読切小説
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揺れる心 2
付き合っている人がいる俺は湯川さんとの出来事は忘れなければ、、と思っていたのだが、思えば思う程、股間が熱くなるのであった。そんな時、湯川さんからまた何ヶ月か東京にくる、とのメールがきた。やっぱり、どうしてもまた行きたくなり、連絡して行くことにした。それまでは禁欲してたっぷり溜め込んでウキウキしていた。

その日がやってきた。時間は10時半。前回同様、食べ物を適当に、それとワインを今回は2本、1本は湯川さんにお土産として買っていった。
ワクワクしながら玄関のドアのベルを鳴らすと、「はーい、開いてますのでどーぞ。」とインターホンから湯川さんの声。ホイホイとドアを開けると革靴が一足、あれっ?湯川さん今日仕事なのかな、聞いてなかったけどな、などと思いリビングのドアを開けながら、
俺『こんにちわー。湯川さん、今日、仕事なんですかー? ぅわっ! お、、、お客、さ、ん ??』
湯川『やあ、松田さん、ご無沙汰。あ、ビックリさせて申し訳ない。こちら私の学生時代からの友人なんですよ。』
俺『え? お客さんだったんですか? え、俺、お邪魔でしたか・・?』
湯川『あー、いやいや、とんでもない。実は松田さんが来られる直前、さっき、突然、ピンポーンって鳴って、休日なのに長野から仕事で来たんだけど急にキャンセルになったらしく、門前払いも何なんで、じゃあ一緒にワイワイやっちゃおう、と思った訳ですよ。』
俺『あー、そー、ですか。。』
お客さん『あ、初めまして。こんな格好でアレですが、清水建設の清水です。』と、丁寧に名刺を差し出しながら挨拶をしてくれた。
俺『え!清水建設の社長さん?!』
清水『あっ、あの、清水建設とは全く別物の会社です、はは。』
あ、合同会社ね、あー、ビックリした。仕事だったからスーツで来たのかな、湯川さんから例の短パンとTシャツを借りて着ていた。でも、背丈は俺とかわらないもののとても恰幅が良く、短パンも俺と違って少しピッチリな感じ。ちょっと、モッコリが気になる。。
俺『あ、お、俺、いや、私、全くの遊びだったので名刺とか、な、なくて。。。あ、松田と言います。あ、さっきから湯川さんがそう呼んでましたね、ハハハ、ハハハ。。』 なんか、突然の状況にちょっとドギマギしてしまった。

状況も分かったので取敢えず3人でランチしながらワイワイやることにした。ただ今日は、禁欲してたっぷり溜めて来ていたのに、湯川さんとの絡みは無しかー、と残念だった。
清水さんは何でも湯川さんが東京で仕事始めた頃から、たまに仕事の事で相談に来ているらしい。今回はそれではないようだが。。。清水さんもいくつか弁当など買ってきていて、テーブルは結構豪華になった。まずはワインで乾杯し、熱帯魚観賞しながら、あれこれと他愛もない話しに花が咲いた。清水さんもゴルフが趣味とのことで、今度、3人でプレイしようと盛り上がった。
ただ、テーブルをちょいちょい片付ける湯川さんと清水さんの連携の手際良さにちょっと嫉妬を感じた。とは言いながら、今日は湯川さんとの絡みがないという事からか、お酒に気がいっちゃって、ちょっと酔っ払い気味になってしまった。
俺『そーですよね、秋口に一度ゴルフ、企画しましょうかね。。あ、ちょっと、しっこーゆうよ!』
湯川『古いなー!』   清水『あはははは。』
戻ってくると、二人がまたテーブルを整えていた。嫉妬。。。なので、酔っぱらった振りして(実際、酔っぱらっていたのだが・・)、清水さんの隣りにピッタリとくっつく様に座った。
俺『そうそう、それれね、こないら、ロングで超珍しく2オンしたわけれすよ、そう、イーグルチャンス。9mはありましたけろね。もちろん、外してバーディれした、ばははははー。。ふぅー。』
湯川『清水さん、結構、気に入られましたね(笑)。でも、松田さん、酔ってますねー。』
清水『大丈夫ですか、松田さん?』
湯川さんにお土産で買ってきていた2本目のワインも空いていて、殆ど、俺が飲んでいた。。
俺『なあに言ってんれすかー、らいじょうぶれすよー。でね、ぼくはね、、ひみずさんのね、、、。』 グー。。。。
清水さんの股間に顔を埋めながら寝落ちしてしまった。。。
湯川『あーあ、松田さん。あー、駄目だ、寝ちゃった。、じゃあ、向こうのベッドに寝かそう。』
と言って、清水さんと二人で俺を抱えて、隣りの寝室のベッドに寝かせてくれた。。。らしい。

