ある大学教授の淫行
ゲイバーやスナックが立ち並ぶ狭い路地の一画に昭和のころに建てられたと思われる旧い雑居ビルがあり、白髪の太った男がそのビルの地下に降りる階段の前で立ち止まって振り返った。
「先生、足元が暗いので気をつけてくださいね」
「はい」
すぐ後ろから顔を伏せるようにして歩いて来た先生と呼ばれる初老の男。中背で小太り。着古した暗い色のジャケットに年季は感じるものの髪や肌には艶やかな光沢が見えて生真面目な清潔感が漂う。
「大丈夫ですよ。誰も見てませんよ」
白髪の男はその男がたいそう辺りを気にしている様子を見て笑った。
地下の階段を降りると細い通路がありそこを右に入ると左側に3軒の店の扉が並んでいた。白髪の男は止まることなく一番奥の扉まで歩いて行った。
「いらっしゃい」
扉を開けるとカウンターの中にいる坊主頭の男が威勢よく迎えた。歳は40くらいで素肌に藍色の法被《はっぴ》を羽織っている。むっちりとした太めの身体には張りがあり胸板が厚く法被の隙間から見える乳首が大きく勃っているのがちらちらと見え隠れする。
店内は8〜10人くらいが座れるカウンターがあり、そこに2人の客が席を空けて座っていて扉が開くと同時に振り向いた。
「奥でいい?」
法被の男は慣れた話し方で白髪の男に言うと後ろの初老の男ににっこりと笑みを投げた。
白髪の男はうなずくと太った身体を窮屈そうにひねりながら座っている客の後ろを通り一番奥のカウンターの席に座り隣に初老の男を座らせた。
「徳さん、お久しぶりですね」
そう言いながら坊主頭の太った法被の男がおしぼりと箸を二人の前に置いてその後お通しの小鉢を出した。
カウンターに座るとその法被の男がふんどし姿だということがわかった。カウンターの中は暑いのか少し日に焼けた肌が汗ばんで光っている。毛の少ない大きな太ももは動くたびに尻の筋肉を押し上げて白い褌にくい込ませた。
「こちら初めましてですよね」
無精髭で眉が太く、一重まぶたをいっそう細めて笑みを浮かべながら男を見る法被の男。ただ太っているだけではなく肩に大きな筋肉がついている。
「え、ええ。はじめまして」
「なんてお呼びしましょうか?」
「先生でいいですよね?」
徳さんと呼ばれた白髪の男がその初老の男に言った。
「ええ。そうですね」
「へえ、学校の先生? 政治家って感じでもないし。あっ小説家とか」
「大学で教えています」
「別に言わなくてもいいんですよ」
徳は少し不安顔で微笑んだ。
「ああ、大丈夫です」
「へえ、なんだかすっごい優しそうな感じですよね」
「先生、こういうところに来るのが初めてなんだ」
「えっ、そうなんですか。今まで一度も?」
「はい。六十過ぎて恥ずかしいです」
「恥ずかしいなんて、ぜんぜん普通ですよ。そういう人いっぱいいますよ」
法被の男は大きな胸を膨らませながら笑った。
発展場として有名な銭湯で先生と出会った徳。初めて会ったのはそのサウナ室だった。閉店間際に少し寄って帰ろうと思ってサウナに入ったら、先生が大股を開いてこっちを見ていた。ずいぶん長い間そこにいるのか全身汗だくになって隣にいた男とたった今やり終わった感じだった。
肩で息をしながらも大きく上げた脚を自分で抱えてケツマンコを開いて見せた。相当やり込んだようで、穴はポッカリと開いたまま大量のザーメンをダラダラと吐き出していた。しかし色白の肌が桃色に火照ってツヤツヤと光り、うっとりとした瞳で見つめられると、こんなに淫らで変態なのにどうしようもなく愛おしくなった。
徳はサウナの扉が閉まる間も無くチンポをギンギンにして強く握りながら、そのまま先生のケツマンコめがけて歩み寄ると黙ってずるんっと生チンポを突っ込んでしまった。すると穴の隙間から大量のザーメンが溢れ出て今まで何人もの男に犯されたのがわかった。
