読切小説
[TOP]
得意先の担当者 2
あれから1週間が過ぎたが最終の打合せをしないといけないのでアポイントの連絡をした。
俺:『お忙しいとこすみません。次の詳細打合せの件ですが、お時間取れる日はございませんでしょうか?』 敢えて先日の事は触れないままにした。
高畑:「すみませんね、ちょっと忙しくて。来週の金曜日なら午後大丈夫ですが。」
俺:『あ、ありがとうございます、では、15時で。で、今度は私が食事を準備させていただきたいのですが、そのおつもりでお願い出来ますでしょうか。こないだみたいな料亭って訳にはいきませんが・・・ あ、それから、先日、ボールペンを忘れていませんでしたでしょうか?』
高畑:「はい、ありがとうございます。金曜日はそのつもりにしておきます。あの高そうなボールペン、関さんのだったのですね、わかりました、次のMTGの時にお持ちしますね。」
俺:『ありがとうございます。では、よろしくお願いいたします。』

当日、MTGはスムーズに進み、おおよそ全体説明会への目途がついた。
俺:『ようやくまとまりましたね。全体会議の時はウチの部長はじめ関係者も出席させていただきますね。じゃあ、食事行きましょうか。』
高畑:「そうですね、頑張りましたね。6時半にロビーにしましょう。」
車で5分の居酒屋に着いた。
俺:『前回より大分見劣りしますが、取敢えず個室を取っています。』
高畑:「いえいえ、ゆっくり食事ができれば場所はどちらでも。じゃあビールで乾杯といきますか。」
俺:『高畑さんって昔から男も、その、何と言いますか、いけるというか、大丈夫だったのですか?』
高畑:「前も言いましたがあまり言葉に気を使わなくていいですよ。関さんって秘密は守れますかね、というかそう思ってお話しますが。。ウチの高柳部長いますよね。私が建設会社から彼に引き抜かれた時、私の夫婦関係は既に良くなかったので、相談というよりかいろいろと話を聞いて貰っていたのです。そんな時、札幌に研修で一緒に出張した事があって、私が、、先日の関さんみたいに酔っぱらってしまって、、失敬。。そしたら、ホテルは同室だったので彼に裸にされて、、初めての経験をした、という訳です。つまり、高柳も男色系だったのです。」
俺:『そうだったんですか。。恰幅が良いですもんね高柳部長さん。』 意外な人が出てきたので何と答えたら良いか分からなかった。
高畑:「すみませんね、こんな話、気持ち悪いでしょ、ウチの部署には変なのばかりで。」
俺:『あ、いえいえ、実は私、、これ、、、高畑さんだからお話できるんですけど、あれから、あの時の事が、シチュエーションもそうなんですが、あの快感というか気持ち良かった事がずっと頭から離れないのです。どうなっちゃったのかな、と思うくらいです。』
高畑:「あ、それ、私が高柳と初めて関係を持った時と同じみたいですね。もしかしたら、目覚めてしまって、、、元に戻れないかもですよ。」
俺:『え? 目覚めたって?! 元に戻れないって・・・やっぱりそうですか。。私もいろいろネットで調べてみたりしたんですよね。。。でね、で、家には今日は出張と言って出てきたんですよ。』
高畑:「あ、大きな出張カバンの様な物をお持ちだったので、出張から戻ったその日にMTGや食事とか大変だなーと思っていたんですよ。これからですか。じゃあ、この後移動されるんですね。どちらに行かれるんですか?」
俺:『いえ、出張というのは口実でカバンはカモフラージュです。』
高畑:「え?どういうことなんですか?」
俺:『あのー、あの、その、この食事の後、高畑さんの部屋に行けないかなー、とか思ったりして、、なーんてね。』 恥ずかしかったので、ちょっとお道化てみた。
高畑:「え、私は良いですが、、、そういうことなんですね。」
俺:『はい。』 何だかしっかり確認されたみたいだったが、こちらもはっきりと答えた。

