読切小説
[TOP]
得意先の担当者 4
両社の全体会議から程なくして正式な契約が結ばれた。そして、年の瀬も迫った頃、地鎮祭が執り行われた。再び、関係者が一堂に会した。
高柳:「やっと工事が始まりますな。」
広田:「いやー、本当にありがとうございます。大きな案件になりますので、我々も一時も気を抜けませんよ。」
高柳:「ちょっと早いですが、そこのホテルで工事完成の無事を願って軽く一杯やりませんか。後で高畑も呼びますので、そちらも関君を連れてきたらどうですか。」
4時を廻った頃だったが、高級ホテルのラウンジでシャンパンを開けた。
高柳:「いやー、お宅の関君はとても優秀ですな。いろいろと気が利くし、良い体もしている。」
広田:「(ん?良い体?体格のことかな?)ああ、ありがとうございます。彼は学生時代、アメフトをやっていたらしく、いつも体力には自信があると言ってますよ。」
高柳:「そうですか、、アメフトをね。運動をしている人は締まりがいい。」 どこか何かを思い返すかの様に遠くを見つめていた。
広田:「(締りって何だ?体の締りか?何だか意味深だなー)ウチの関を気に入っていただけて光栄です。彼は中途で入社して他のメンバーより出遅れていたので、私が手を掛けて教育してきたのですよ。心配していましたがそういうお話を聞けて良かったです。」
高柳:「ウチの高畑とも馬が合うようで、公私共に仲良くしているみたいですな。」
広田:「(公私共に? 私、ってなんだ?)そうですか。いや、何れにしましても、お宅のスタッフの方と良いコミュニケーションが取れるという事は有難いことです。」
高畑さんと俺は少し遅れてホテルのラウンジに入っていった。高柳部長と目が合った時、少し照れ臭かったが、二人のテーブルにはモヤモヤっとした空気が流れていたので、
俺:『何の話をしていたんですか?』
広田:「いやいや、工事の無事を祈って高柳部長と酒を交わしていたんだよ。」
それは分かっているのだが、雰囲気が気になったのである。
今一度4人で乾杯し、少しだけ話をして、その場は終わった。帰り際に、
広田:「何だか中途半端な時間だな。関、今夜ウチで食事しないか、寿司でも取ろう。今日、カミさん、泊りで出掛けていて誰もいないんだよ。一人で晩飯食うのもなーと思って。どうだ、大丈夫だろ?」 広田部長のお誘いならノープロブレムである。
俺:『え、いいんですか?嬉しいです。喜んでお伺いさせていただきます!』
広田:「あははは、そんなに改まらなくていいよ。打合せもあるしな。」 
”打合せ? 今頃何の打合せがあるんだろう? 良く分からないが、ま、いっか。” (この時、広田部長は俺に何か確認したかったらしい。)

俺:『部長の家に来るのは1年ぶりくらいですかね。相変わらず、良い家ですよね。』
広田:「もうそんなになるかな。家なんて変わり映えしないよ。ところで関、お前、高柳部長と何かあったか?」
軽い感じの問い掛けだったがいきなりの直球、そして全く予期していなかった言葉に取り繕う余裕もなく俺の顔は引きつり体は硬直した。
広田:「おい、どうしたっ? 何かあったのか?」
俺のあまりの変貌に逆に驚いた様に俺の両肩を掴んで顔を覗き込んできた。
俺:『あ、いえ、その、あの、何でも、何でもありません。お得意様の部長さん、、という以外は。。』
広田:「嘘つけっ!その顔は何かあったと言ってる顔だぞ。どうしたんだ、何があった。」
”あああー−−、どーしよー。言えない、言えない、絶対言えない。でも、どうしても広田部長には嘘がつけない。”
俺:『あの、その、あの、、、御免なさいっ!私、私、、、、』
広田:「何を謝っている。どうした、落ち着け。」
部長は少し涙ぐんだ俺の肩を抱いたまま一緒にソファに座った。目の前の至近距離に部長の顔があるので余計に話し辛かったが、
俺:『こないだ、全体会議の後、タクシーで部長の家に送った時、その、、ホテルで休むからと恵比寿のウエスティンに行って、そしたら、飲み直さないかと誘われて、あの、その、部長の部屋にお邪魔したんです。で、そしたら、そしたら、あああああー−−、御免なさいっ!』
広田:「だから何で謝るんだよ。謝ることなんかないよ。そしたら、どうしたんだ。」
俺:『そしたら、その、部長がその、部長とそれが、ベッドに移動して、そして、そして、部長が、その、被さってきて、何というか、お互い裸で、ああー、すみませんっ!顧客とこんな事っ!』
広田:「なんだ、そういうことか。」
俺:『なんだ、、って、、怒らないのですか?』
広田:「そういう個人的な事は会社とは関係ないし個人の自由だから怒るも何もないよ。でも、お前、そういう趣味があったんだな、知らなかったよ。」
俺:『いや、私はそんな、そういう趣味は無かったのですが、高柳部長がビル建設の事を持ち出してきて、、これから長い付き合いにしたいよな、とか言われて、断っちゃいけない様な雰囲気になり、、、つい。』
広田:「何だって? お前、、、契約の事を盾に高柳部長に抱かれたって事かっ?!」
男同士の間で抱く抱かれるって表現はまだピンとこなかったが、いずれにしてもそうだったのである。俺も関心がゼロだったかと言われるとちょっとアレだが、そこは置いといて。
俺:『ただ、頭の中が真っ白になって、あとは部長の言われるがままに。。。』
広田:「そうだったのか、、可哀そうに。よく耐えたな、偉いぞ。それにしても、何という奴だ、高柳という奴は。」
俺:『いや、もう終わったことですので。これからのビジネスもありますし。』
広田:「そうだな。折角のお前の努力を無駄にはできないな。でも、安心しろ。俺がお前の体からあいつの記憶を消してやるよ。」 と、そう言いながら、俺の服を脱がせようとした。

