■ 窓 - 窓 6
お湯の中で私のアナルに彼が手を伸ばしてきた。指で優しくトントンと叩き少し中に入れてくる。彼が「圭太を自分だけのモノにしたい。今度はここに俺の匂いを付けて他の男に取られないようにする」と真面目な顔で言う。「もう僕は洋輔さんのモノだよ。他の男なんて興味ない」と言うと「圭太可愛いから、絶対誘われるよ」彼の心配そうな顔を見ると「僕も洋輔さんに抱かれたい。アナルはやったこと無いけどできるかな」と答えると「大丈夫、今日はしないから。でも圭太の処女をもらえるなんて光栄だな」と言われて頬が熱くなった。彼のデカい一物が本当に収まるのか漠然とした不安があった。後から聞いたが、一刻も早く自分の体を私に憶えさせ、私が離れられないようにしたかったようだ。
付き合いだして分かったが、彼は独占欲が強く嫉妬深かった。「好きになるとその人しか見えなくなる」と言う告白は、まさに彼の言葉通りであったのである。彼は過去の反省から、自分から本当に好きになる事は自制していたという。私を最初にスーパーで見かけた時から気になっていたそうだ。剣道の練習していた体育館で私を見かけた時、自分の気持ちがはっきりと分かりもう我慢できずに声を掛けてしまったという。10代なら諦めようと思っていたそうだ。まさかお互いに好きだったなんて本当に恋って不思議だなと思った。相手を好きになるほどその独占欲と嫉妬は深くなるものである。私への場合も例外ではなかった。彼は定期的に電話して私が部屋にいるのを確かめた。電話に出ないとどこに誰といたのか説明するまで許してくれなかった。浮気なんかしてないと言っても、私を全裸にして体中キスマークがないか確認し、他の男の痕跡がないかアナルまで調べられた。その後は必ずいつも以上に私を激しく抱くのである。以前もこれで別れた男がいたようだがこれでは無理もない。それほど愛情深く愛してくれるのは嬉しかったが、度が過ぎると付き合うことは難しい。二人で話し合い、事前に私がどこにいるのか分かれば不安は軽減されるという。仕事柄当直や勤務後の残務処理、ミーティングや勉強会なども頻繁にあるので月の予定表をコピーして渡すことにした。今のようにスマホが普及していたら24時間監視されて早々に別れてしまったかもしれない。嫉妬深いのが玉にキズであったが、私の彼への愛情は冷めることは無かった。むしろ嫉妬してくれる方が嬉しいくらいだったので二人の相性はとても良かったのである。
男同士の体の付き合い方も経験が無かったので、なぜアナルに拘るのかまだよく分かっていなかった。確かに直腸診で勃起させてしまう患者さんを見たことがある。彼に「アナルをすると、より精神的にも肉体的にも強く繋がれるんだよ」と言われたが実感が湧かなかった。彼は二人の時は、私のそばを片時も離れず何かあると後ろから抱きしめて首筋にキスをしてくる。テレビを見るときは、私を自分の股の間に入れ、後ろから抱きしめながら一緒に見るのが常だった。もちろんいつも屹立した股間を押し付けられるのだが。そのままベッドへ行ってしまうと、私の体がもたないので夜以外はベッドには行かないようにしていた。可哀想な気がしたが、彼の精力はそれほど強かったのだ。本当は1日何回くらいしたいのか聞いた事があった。「3回はしたい」と真面目に言われ、私は「中学生でもそんなにしないよ」と呆れてしまった。彼は体全体で私への愛情を表してくれた。私は彼の愛し方が何よりも嬉しかったが、他の男なら重すぎてついていけないであろう。アナルも私の受け入れる気持ちが来るまで待っていてくれた。夜も毎回私のアナルを舌で舐めゆっくり解して様子を見ている、そんな優しい彼が私は大好きだった。