徳はそんな先生に興奮し、無言で腰を振り続けた。サウナ室にボチュボチュといやらしい音が響いてザーメンが飛び散っても先生は隣にいる男と見つめ合い、ときどき「きもちいい? チンポ入れられて気持ちいい?」と言われながら泣きそうな顔で頷いていた。
徳は初めて出会った先生のケツマンコにザーメンを注入した。イク瞬間「でるっ」というと先生は抱えていた脚をおもいっきり身体に引き寄せて「はあ、はああ、ま、また、種付けされるよ」と隣の男に言った。
相当興奮してしまった徳は最近無かったくらいの量のザーメンを何度も先生のケツマンコに吐き出した。ジューっジューっジューっと我慢していたしょんべんのように勢いよく中に出した。先生は「あ、ああ! 当たってる! 当たってる!」と何度も目を見開き、身悶え太い腰を振りながら隣の男に報告した。
それから徳は何度となくその銭湯に通うようになった。もちろん淫乱先生に会うために。しかしそれ以降しばらく先生と出会うことはなかった。
先生と顔を合わせたのはそれから半年くらい経ってからだった。どこか地方からの旅行者だったのだと諦めていたころ、ひょっこりとその銭湯で出会《でくわ》したのだ。
先生に連れはなく一人だった。初めて出会ったあの日の先生はどうしようもなく淫乱で、童顔でその丸い顔を赤く染めながら汗だくになって徳のチンポを受け入れていた。しかし今日の先生は洗い場とサウナ室をときどき行き来するくらいでなにかコトが起こる気配すらなかった。そして徳とすれ違っても目を伏せるだけであの時のことも覚えていないようだった。
徳がどうしようかと迷っている間、先生は幾度となく男に誘われているようだったがみんな断っていた。サウナ室の中、このあと呑みに行こうとかホテルとるよと言われてもついて行くことは無かった。
そうしていると先生は最後にシャワーを浴びて浴室から出て行ってしまった。徳は先生を追うようにして脱衣所に出ると、先生が着替えているのを悲しい面持ちで眺めた。いまさら声をかけてもさっきの男たちのように断られるに違いない。そう思いながらも諦めきれない気持ちが募った。
徳は先生のロッカーの近くに服や荷物を入れたカゴを移動させてそれとなく先生に近づいた。先生はゆっくりとしながらも淡々と身支度していた。
徳は意を決して先生の横に身体を寄せると小さく声をかけた。すると先生は身体を硬《こわば》らせて徳を見た。
「どうも。…… あのお。私のこと覚えていますか?」
「は? い、いえ」
「半年ほど前にここで……」
「あ、あああ!」
先生は急にもじもじと俯いて顔を真っ赤にした。
「あれからまたお会いしたいと思っていました」
「そ、そう、ですか」
先生はなにか隠し事がバレてしまったような気まずい表情で俯いていた。
徳は考えた。どうして先生がこのあいだのように発展しなかったのか。どうしてあんなに淫乱だったのにまるで別人のようにおとなしく帰ってしまうのか。徳はその理由を想像した。
あの時、先生のケツマンコにチンポを突っ込んでいるときの先生はものすごく興奮していた。しかしそれは徳に興奮していたのではなく隣にいた男の言葉に刺激され腰を振って悦んでいたのだ。「先生、ほら知らない男が生チンポ入れてるよ」「こんな明るいところでチンポ入ってるの丸見えだよ」「うわあ、さっきの親父の汁が噴き出てるよ」…… 先生は耳元でそう言われるたびに目を見開き悶絶して身体を震わせた。
先生の興奮するものがそうであれば。…… 徳はその特殊な世界に行けばきっと先生は悦んでくれるんじゃないかと思った。
カウンターで飲んでいる客は50歳くらいのスーツの男。もうひとりは若く見えて30代。ラフな襟付きの柄シャツを着けている。店内にはカラオケはなく、かと言ってオネエ言葉が飛び交う騒々しさもなかった。
しばらくするとカウンターの奥からもう一人店員が現れた。やはり同様に豆絞りのふんどしをつけた60歳手前のガチムチの男だ。しかし法被はなくほぼ裸状態。短髪には白髪が少し見えていてそのどっしりとした風貌には貫禄がある。丸く膨らんだ胸の先に黒ずんで大きい乳首が突き出している。
