■ オオカミの夜 1 - オオカミの夜 5
「俺の大事なケツマンコだからな、優しく解してやる。すぐに楽になるさ。二人で天国に行こうな」と今度は優しく耳元で囁くのだ。直腸の内側をなぞる男の指先。太い指で体内を犯される違和感に私は体中粟立ち体を硬直させのけ反った。声を出すとまた厳しく折檻されるかもしれない。そう思いかろうじて声が出るのを我慢する。いつの間にか指を2本にされ入口辺りをしつこく出し入れしてくる。「かなり広がって来たな」「ほら、俺のを触ってみろ。もうカチカチだ」手を取って触らせる。熱くそそり立ち手を跳ね返すような若々しい硬さだ。手で握っても剥けきった亀頭の先端が覗くほどの大きさで、すでに先走りでヌルヌルに濡れている。「まず旦那のモノを十分に喜ばさないとな。これを入れてもらうんだから、敬意をもって口で奉仕するんだ」便器に座らされ男が前に立つと丁度男のモノが目の前に来る。ぐいと頭をつかまれ股間に近づけられた。ムッとする若い男の濃厚な股座の匂い。甘ったるい蜂蜜の様な匂いであった。「歯を立てるなよ。舌を這わせながらゆっくり唾をまぶしてしゃぶるんだ」「うぅっ!、無理だ私にはできない」と嗚咽するとパンッ!とまた激しくビンタをされめまいがした。私を立ち上がらせて抱きしめながら舌を入れてキスをしてくる。「大丈夫出来るさ。これは俺の嫁になるならできないといけない。旦那の味と匂いを憶えるのは嫁の務めだ。出来るな」泣き続ける私を見つめながらまた座らせる。緊張と弛緩を巧みに織り交ぜ私を落としていく。
唇に熱い男のモノが押し付けられて強引にこじ開けようとしてくる。顔を左右に振り侵入を拒絶するが、がっちり頭部を手で抑え込まれ一気に口腔を犯された。塩気とエグミが強い男の先走りの味を、泣きながら舌の上と喉奥で感じた。口の中いっぱいにそれは存在し涎と鼻水が流れ、生臭い雄の匂いの中で呼吸するのも難しい。咥えるだけでも精一杯なのに、男が腰を振り始め私の口腔内を激しく犯し続ける。「そうだ、それでいい。うまいぞ、舌を亀頭に這わせてしゃぶれ」男の息が上がり亀頭がいっそう膨れ先走りが多くなってきた。「もういい、まだイクわけにはいかないからな」私は疲れ果て「頼むもう許してくれ」と言うと「これからが本番だよ先生。俺が満足するまで終わらないと言ったろう」「手すりに両手を付いて尻をこちらに向けろ」男に威嚇されるたびに、また打たれるのではと思いビクッと怯えてしまう。
これはまさしく男を向かい入れる姿勢ではないか。「あぁ、先生なんていやらしい大きな尻だ。この尻に俺がどれだけ悩まされたか」男は私の大きな尻肉を両手で拡げじっくり観察する。私の肛門を舌先でトントンと突き、おもむろに唾液をたっぷりとまぶし私の肛門の襞まで丹念に舐めまわすのだ。腰が浮き上がるような気持ちよさに驚く。肛門への愛撫がこんな快感を呼ぶとは。だが男に悟られてはいけないと思い声が出るのを我慢した。ローションと合わせてドロドロなったところに舌をよりいっそう肛門の奥深くにねじ込まれる。十分解されていたのでクネクネと舌が動きながら入ってきても痛みは無くむしろ、不思議な快感が湧きあがったのである。「ずいぶん解れてきたな。そろそろ良いだろう」男が私の背中から体を重ねてきてしっかりと逃げられないよう抱きしめてくる。「いいか、息を吐いて力を抜け。これから二人は本当の夫婦になるんだ」私の肛門に男の亀頭がグイッ!と押し付けられた。私は恐怖と絶望で体の震えが止まらない。体全身で侵入を拒むが、私の肛門は意に反してユルユルとゆっくり広がり迎い入れ始めている。「嫌だ、嫌だ。止めてくれ。それ以上入れないで」泣き叫んで懇願するが、ただ男をより高ぶらせるだけであった。身も心も男に征服され蹂躙されてしまうなんて男としてけっして有ってはならない。体は自由にされても心は決して開かないと決心した。しかしそれも長くはもたなかったのである。