夢を見ていた。若い頃、上司に連れられて行ったことのあるソープらしき所の部屋、俺は既に真っ裸でキョロキョロしていた。突然、ドアが開いて、何故か70代くらいのオジサンが褌一丁で入って来た。俺の身体を洗ってくれて、あー、気持ち良い。その内、ベッドに寝かされてチンポをしゃぶられた。これまた気持ち良いー、とその時、ふと目が覚めた。でも、何だか気持ち良い。気が付くと、ズボンはパンツ毎脱がされ、Tシャツは胸まで捲られ、胸元に誰かの顔があり乳首を舐めていた。咄嗟に状況は飲み込めず、
俺『うわっ! 何! 何だ、何だ!』 と起き上ろうとした時、乳首を舐めていた人が右手で俺の口を塞いだ。湯川さんだった。
そっか、俺は湯川さんの所に来ていたのだった。飲み過ぎて寝てしまったのか。。酔いは覚めて、頭はスッキリしていた。おっ、股間も気持ち良いぞ。もう一人、俺の両足の間に体を置き、下からチンポを咥えていた。え?何?清水さん??えっ?なんで? また、起き上ろうとする俺を湯川さんが口を押さえながらTシャツも剥ぎ取り、
湯川『大丈夫だから。』 と。
湯川さんの頭越しで良くは見えなかったけど、屈んでいる姿が丸っこくて恰幅の良さが露骨に表れていた。え?何、何?清水さん、お仲間の人?え?どーゆーこと? 今一つ、呑み込めていない。それはそうとしても、(きっと)清水さん、、、の尺八、チンポの根元まででなく半分くらいまで咥えて、亀頭を中心にレロレロレロとしているのだろうか、その何とも言えない連続的な微妙な快感が俺の身体全体に伝わり、アッ アッ アッと小さな吐息が漏れていた。時折、チンポからキンタマ一つ一つを咥えて同じように舌でレロレロとしつつもフル勃起チンポのヌルヌルの亀頭を右手で優しく撫で回す。これがまた気持ち良く、身体に力が入る。それと、湯川さんの乳首の舌先攻撃で、アンッ アンッと大きめの声、そして、ハア ハアと呼吸、その三つが入り混じって俺はアンッ ハア アッの繰り返し、腰がクネクネと一時もじっとしておれなかった。