「いらっしゃい。徳さん久しぶりだね」
「大将、また体デカくなったんじゃない?」
「そうかな。ちょっと腹が出たかも」
徳はハイボールのグラスをコースターに戻すと先生にその男を紹介した。
「ここの大将。ボスって呼んでる人もいるけどね」
「はじめまして」
先生が少し顔を赤くして笑った。
「どうも、はじめまして。なんかすごい真面目そうな方ですね」
「い、いえ。そんなことは」
法被の男が焼酎の水割りを作りながら。
「大学の先生なんだって」
「へえ、どうりで」
先生の視線がちらちらと大将のふんどし姿に向けられていることを徳は見逃さなかった。
「それで、こんなキュートな男とどこで知り合ったのさ?」
大将は徳の顔と先生を交互に見ながら言った。
「ははは、ひみつ」
「先生、教えてくださいよ」
「ああ、まあ。そのお、なんていうか」
「やっぱ発展場でしょ? ねえ。徳さんさあ、もう隠すような歳でもないじゃんよ」
大将はカウンターの向こうから身を前に傾けると腕組みしながら笑った。組んだ腕の上に黒い大きな乳首が腕の圧力で飛び出している。先生の目の前だ。
徳が気まずそうに先生を見ると先生は顔を赤らめながら言った。
「銭湯です」
「ほらあ、やっぱ発展場じゃん」
「発展っていうか、まあ普通の銭湯なんだけどね」
徳が言い訳にもならないことを言うと、法被の男と話していた客たちは少し声を落として聞き耳を立てた。
「でも先生がそんなとこで発展してるの想像できないなあ。徳さんが声かけたの?」
「いいや。そうじゃないんだけどね」
「じゃあ先生から?」
「真面目そうに見えますけどね」
法被の男が思わず会話に入る。
「ああ、いえいえ……」
先生の顔が真っ赤になった。
なんとなく話の中心は先生だった。やはり常連客には初顔の先生は興味の対象だ。言葉少なく恥ずかしそうに笑い、真面目そうだがなんとも愛嬌のある還暦過ぎの男の仕草に皆が視線を送った。
「大将、奥空いてる?」
徳は少し声を落として言った。
「え、うん。けど、先生は大丈夫?」
「先生、奥の部屋で呑みませんか?」
「奥ですか?」
「ええ。靴脱いでゆっくりできますよ」
すると大将が先生の前に来てカウンターに肘をついた。
「先生、ふんどしに興味ありますか?」
「え、ああ。はい」
「そうなんだ」
驚いたのは徳だった。
「着けたことはありますか?」
「ないんですけど知っています」
「奥の部屋はふんどし姿の方専用なんです。先生着けてみますか?」
「私大学で民俗学の研究をしてまして。ふんどしについてもいろいろ調べたことがあるんです。自分で着けたことはないんですけど一度体験してみたいと思ってたんです」
「へえ。そうなんだ。じゃあお貸しするんでどうぞ奥へ」
「みなさんもよかったら一緒にどうですか?」
徳はカウンターの向こうにいる常連客に顔を向けた。
奥の部屋は6畳ほどの広さで板の間の部屋いっぱいにゴザが敷かれていて、中央には布団の無い炬燵《こたつ》机が2つ並べて置かれていた。天井の照明は極端に薄暗く部屋の隅に行灯《あんどん》を模したLED照明が灯っている。
部屋の奥に木製の衝立《ついたて》がありその向こうで着替えるようになっていた。徳は先に行って自分が持って来た越中ふんどしを着けて現れた。でっぷりとした腹に白い布が揺れている。
「先生、お手伝いします」
徳は恥ずかしそうにしている先生を衝立の裏に連れて行くと横にあるカゴに荷物を入れた。
「構造は知ってるんですが締めたことがないので」
そんな先生の服を一枚一枚脱がしながら徳は。
「どうですかこのお店。先生に気に入ってもらえると思って」
「先生にピッタリなお店ってこういうことだったんですね」
先生は肌シャツを脱ぐとパンツ一枚になった。しかしそれから股間を抑えたままの先生。
徳は店から借りた自分と同じ白い越中ふんどしを広げた。
「少し反応してしまいました」