「圭太は男を引き寄せる妖しいフェロモン出してるから心配だよ」と言われた。私は私立の中高一貫校に行っていたが遠方だったので寮生活だった。男だけの特殊な空間なのでよく先輩から告白される事があった。高1の頃はいつも特定の先輩に「俺と結婚して、嫁になってよ」と皆の前で言われるのでとても恥ずかしかった。またシャワーを浴びていると、野球部の同級生が入ってきてキスされたリ体を悪戯されてしまう事も度々であった。
その日は金曜の当直明けで朝からムラムラしていた。洋輔さんが、大阪に出張していて3日間会っていなかったのだ。つい自慰に耽りそうになるのをなんとか我慢した。付き合ってから3日も抱かれなかったのは初めてだ。毎日電話で声を聞いていたので余計に彼に会いたくなってしまった。午前の外来が終わってから直ぐに帰る準備をし、メーカーさんから貰ったグリセリン浣腸のサンプルを紙袋に多めに詰めて持ち帰った。もはや彼に抱かれる事しか頭になく、自宅に戻りすぐに浣腸した。2回洗ったのでもう汚れは無かったが、不安なのでもう1回洗浄した。それからシャワーで全身を洗いアナルも念入りに奥まで洗った。それから彼のアパートへ行き、昼食後ベッドに入り、彼の匂いがする布団に入ると堪らなく早く会いたくなってしまった。しばらくTVを見ていると、昨夜の当直の疲れもありベッドでぐっすり眠ってしまったようだ。どれくらい寝ていたのか、ふと大好きな彼の匂いがして頬にキスをされた。伸びかけの髭のザラッとした感触がくすぐったい。あぁ、ようやく帰って来たんだなと思いなんとか目を開けた。「ただいま、遅くなって ごめんな」時計を見ると20時を過ぎている。「会議が長引いてさ、予約してた新幹線に乗れなかったんだ。3日間大人しくしてたか」スーツが大きな体に良く似合い相変わらずカッコいい。「お帰りなさい、出張お疲れ様」と彼に抱きついた。「お土産に豚まん買って来たから後で食べよう」「晩ご飯まだだろ今作るね」大丈夫と言ったが直ぐ出来るからと親子丼を作ってくれた。食後に豚まんを二人で食べたが、それは本当に美味しかった。
それから一緒にお風呂に入り、体を隅々まで洗ってくれた。まぁ、これは出張中何もなかったか私の体をチェックしているのだが。アナルやペニスも丹念に洗われると3日間の禁欲も有り、たまらずカチカチに勃起してしまった。彼も硬く屹立した一物を後ろから押し付けてくる。「今日は洋輔さんと一つになりたい」と言うと「えっ、本当に良いのかい!」と後ろから抱きしめられた。彼を長い間待たせてしまった。いつも彼の怒張した一物を前にすると、その圧倒的な大きさと存在感に恐怖の方が強くなり体が緊張してしまう。そういう負の感情はすぐ伝わるものだ。彼はいつも無理強いはしなかった。僅か数日離れていて、改めて彼への気持ちがはっきりと分かった。身も心も彼のモノになりたいと切に思ったのだ。彼が部屋の明かりをいつもより暗くしてくれたのが嬉しかった。