”え?ちょっと待った。え、何?何?広田部長、何するの?え?どゆこと?” 激しい戸惑いをみせる俺の態度をよそに、一枚一枚服をはぎ取っていった。
"え?何で、何で?うそっ!え?あの、あの広田部長が?え?広田部長もそうなの?どゆこと?” かなり動揺していたのだが、大好きな尊敬している憧れの広田部長のやることに殆ど抵抗できず、あっという間に上半身が裸にされた。部長は俺の乳首にそっとキスをした。アンッ。何故だろう、乳首を愛撫されるとどうにも体が言う事を聞かないというか、全てを受け入れる気持ちになってくる。そのまま寝室に運ばれ、ベッドの上に寝かされた。広田部長の行動を理解出来た訳ではないが、俺の体は既に受け入れる態勢になっている。ズボンのベルトに手を掛けられると腰を上げた。スルッとパンツ毎脱がされた。ちょっとだけ勃起していた。
広田:「おっ、体は反応しているな。いいぞー、優しくするから安心しろな。」 と、俺にキスをしてきた。いつもの厳しい顔とは全く違う、とても優しい包容力がありそうで、体も一層大きく感じた。俺は既に広田部長の虜になっていた。部長が部屋に入る時付けたのだろう、部屋にはバッハのガヴォットが流れていて、一層雰囲気を濃厚にしていた。クラシックの音楽と部長の身体だけの世界が目の前にあった。
”あー、大好きな部長のキス。” 体は硬直しながらも唇を合わせた。舌を絡めてくる部長。俺は要領を得ないままだが、ただただそれを受け入れた。キスをしながら部長も全裸になった。俺の上に被さる部長。大きく硬くなった部長のチンポが俺の太ももに当たった。
俺:『あー、部長。部長の事はずっと好きでした。でも、でも私、こういう事になるとは全く考えていませんでした。』
広田:「何も言わなくていい。じっとしてろ。今のこの時間に集中するんだ。」
その言葉に俺の全ての気持ちが解き放たれた。全身から力が抜け、目を閉じて少しだけ足を広げた。”あー、何だろう、この幸せな感じ。” 部長は俺の乳首を片方づつ舌先でレロレロしていた。
俺:『あー、部長。気持ち良いです。とても良いです。』 部長は何も言わず俺の体を愛撫してくれている。
乳首だけでなく、耳元、首筋、脇、脇腹、へそ、ずっと舌で優しく舐めていった。その間ずっと、手は背中、お尻、太ももと優しく撫でてくれていた。とても幸せな感じに包まれていった。ただ、肝心のチンポには一切触れなかった。それがちょっとじれったかった。ギンギンでビクンビクンしている俺のチンポ。でも、俺からは チンポ、触ってください なんてなかなか言い出せない。そんな俺の気持ちを察してくれたのか、金玉の周りをソフトタッチで触ってきた。
俺:『ああああー−んっ。』 待ちに待った局部への愛撫に思わず声が出た。”次は待ちに待ったチンポだ。早くっ、早くっ。” 待ちきれず腰がクネクネ、足も開いたり閉じたり。”あーん、ぶちょーっ! 早くっ、お願いっ!” 腰を突き出そうかと思った瞬間、ペロッと亀頭の裏側に舌が触れた。アンッと腰がびくついた。かなり先走り汁が出ていたのだろう、舌の唾液より多くのヌルヌルが感じられた。部長はそのまま亀頭全体を口に含んでいった。
俺:『あああー、いいー、気持ち良いですー。ああー。 。。。。。。。。。 え?』 部長は直ぐに一旦含んだ亀頭から口を外した。”え?これから本格的なチンポへの全体的な愛撫が始まるんじゃないの?” と思っていたのに。俺のチンポは痛いくらいギンギンにいきり立っていた。その鈴口からドクドクと溢れ出る先走り汁を指ですくって、そのまま俺の肛門に塗りたくった。”あ、え?広田部長も俺のアナルに挿入?” 一度きりではあったがアナルは経験済だったのでそんなに抵抗はなかった。
部長の体がグッと上にあがってきた。さっきまでは足元にあったので良く分からなかったが、俺の股間まで上がってきた部長のチンポはズルむけでギンギンに勃起しており、その大きさは高柳部長のそれと勝るとも劣らなかった。”えええええーっ!広田部長のもデッカイ!”  
広田:「関、いいか、いくぞ。体の力を抜くんだぞ。気を楽にしてろよ。」
その言葉に俺はちょっと緊張した。と、部長がキスをしてきた。俺は両手を部長の首に巻き付け、思い切り舌を絡めてキスに没頭した。部長とのキス。とっても幸せな気分に浸っていた。アンッ!部長のデッカイ亀頭が俺の肛門を下から突き上げる様に入ってきた。