「こういうところに興味がある人は最初はみんなそうなりますよ」
徳がゆっくりと先生のパンツを下げると剥き出しになった大きな亀頭が上を向いていて我慢汁を少し漏らしていた。思いのほかボリュームのある大きなチンポ。
「ああ、すっごい大きい。先生気に入ってもらえて嬉しいです」
徳はそう言って先生の太く膨らんだチンポを咥え込んで溢れ出す我慢汁を吸い取った。先生は両脚を踏ん張り声をころして小さく悶えた。
部屋の奥側の壁を背にして徳と先生が座り、向かい合うようにして手前に二人の常連客が座った。
徳の前には30代の若い男が座った。身体全体に脂肪がついていてむっちりとしている。男は白い六尺ふんどしを着けていて身体に合わないくらいにその袋を大きく膨らませていた。先生のようにすでに反応しているのかそれとももともとそういう大きさなのか分からない。
そして先生の向かいには50代の中年男が座った。カウンターではスーツを着ていたので分からなかったがガタイが良くて肌の色が黒く、毛深くて胸にも白髪混じりの毛があった。彼も白い六尺でそのどっしりとした前袋の両脇から大量の陰毛がいやらしくはみ出ている。
法被姿の坊主男が大きな盆にそれぞれのドリンクを入れ直して運んできた。
「先生すごく似合ってますよ!」
法被の男はグラスを置きながら笑った。
色白で体毛少ない先生の身体。教壇に長く立ちっぱなしで講義するからなのか腰から尻がどっしりと大きくそこから太短い脚が伸びている。上半身もぽっちゃりで肩から腕にかけて丸く太い。
「先生綺麗な身体ですね」
そう言ったのは毛深の中年男。
「運動とか苦手なのでブヨブヨです」
「ぼくもです」
若い男が微笑んだ。
「ノリくんはちょっと鍛えた方がいいんじゃない」
「昔ちょっと鍛えてたことがあったんだけどお父さんには全然モテなくて」
「ははは、なるほど。ノリくんは年配の男が好きなんだよね」
「先生すっごいタイプです!」
「いきなりなんだよ」
毛深の中年男がちょっと顔をしかめた。
「いえいえ、ありがとう」
「でもどうかなあ。ノリくんとは合わないかも」
「えっ、そうなんですか。もしかして先生ウケなんですか?」
「先生はどっちなんですか?」
徳は知ってながら皆の前で訊いてみた。
「どうなんでしょうか。自分ではよく分からなくて。なにせこういう世界を知ったのは最近なんですよ」
「ええ、そうなんだ! じゃあまだ経験とか、その…… いろいろやったりとか」
毛深の中年男が少し笑みを浮かべて驚いた。
「へえ、そうなんですか。でもなんとなくその感じはわかります」
部屋に入ってくるなり皆んなの話に加わる大将。座って見上げると身体の大きさが強調されて圧倒。奥に座る先生の隣に座った。先生は徳と大将の大きな身体に挟まれるように座っている。そしてその向かいに法被男が常連客に並んで座った。
「みんな来てどうすんのさ。お店は?」
「もう閉めた」
「えっ、いいの?」
「どうせもう誰も来ないよ。平日のこんな時間に」
「まだ9時だけど」
「いいの」
そい言うと大将は自分で持って来た焼酎の水割りを半分ほど飲んだ。
「それでさあ。気になってんだけど、さっきの話」
大将は分厚い手でグラスを握ったまま徳に顔を向けた。
「さっきの話?」
「そう。銭湯でどうしたのってはなし」
徳は思い出したように先生の顔をうかがった。
「先生どうします? もう言っちゃう?」
「えっ」
徳はいたずらな子供のように笑みを浮かべて頬を膨らませた。
先生は本当に言うの?といった表情で徳を見たが、その瞳の奥には別の意味が隠されていることを徳は知っていた。
徳は先生の太ももに手を置いて目を見つめた。先生が少し震えた。
「ここにいる人だけだし。言っちゃおうか。ね」
先生は答えなかったがそれが答えだと徳は思った。
「俺がその銭湯にあるサウナ室に入ったらさ。先生がいたの」
「うん」
「え、それだけ?」
「先生、そのときなにしてましたっけ?」