ベッドに戻りしばらく舌を絡めながらキスを続ける。乳首を吸い上げ甘噛みされて、体中を隈なく愛撫されると何度も意識が飛びそうになった。「圭太ゆっくり唾をまぶして」唇に熱い彼のモノが押し付けられた。思い切って一気に口いっぱいに頬張り、先走りの味を舌の上と喉奥で感じた。口の中いっぱいにそれは存在し、呼吸するのも難しい。咥えるだけでも精一杯だ。「そうだ、それでいい」彼の息も上がり亀頭がいっそう膨れ先走りが多くなってきた。それからゆっくりとアナルに舌を這わせて丹念に舐め緊張を解してくれた。腰が浮き上がるような気持ち良さだ。アナルへの愛撫がこんな快感を呼ぶとは。私はたまらず何度も喘ぎ声が漏れてしまった。不意に指が入れられたが十分解されていたのか思ったほど痛みは無い。内側から浅いところを何度もなぞられると、不思議な快感が湧き上がり堪らない気分になり彼にきつく抱き付いてしまった。「ずいぶん解れてきたな。痛かったら直ぐ言うんだよ」私の上から大きな体を重ねてきてしっかりと抱きしめてくれた。「圭太の処女を貰えるなんて光栄だ。これで本当の夫婦になれるよ」と言われ、まるで二人だけの秘密の儀式のようで不思議な感動を憶えた。もはやなんの恐怖も無く彼に身を任せる覚悟ができた。彼は私の目をしっかりと見つめながら亀頭を押し付けて体を重ねてくる。私の肛門はユルユルとゆっくり広がり迎い入れ始めた。
そのまま一気に奥まで強く突かれた。「あぁっ!、動かないで。苦しい」激しい圧迫感で呼吸するのも辛い。彼は歯を食いしばって動くのを我慢し私の様子を見ている。やがて苦しさも落ち着いてきたので「大丈夫だよ」と言うと真剣な顔で頷いてくれた。「ようやく一つになれた。愛してるよ圭太」と言いながらゆっくりと緩急をつけて腰を使い奥を擦りあげてきた。「圭太の顔を見ながらだと直ぐにイキそうだ」彼は興奮して息が荒くなり私の中でますます怒張した。「凄い締め付けだ、絡みついてくる。圭太気持ちいいよ」「長い間待たせてごめんね」と言いながら深く抱き付いた。付き合ってから実に半年も我慢してくれていたのだ。彼の優しさが心に染みわたった。彼はもう我慢できないのか、苦しそうな顔で私を見つめながら深く突き上げてきた。
舌を絡め強く吸い上げてくる。真剣な表情になり、口付けしながら目を見つめてくる。だが流石にもう余裕が無いのか、激しく腰を私の尻に打ち付け始めた。大好きな彼の匂いが強くなり汗が私の顔に滴り落ちてくる。そしてそれは不意に訪れた。彼の怒張したモノがある一点を擦るたびにじわっと中が熱くなりゾクゾクするような鈍い感覚に驚く。それはまるで恍惚感を伴った眩い光のようであった。繰り返しそこを擦られると、やがて切なく身を捩るような激しい快感へと変化し、目もくらむような光となって私の頭を一気に駆け抜けたのだ。一瞬頭が真っ白になり彼の首筋にしがみつき喜びの声を何度も上げてしまった。彼が私をより強く抱きしめ舌を絡めてきた途端「ウゥッ!圭太好きだよ。好きだ!」と呻きながら何度も激しく腰を打ち付け、全身を痙攣させて激しく私の中に果てたのである。彼の一物が何度もビクッビクッと脈打ち私の中に大量に射精しているのが分かる。私は言いようのない幸福感に満たされ、彼が果てた後に体を小刻みに痙攣させ痺れるような快感の中で繰り返し絶頂を迎えてしまった。射精もしていないのに何度も果ててしまうとは。激しい恍惚感のまま彼を見るとまだ荒い息をしている。「圭太凄いな。俺の体でこんなに喜ぶなんて」私の体の変化に彼は喜び「圭太愛してるよ。もうずっと一緒だ」と私の頭を抱き寄せた。これが身も心も結ばれ夫婦になるという事なのかとぼんやりと考えていた。気が付くと、彼の背中に手を回し足を絡めて甘えていた。今でいうドライオーガズムである。その後も体調にもよるが、続けて2回した時に度々それは起こった。彼は私が何度も続けて果てる様を見るのを好み、 首筋にしがみ付き喜びの声を上げるのをじっくりと観察していた。堪らなく恥ずかしかったので、電気を消してほしいと言ってもそれだけは決して譲ってくれなかったのである。