そのまま一気に奥まで強く突かれた。「あぁっ!、動かないでくれ。苦しい」激しい異物感と圧迫感で呼吸するのも辛い。しばらく動かずに私の様子を見ている。「ようやく先生と一つに成れた。愛してるよ先生。こんなに好きなのに、何でいつも俺を無視するのさ」と言いながらゆっくりと緩急をつけて腰を使い奥をしつこく擦りあげてくる。男は興奮して息が荒くなり、オオカミの交尾のように首筋に噛みつき舐めあげた。これはレイプだ。私はオオカミにレイプされているのだ。「いいケツマンコだ。ザラザラとして絡みついて締め上げてくる」「先生と体の相性は良いみたいだな」と囁く。言葉で弄られ悔し涙がまた出てくる。また深く奥をいっぱいに突き上げてきた。意識が朦朧とする中で早く終わってくれと思っていたが、男はイキそうになると動きを抑え私の中で息を整える。終わりのない行為に涙も枯れ果ててきた。
「上から抱いてやる。便器の上に座り両足を持ち上げろ。」と言いいったん一物を抜去する。男が足を抱え私の目を見つめながらゆっくりと挿入してくる。すでに道は出来ており、私の肛門はいとも簡単に男の巨大な一物をやすやすと咥えこんでしまった。「先生の可愛い顔見ながらだと直ぐにイキそうになるな」と舌を絡め唾液をたくさん飲まされ舌も強く吸い上げてくる。男が真剣な表情になりまた目を見つめてくる。もう前のような優しい目では無く私を征服できた喜びのような光を感じた。だがすぐ余裕が無くなり、激しく腰を私の尻に打ち付ける。男の匂いが強くなり汗が私の顔に滴り落ちる。しかしまたペースを落とし男のモノで中を探るようにゆっくりと浅い挿入を繰り返す。まだこんな余裕が有るのか。しかしそれは不意に訪れた。男のモノがある一点を擦るたびにゾクゾクするような鈍い感覚に驚いた。それは、快感を伴った苦痛のような感覚であった。繰り返しそこを擦られると、やがて切なく身を捩るような快感へと変化し目もくらむような眩い光となって私の頭を駆け抜けた。一瞬頭が真っ白になり男の首筋にしがみつき喜びの声を上げてしまった。男はグッと深く肩に手を回し私をより強く抱きしめてきた。強く舌を絡めてきた途端「ウゥッ!先生好きだよ。好きだ!」と呻きながら何度も激しく腰を打ち付け、全身を痙攣させ激しく私の中に果てたのである。男の一物が何度も脈動し大量に中に出されているのが分かった。私はより体が敏感になり、男がイッた後何回も体を小刻みに痙攣させ絶頂を迎えてしまった。いったい私の体はどうなってしまったのか。一物を扱かれてもおらず、射精もしていなかったのに気を遣るなんて。男を見るとまだ荒い息をしている。「俺の体でこんなに喜ぶなんて光栄だよ。初めてでケツイキするなんてな」今のがケツイキ、私は前立腺で何度も果ててしまったのか。私の体の変化に男は喜び「先生愛してるよ。もうずっと一緒だ」と私の頭を抱き寄せしばらくキスを続けた。私は不思議な事に幸せな一体感に満たされていたのだ。気が付くと、男の背中に手を回し足を絡めて自ら男に甘えていた。私の中で確実に何かが変化し、新たな自分が芽生えてきたのを感じていた。これは男の屈折した愛情表現なのだ。こんなにも私を求めている。相手を支配することでしか、愛情を伝えられないなんてなんと悲しいことだ。この男は人の愛し方を知らないのだ。私からも男の頭を撫で胸に抱いた。男の眼尻から何度も涙がこぼれたのが見えた。私はまた来週も自らここへ来るだろう。いやまたその次の金曜日も、男が満足するまで。