先生は急に顔を赤く染めて俯いた。
「えっどうしたの? 先生そこで何してたんですか?」
毛深の中年男がにやけた。
「先生……」
徳がやさしく促すと先生が顔を上げた。
「そ、そのお……」
すると徳がすかさず。
「たしか両脚を上げて……」
「はっ?」
「それでケツを……」
「いやあ、はははは。おはずかしい」
「えっ、ええっ。なになに? 先生が? それで?」
「先生の口から説明してほしいな」
そう言いながら徳は先生の耳元で何やらつぶやいた。すると先生の息遣いが急に早くなった。
「はあ、はあ、い、いろんな、そのお」
「いろんな?」
法被の男が身を乗り出した。
「いろんな男に、そのお」
「男に? それで?」
毛深の中年男も顔を前に出す。
徳はもう一度先生の耳元に口を近づけて何か言いながら先生の太ももに置いた手を股間にすり寄せた。
「はあ、はあ、あああ。りょ、両脚をあげて、ケツを、ケツマンコを開いて。そのおいろんな男にチ、チ、チンポ入れられて、ああああ、中に、中にいっぱいザーメン入れられて……」
「ええっ!」
「せ、先生……」
先生は耳まで真っ赤になりながらも興奮していた。無意識にふんどしの上から股間をにぎりしめた。
「俺が入ったらいきなり先生がサウナの下段で両脚を自分で抱えておもいっきり開いてケツマンコを見せつけてきたんだよ。見たらその開いたまんまのケツマンコからすっごいいっぱいザーメンがドロドロ溢れてて」
「せ、先生。やっぱりウケだったんだあ」
「いや、そういう問題じゃないだろ」
すかさず若い男に毛深の中年男が言う。
「先生すっげ。エロいっすね」
法被の男が目を輝かせて身を乗り出す。
「こんなに真面目そうなのに。先生すごいなあ。銭湯で客に掘られてたんですか?」
「は、はい」
先生はその醜態を思い出してはずかしい思いをしながらも興奮しているようだった。
「すっごい。先生、もうビンビンじゃないですか」
大将は俯いている先生の股間を見ながら言った。
大将は机の向こうにいる男たちによく見えるように、前の炬燵机をゆっくりと横に移動させた。するとそれを見た徳も前の炬燵机を反対側へスライドさせた。徳と大将に挟まれた先生の前にあった机が左右にゆっくりと移動させられ、まるで扉が開くように先生の身体が露《あら》わになった。
そして大将は先生のふんどしの前垂れを上げてその膨らんだ部分をみんなに見せた。
「す、すごい」
「先生、興奮してるんですか?」
ノリが心細そうに言った。
「先生はこういうのが好きなんだよ。ね、徳さん」
大将はゆっくりと先生の固く勃ち上がったモノをふんどしの上から摩った。
「やっぱ大将すごいなあ。全部お見通し」
「先生、こうやってはずかしいところを人に見られると興奮するんですか?」
大将は大きな身体を先生に寄せると股間にあった手を先生の乳首に移した。
「ああっ」
「ああ、すっごい敏感なんだな」
毛深の中年男がたまらず首を伸ばす。
「ねえ先生。よかったらこれ取ってもいいですか?」
先生はその言葉に驚いた顔で大将を見た。するとジュルッと先生の白いふんどしに大きな我慢汁のシミができた。
「あああ、せ、先生。すごい……」
ノリがその膨れ上がった先生のふんどしと顔を泣きそうな顔で交互に見た。
大将は先生の股間のそのシミを見ながら腹の前のふんどしの結んだ紐を解いた。そして上げていた前垂れをゆっくりと下ろした。薄暗い部屋のこの淫雛な部屋で先生のはずかしい股間が皆の前に公開された。
「でっかいチンポ」
「先生、すごい大きいですね」
「し、汁がいっぱい……」
「先生もう少し部屋を明るくしてもいいですか?」
そう言ったのは法被の坊主男。先生の恥ずかしい姿に興奮している。
「はあ、はあ、あああ」
先生は徳の顔を見ながらなにかを訴えているようだった。それは恥ずかしいから明るくしないでほしいという意味に思えた。
「いいですよ。よく見えるようにしてください」