少し落ち着いた俺は、他の2人はどんな状況なんだろうと思い、左手にいた湯川さんの股間をまさぐった。湯川さんも全裸になっていてチンポは半立ちだった。相変らず存在感のあるチンポだった。先っちょが少し濡れていた。俺の愛撫で湯川さんはアッと声をあげ、その状況を悟った清水さんは、自分も俺のチンポは咥えたまま、体を俺の右側に移して、横から愛撫を続けていた。俺は興味津々で清水さんの股間に手を伸ばした。ぅうわっ、でっかい!長さは俺と然程変わらないのだが、太さが違う!恰幅のいい体に合わせるかの様に兎に角太い。手のひらで亀頭を包み込むのがやっとである。清水さんも先っちょがヌルヌルしていた。俺の指使いで感じているのか、俺のチンポを咥えたままフゴフゴ言っていた。清水さんのキンタマも触ってみた。ぅわー、玉もでっかい!両手で包んでやっとな感じ。あっ、二人のチンポを触っていたら、こちらの快感が急に佳境に昇り詰めてきた。あっ、やばい、やばいっ。チンポと乳首から全身に快感が走っている。両足は開いたり、つま先を突っ張ったり、膝を曲げたり、アッ アッ アッっと身体がよじれる。俺の様子を察知した清水さんは、また、両足の間に体を戻し、俺のキンタマをそれぞれの片手でギュッと握り、チンポを咥え、今度はさっきまでと違い、唇を大きく上下に動かした。その度にチンポ全体がビクンビクンと脈打った。
俺『ああああー、もう、だめ! あー、いきそうっ、いきそう!  いっちゃう!!』
清水さんも動きを速めた。禁欲していた俺は我慢が続かず、ああああああああーーーーっ!と腰を突き出し、フッ フンッ フンッ グッ グッ フッ アー フンッ と、いつもより多くの発射を、それも清水さんの口の中へ放った。清水さんはそれをゴクン、ゴクンと飲み干し、こぼさない様に最後の雫をきゅーっと吸い上げる様にして、すぽっとチンポを外した。そのタイミングで俺はまたアンッと声を出した。射精直後の敏感な亀頭には刺激的過ぎた。二人からの長い攻めがようやく終わり、はあ はあ はあと荒い息遣いが続いていた。程なく、三人で川の字に仰向けになって、
湯川『松田さん、いつもよりたくさん発射したんじゃないですか?(笑)』
松田『いやー、今日の為に禁欲して溜め込んでいたんで・・・はずかしー。。』
清水『濃いいのをたっぷり戴きましたよ、あははは。』
俺『あははは、じゃないですよ清水さん。清水さんもお仲間だったんですか? 湯川さんもひどいじゃないですかぁ。最初から二人で僕を観察していたんでしょ。あ、二人はそういう関係なんだ。何かすっかりハメられちゃったなー。  因みにお二人はいかなくていいんですか?』
湯川『今日は松田さんが気持ち良くいってくれれば、我々はそれでいいんですよ。』
”我々”って、また二人仲良しのところをみせられてしまった。
俺『いやー、今日は二人からの攻撃で最高に気持ち良かったですよ。清水さん、次はいつ、来られるんですか?(笑)』
湯川『取敢えず、シャワー浴びてくださいよ。』

シャワーから帰ると二人は服を着ていて、テーブルで冷たいビールをグラスに注いでいた。それを貰って、
俺『ぷっはーっ、しこたま飲んだのに、その後の冷たいビールはまた格別ですね!』
湯川『いや、我々もね、最初っからこういう関係じゃなかったんですよ。最初は仕事のお付き合いだけで。ただ、何となく好意は抱いてましたけどね。』
清水『切っ掛けは、仕事の話の途中で私が、サムシング・ニュー(something new:新しい何か、新しい価値観)のビジネスですね、って言うべきところをサムソン・ニューと言ってしまって。。そしたら、湯川さん、えっ、サムソンが新しくなったんですか?って。こっちが逆に、え?サムソンをご存じで? ってな感じでお互いを知ることになったんですよ。』
何だか仲睦まじくていいなー、と思いつつも、
俺『あ、こんな時間になってしまっている。そろそろお暇しなくちゃ。それじゃあ今度は、僕がゴルフを企画しますから連絡しますね。その後に、今度はちゃんと、3P、、、、ですね!』
はしゃぎ気味な俺に二人はずっと笑顔だった。清水さんも一緒に帰るのかと思ったが、まだ少し仕事の話があるとの事で残るようだった。きっと、後でまた二人で絡み合うんじゃないだろうかと想像しながら家路を急いだ。  (終)
22/05/04 15:22更新 /

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