俺:『あああああー−ん、部長。広田部長ー。ああー、あんっ、気持ち良いですぅー。ああああー。』
広田:「いい。いい。静かに俺たちの繋がりを感じるんだ。好きだ。好きだぞ。関。可愛い奴だ。」
あー、好きだ、とか言われると、何だか部長の女になった様な気がする。やっぱり元には戻れなくなってしまったのだろうか?
部長も目を閉じて、ゆっくり、ゆっくり体を前に後ろに、チンポが俺の、俺の体の中を深く浅く、また深く浅く繰り返し寄せてくる。今度は恐怖など全く感じておらず、俺のチンポはギンギンだった。部長の腹が動きに合わせてヌルヌルの俺のチンポの裏側をも刺激する。散々じらされていた分、直ぐにでも発射できる状態だった。
俺:『部長。俺、俺、ダメです。いきそうです。』
広田:「おいおいおい、待て待て。まだ、早いだろ。  あっ、これか。」
部長は自分の腹の刺激がマズいと気付いたのか、体を起こし、俺のチンポへの刺激を止めた。両手で俺のお尻を抱え、アナルへの挿入に集中していった。俺も両手は部長の腰の辺りに当てて、部長のチンポをしっかりと感じていた。俺たちの体は一つになってお互いを感じていた。いつの間にか音楽も終わり静かな部屋の中で、結合部のクチュクチュという音だけ卑猥になり続けていた。
広田:「あー、いいぞー、関。 きたきたーっ。 いいかー。いくぞー。」
俺:『あー、ぶちょー。いいー、いいですー、気持ちいいですー。』
部長の腰の動きが段々と速くなってきた。亀頭の雁が肛門を行き来するようになり、益々快感が増してきた。アンッ、アンッ、アンッ。
俺:『凄い、凄いです!あああー−−。』
広田:「そうかっ、そんなに良いか! いいぞー、いくぞー。」
と言って、俺のチンポを掴んで上下に扱いた。相変わらず俺のチンポはいく寸前でギンギンしていたので、その快感は半端なかった。
俺:『あっ、部長! あんっ、だめっ、 いっちゃうっ、いっちゃう!』
あっという間に我慢の限界を通り越し、アッ、アッ、クッ、クウーッと俺は腰を痙攣させ激しく大量の精液を自分の胸・腹に放出した。その痙攣で肛門を締め付けたせいで一気に上り詰めたのか部長も、
広田:「おおおおおー−−っ、すげえー−−!! いくぞー。 うおおおおー−−−っ!!!」
と、激しく何度も何度も尻を突いて大量の精液を俺の体の中へ注いでいった。部長の生暖かい体液が俺の腹の底に漂っていた。一緒に昇りつめて一緒に炸裂した喜び、部長との肌と肌の触れ合い、何もかもこのひと時の全てが幸せだった。
二人はしばらくそのままの態勢でいた。部長は目を閉じていた。”何を考えているのだろう” 分からないが、とても優し気な表情に見えた。俺のアナルの中で部長のモノが萎んでいくのが分かる。俺のも同様に萎んでいった。そして部長はゆっくりと俺にキスをしてきた。胸と胸、腹と腹が重なり、俺の精液でヌルヌルっとなったが、そんな事は気にも留めず俺たちは舌を絡ませ、お互いの唇を貪った。今、心は一つだった。”あー、幸せだー” 素直な気持ちだった。

二人で仰向けに寝たまま、
広田:「落ち着いたか。とうとうお前とこういう風になってしまったな。」
俺:『え、何かマズいんですか、後悔してるんですか?』
広田:「いや、そういう訳じゃないが、何となくな。 すまない、俺から始めといてこういう事を言うのは良くないよな。気にせんでくれ。」
俺:『私はとても幸せですよ。部長とこんな風になれて。』
広田:「ありがとう、それは嬉しいよ。でも今後はこうして二人だけでお互いの家で会うのはやめよう。仕事に差し障りが出るといけないからな。それと、高柳には気を付けるんだぞ。また何を言ってくるか分からないから。そういうシチュエーションにならない様にな。何か言ってきたら俺に廻せ、いいな。」
俺:『はい、気を付けます。』

とってもフワフワして幸せな気持ちだった。でも、こんなに、男の人と出来るというか、つまりバイセクシャルな男性って多いのだろうか。しかも仕事で身近な人達が、、、これからどんな付き合いになるのかな。。。。     (終)
25/12/15 15:23更新 /

TOP | 感想

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c