徳は先生の倒錯した無言の言葉を理解した。
天井のLED照明がすうーっと明るくなってピッと音がした。一番明るいところまで上げた音だった。
「ああ、はあああ」
先生は太い腰を揺らして脚を閉じようとしたが大将と徳が両側から脚を開いて止めた。
「あああ丸見え。せ、先生。恥ずかしいね。先生。こっち見て」
毛深の中年男が先生の顔を見つめる。すると先生が泣き出しそうな表情で顔をあげた。
「すっげえ。我慢汁いっぱい出て来てるよ。興奮してるんですね」
ノリは自分の六尺ふんどしの前の巨大な膨らみを強く握った。
先生は両ひざを立ててM字開脚の恥ずかしい姿を今日初めて会った男たちに晒《さら》した。大きく膨らんだチンポはいっそう大きく伸びてその先の亀頭からだらだらと我慢汁を吹き出している。
「た、たまらん」
「こんなエロいお客さんはじめて」
法被の坊主男はその巨漢を揺らしてそうとう膨らんだ股間を鷲掴みにした。
「先生、こういう世界を知ったのは最近だって言ってましたよね。なのに銭湯でいっぱいチンポ入れられてたんですか?」
大将は先生のひざを開きながらもう片方の手で乳首をゆるくつまんだ。
「あああ、はあああ!」
「そ、そうですよ。そんに簡単にチンポ入んないっすよ」
ノリが唇を尖らせる。
「あ、あのお。よければそのケツ見たいんだけど」
毛深の中年男がそろりと言う。
「ぼくも見たいです」
ノリが続く。
先生は徳に顔を向けて大きく肩で息をしながら悲しそうに表情を崩した。
「先生見せていいね? せんせい……」
そう言いながら徳は先生の脚を抱えて上に持ち上げた。すると大将も同じように脚を上に持ち上げた。先生の身体が壁にもたれかかり、両脚が真上に上げられてケツの穴が丸見えになった。
「うわああ」
「はああ、エッロ」
「た、たまんねえ」
先生の前で見ている男らが顔を近づけて自分の股間をまさぐった。
「た、たしかに。いい具合にゆるそう」
「こんなおとなしそうな先生が、銭湯でいっぱい犯されてるなんて」
すると徳が持っていた手のひらサイズのボトルから透明の液体を指先にとってそれを先生の穴に塗り込んだ。
「ああああ!」
「えっ?」
「ええっ!」
「大将いい? 先生みんなの見てるところでやられたいみたいだからさ」
「いいよ。先生が良ければ好きにして」
「マジか」
「ああすっげえ。先生指2本入ってますよ」
「はあっ、はああっ、ああああ」
「こ、こんな明るいとこで。丸見えじゃん」
法被の坊主男は徳の言葉に反応して股間を膨らませた。そしてさっきにも増して強く六尺ふんどしを揉みしだいた。
「徳さんほんとにいいの? マジやっちゃうよ?」
法被男はそう言いながら六尺を緩め始めた。
「マジかよ」
「す、すげえ」
法被男は立ち上がると躊躇なく六尺ふんどしを剥ぎ取って先生の前にケツをつけて座った。陰毛は処理されていてツルツルのパイパンチンポ。
「あああ、剥き出しのチンポびんびん!」
「ゴ、ゴムは?」
「銭湯でゴムつけてるやつなんていないよ」
法被男はそう言うと先生の股間に身体を寄せて、ひざを立ててM字に脚を開き、腰を落としたまま尻を床に擦るように先生のケツマンコに固くなったチンポを近づけた。そして膨れた亀頭を先生の穴にくっつけてその透明のローションを広げるように撫でつけた。
「あああ、すっげえエロい」
「先生、入っちゃうよ。ほんとにここでチンポ突っ込まれるの? いいの?」
毛深の中年男も六尺ふんどしを緩め、チンポを剥き出してしごきはじめた。
「先生、あの時銭湯で何人の男に犯されたの?」
徳はこんな状況で話し始めた。先生は顔を真っ赤にしながらどうしてそんなことを聞くのと言わんばかりの困った顔で徳を見た。
「先生、みんな生チンポだったんでしょ? 何人に種付けされたんですか? 俺含めて何人?」
「はあ、はああ、はあああ」
「せんせい」
「よ、よ、4人」
「じゃあ今日は1人多いですね」
「そ、そんな、あああああ!」