高畑さんの部屋に着いた。何かその時を待っている様でちょっと微妙な雰囲気だった。
高畑:「コーヒーでも淹れましょうか。」
俺:『酔いを醒ますには良いですね。朝はマックにでも行きましょうか。』 何となく、話を逸らしている。
高畑:「これ飲んだら、ベッドに移りましょうかね。」 ゴングが鳴った。
俺は全くの初心者だから、まずは彼にリードを任せた。お互いスーツの上着はハンガーに掛け、ズボンも脱いだ。彼はそっと近づきYシャツの上から抱きしめた。キスをしてきたけれど、キスはちょっと抵抗があったので顔を背けたら、それ以上は強要しなかった。ゆっくりとシャツを脱がせ、肌着の上から乳首にキスをしてきた。それには俺も堪らず、アンッとなった。彼はトランクスだけになり、俺の肌着を脱がせ、ベッドに寝かせた。そして、優しく乳首にキスをして、舌先でツンツンと弾いた。アッ、アーーーッ、とても感じる。彼もトランクスは履いているが俺の太ももに彼の物が、硬くなった彼の物が当たっている。あっ、やっぱりこの世界にどっぷりとハマりそうだ。俺のも段々大きくなってきた。彼の手が腰の辺りに下がってきた。そして、そのまま俺のトランクスに手を掛けた。俺は脱がせ易い様に腰を浮かせた。脱がせながら体を下にずらしていって、彼の顔が俺のチンポの所にきた。俺の胸はドキドキと高鳴っている。全裸になり、8割方勃起した俺の亀頭に優しく唇を被せてきた。あーー、いい、この感じ、とってもいい。亀頭だけをスッポリと口に含み、舌で亀頭の裏辺りを舐めている。あああーーー、気持ちいいーー、堪らない。前回は初めてだったし酔っていて寝起きという事もあり何が何だか分からなかったが、今日は落ち着いて雰囲気も快感も感じ取れている。あー、亀頭に纏わりつく舌の刺激が柔らかくまったりとして凄く気持ちいい。体はじっとしておれないくらいである。口の中で舌をどうやっているのか分からないが途切れることなくソフトな刺激が堪らない。完全にフル勃起した俺のチンポを絶え間なく愛撫し、俺の意識は股間に集中していた。いつの間にか、彼も全裸になっていた。そして少しづつ上にあがってきた。また、乳首攻めかなと思ったが、何やら自分のお尻に手をやっていた。そのまま俺に馬乗りになり、俺のフル勃起しているチンポを握り、肛門へと誘導した。”え?アナルに挿入?そんなのしたことないない!どうやるの?え、このままでいいの?” いろいろと思いが頭を巡った。
俺:『高畑さん、俺、そ、そんなことしたことないです。どうすればいいですか?』
高畑:「分かってますよ。そのまま、そのまま、私に身を委ねて任せてください。」
あっ、亀頭が肛門に当たった。ヌルヌルしている。そうか、さっきはオイルを塗っていたんだな。ああっ、ああ、入っていく入っていく。男の穴に入っていく。おおおっ、ヌルっと入った!
高畑:「あんっ、大っきいっ。ああああー−、いい、いい。」
彼はゆっくりと体を上下させた。肛門の締め付けがその動きに合わせて俺のチンポ全体を上に下に行き来する。あああー−、いいー−、気持ち良い。頭の中はチンポのことで一杯だった。ふと気が付くと、俺の腹の上に彼の勃起チンポが天を仰いでいる。俺はまるで操縦桿を操作する様にそのチンポを握った。自分のものでないのに何だか不思議な感じで、同時に自分のチンポもより感じていた。俺は彼のチンポを握った手で上下に愛撫した。俺も少しづつ要領を得てきて、彼の動きに合わせて腰を上下した。ああー、いい感じでお互い昇り詰めてきた。
高畑:「ああっ、凄い、ああー、いい、いいー。あっ。」
俺:『高畑さん、俺も、俺も、いきそうです。ああっ、だめっ、ああっ。』
高畑:「あああー、いくっ、いきますよっ! ああー−−−−!はっ、はっ、はっ。」
彼が俺の握った手から白液を俺の胸元に激しく放出した。その痙攣と共に肛門がギュッ、ギュッと締め付けられ俺は、
俺:『あああああああああっ、いくぅー、いくっ。はあんーっ、くっ、くっ。』 堪らず彼の中に結構大量の精液を吐き出した。
しばらくお互い硬直していたが、ちょっと間を置いて、彼が俺の上に倒れこんだ。胸と胸の間で彼の精液がヌメッとなった。と同時に俺のチンポが彼のアナルからヌルっと抜けた。その上に俺の精液が垂れてきた。何だか体全体がヌルヌルして新しい感覚だった。

お互い仰向けになり、ようやく落ち着いてきた。
俺:『初めてですよ、自分のものをアナルに入れるなんて。』
高畑:「まあ、そうでしょうね。どうでした?気持ち良かったですか?」
俺:『はい。特に肛門の締め付けが半端なくて、とても気持ち良かったです。』
高畑:「なら良かった。ウケは相手の人が気持ち良くなってくれるのが一番嬉しいのですよ。もちろん、自分も気持ち良いですよ。でも、まずは自分より相手なのです。」
俺:『へー、そういうもんなんですね。』
高畑:「今夜はどうします? 泊まれるんでしょ?」
俺:『あー、そういう状況で最初はそう思っていたんですが、何となく、、、泊まるのはよしておきます。』
高畑:「そうですか、無理にとは言いません。じゃあ、次は全体会議ですね。日程を調整して、ホテルの会議室を取りましょうかね。どうせ、その後、懇親会になるでしょうから。」
俺:『はい。こちらも出席者の日程調整して、候補日をいくつかお伝えしますね。』

仕事の打合せも済ませ彼の家を出た。”色んな事があって整理できないが、確か、高柳部長もこっち系だと言ってたよな。” 妙に高柳部長のでっぷりとした腹が気になってしまうのであった。”こういうのって、いつかは広田部長に話さないといけないのかなー。いや、絶対に出来ない話せない。”(終)
25/10/25 13:27更新 /

TOP | 感想

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c