人の寝息も増えていました。誰かれなく徘徊してるのでまだチャンスはあるかもですが、今回はここまでと、空いた場所に横たわり、自分のチンポを扱いて抜いて帰ろうとしました。するとすぐに人影が入って来て、足元に跪き自分の太腿を摩り出しました。“ラストチャンス。”とばかりにどんな人かわからないのに、太腿を摩る手に自分の手を重ねました。自分の横に片肘つく姿勢で横たわり、自分の乳首を触り出して来たので、片手は乳首を触る手に、彼側の手は彼のチンポを握りました。

その時、彼の特徴的なアクセサリーのお陰でさっきの休憩室の彼だとわかりました。彼がこちらをどう見てるかわかりませんが、途中で気付かれて去られたらそれまででいいし、それまでは楽しもうとテンションは上がりました。自分が乳首が感じる事に気付いた彼は、上になり左右の乳首を交互に優しく吸ってくれました。その内体を上にずらして、彼は僕の顔を見つめているようです。やっぱりさっきのオヤジだとバレるかなと思いながらも、誤魔化すのに唇を近づけると答えてくれてしばらくベロチュウを楽しめました。

程なく彼が仰向けになったので、迷わずチンポにしゃぶりつきました。やはり彼も自分の穴を撫ぜて来たので、穴好きな人増えたんだなぁ、て思いながらも、またさっきみたいになったら嫌だなとも思っていました。しかし同年代のタチだけあって、ガサガサ、ジーッと小物入れからオイルを取り出していました。僕を69の姿勢に誘ってから、じっくりと穴を解してくれました。チンポをしゃぶりながら、あぁもうすぐこれに犯させれるんだ、彼ならゴムなくても、いやむしろ無い方がなんて淫らでいると、尻をポンポンと入れさせての合図が来ました。自分が状態を起こすと、彼は仰向けのままたっぷりしゃぶられてギンギンのチンポにゴムを被せ、おいでと言う手招きの後、自分のチンポに手を添え垂直にさせました。

優しい彼は僕が跨ろうとすると、ストップをかけ、穴にオイルを追加してくれました。ここで焦ると痛くなってしまうのを経験上知ってる僕はゆっくり、自分の手で広げながら、最初の門に亀頭を迎え入れました。何度か抜き差ししてオイルを追加して彼のチンポは全部僕の穴の中に収まりました。彼は僕にタイミングは任せてるようで、まだ動かさないのですが、たまにビクビクとさせてくるので、その度尿道をジュワッと何かか通るのを感じました。

そのまま騎乗位で彼のチンポを感じて腰を振っていたのですが、何かしらの汁でベトベトになるにつれ僕のチンポは萎えてしまいました。僕がイッタと思ったのかどうかはわかりませんが、僕の顔を引き寄せキスをした後、小声で上から掘って良い?それにゴム外したらダメかな?と聞いて来ました。

この状況ではそれは反則技なんですが、逆らいようもなく頷いていました。

足を抱え込んで掘る彼は正上位が得意なのか、さっきよりより深く中まで突っ込まれてる感覚でした。穴の表面が彼のチンポの付け根のイン毛に擦られるのも感じるくらいでした。

セッセと腰を打ち付けながらも、キスや乳首に吸い付いて来てくれる彼に、よく聞く女にされると言うのはこう言う感じなんだろうなと思いました。

射精感はないけど、何度もジュワッと何かか漏れ出すのを感じた僕が少しグッタリし出した頃に、あぁ行きそうだ、外に出せばいいかな?と彼が聞いて来ました。

これも反則技ですね。即答で中で…。と僕。

ほんとに良いのとは言いながら、打ち付けを強める彼。あぁ、良いっ、イクイクと基本的には無言だった彼が声を出しました。

グッタリ僕の体に沈む彼を暫く抱きしめていました。

程なく起き上がり、ゆっくりチンポを引き抜きました。えーいままよとお掃除フェラもしてしまいました。最初のシャワーで一応洗浄はしたけど、時間経ってるから汚れてないかな何て思う余裕があるのが不思議ですね。

23/01/18 00:14更新 / TK

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