たまらなくなった法被男が先生が声を震わせている最中、ヌルヌルになった亀頭を先生のケツマンコに押し込んでゆっくりと挿入した。
「入った! すっげえ! チンポはいってく!」
「あああ、た、たまんねえ! すっげえ締まる! き、きもちいい!」
「はあああ! あっはあああ!」
毛の無い法被男のチンポはその長さも太さも硬さも丸見えで、先生のケツマンコにゆっくりと根元まで突っ込まれるとまた引き出された。ヌルヌルになったチンポが照明に照らされてぬらぬらと光る。
「せ、先生、気持ちいい、ですか? お、俺のチンポどうっすか?」
グッチュン、ブッチュン、グッチュン、ブッチュン
徐々に法被男の腰の動きが速くなっていやらしい音が部屋に響く。
「ああっ、はああっ、あっはああ」
「うんっ。ふんっ。ふんんっ」
「はあっ! はああっ! ああああああ!」
「ほ、ほんとに。ほんとに中に出して、いいの?」
法被男はゴツい大きな腰を前後に振りながら徳の顔を見た。
「先生、どう? いい?」
「はあっ! はああっ! あっはあああ!」
「先生、自分で言ってあげてよ。中に出したいみたいだよ。ねえ、この前みたいに言ってあげてよ。ザーメン欲しいって言ってあげてよ」
「はあっ、あああ、はああ、い、いやあ」
「先生ヤッバ! で、出そう!」
「先生どうする?」
「はあっ、はあっ。く、くださ、い。ザー」
「いっく!」
「はあああああ!」
「ふんっ! うんっ! ううんっ! ああああ! んんんっ」
「あっ、あっ、ああっ、すっごい。い、いっぱい! あ、熱い! あああ、あついいい」
「すっげ! マジで中に出しちゃった!」
毛深の中年男が真っ黒なチンポをしごきながら興奮した。
法被男が身体を引くと伸びたままのチンポがずろんっと抜き出されてボタボタと白い汁がゴザに落ちた。
「俺もいいかな?」
すかさず毛深の中年男が六尺ふんどしの横から剥き出した真っ黒で太く膨れ上がったチンポを握りながら先生の股に身体を寄せた。
「せ、先生。俺もすげえタイプなんですよ。チンポ入れますね」
中年男はエラの張った巨大な亀頭をヌルヌルになった穴に付けるとそのままむにゅるっと突き入れると、徳や大将からよく見えるように身体を後ろに反らせてゆっくりと腰を押し出して根元まで突っ込んだ。濃く茂った陰毛が先生の穴に押し付けられた。
「うっわ、えっろ!」
「丸見え。せんせい。この人のチンポ入っていくところが丸見えですよ」
「はああ、はああ、いい! いいい!」
「いいですか? 先生、気持ちいい?」
「はああ、すごい。あああ」
中年男は身体を起こすと今度は先生の身体に自身の身体を密着させて、獣の交尾のようにいやらしく器用に腰を前後に振り始めた。
「すっげ。先生が犯されてる」
先生は身体を揺らされながら中年男の腰に両手をまわして力を込めた。
「ふんっ、ふんっ、ふんっ。せ、先生、気持ちいいっすか? いいっすか?」
「はあん、はあん、はああん」
「もっとっすか? もっと欲しいっすか?」
「はあん。はああん。お、奥に。チンポ奥に」
「せ、先生……」
先生の脚を抱えながら大将がつぶやく。
「せ、先生エロすぎ。た、たまんねえ! ふんっ! ふんっ! ふうんっ!」
中年男は力を増して腰を押し込んだ。その度に先生の手が力強く腰を押さえ込む。
「せ、先生、そ、そんなこと、されたら、い、イっちゃうよ」
「はあんっ! はあんっ! はああんっ! い、いっぱい! いっぱい中に!」
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! あああすっげえ! ああ、な、中に! 中に出すよ! 先生、いっぱい出すからね! ああああ!」
先生の腰が中年男の動きに合わせるように前後に動き出し、男が引くと先生も引き、チンポを突っ込むと同時に先生の腰も前に突き出された。
ボッチュン! ボッチュン! ボッチュン! ボッチュン!
穴が開いて空気と一緒にチンポを飲み込み、チンポが引き出されると同時に破裂するように空気が吐き出された。
「うんっ! うんっ! ううっ! イ、イイ、イクッ!」
「あっ!」
中年男は先生を抱きしめたまま身体を震わせて硬直した。
「あっ、あっ、出てる。ああ、すごいすごい。あああ、お腹にいっぱい入ってくる」
先生は徳と大将を交互に見ながら毛深の中年男のザーメンが注入されているのを伝えた。
「も、もうだめだ。先生俺もいいかな?」
大将は中年男が離れると同時に先生を部屋の真ん中に仰向けにして寝かせ、両脚を抱えて持ち上げた。
「いいね先生。みんなの前で公開交尾だよ。みんなの前で犯してあげるからね」
先生は目を潤ませて大将を見上げ、自分で両脚を抱えてケツマンコを上に向けた。穴はポッカリと開いたままで奥に二人のザーメンが見えている。
大将は六尺ふんどしを脱いだ。陰毛は薄く処理されていて硬くイキリ勃った太いチンポが根元まで見えた。
「先生こうして欲しかったんでしょ? こんなふうに見られながら生チンポでズボズボされたかったんでしょ?」
そういいながら先生の身体を引き寄せ、開いた穴に膨れた亀頭を押し付けるとゆっくりと挿入した。
「はあああ! あああっ! あああっ!」
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
「ああっ! ああっ! ああっ! あああっ!」
「み、みんな見てる、よ。ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
「あっはああ! はああっ! あああああっ!」
「乳首も、感じるんでしょ? ふんっ! ふんっ! 触ってもらう? ねえ、せ、先生。ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
徳が先生の乳首に触れる。
「ああ、あっはあああ! はあんっ! はあんっ!」
「すっげ。先生すごいよ」
ノリが股間に手をやりながら興奮する。
「ほら、ノリも。触ってあげてよ」
ノリが先生の乳首に手を向けると。
「ノリ、こっち」
そう言うと大将は大きく腰を前後に振りながら自分のチンポが出入りしている先生のケツマンコに手を誘導した。
「えっ」
「先生。チンポ入ってるとこも触るからね」
ノリは大将にされるがまま、先生のケツマンコを触った。最初は触れる程度だったがそのうち撫でるように大将のチンポや穴の縁を大胆に触っていった。
「せ、先生。す、すっごい太い大将のチンポがズボズボ入ってるよ。せ、先生、ああ、すっげえ。ケツマンコがすっごく広がってるよ。先生気持ちいい?」
「ああ、ああああ。そ、そんな。は、はずかしい。あんっ! あんっ! ああんっ!」
先生はそう言いながらもっと触って欲しいと言わんばかりにおもいっきり脚を持ち上げた。
「ほ、ほら、せ、先生、イクよ。中に出すよ。先生、ほら出すからね」
大将は先生の腕を掴むとその手を突っ込んでいる自分のチンポに持っていった。
「ああ、出そう出そう。ほ、ほら、出るとこ触って。せ、先生。出すよ、出るからね。ほら、チンポから出るよ」
先生の指先が大将のチンポの裏側にある尿道あたりに触れると、大将はおもいっきりザーメンを発射した。するとドクドクと激しく尿道が膨れてザーメンが先生の中に流し込まれるようすが感じられた。
「わああ! あああ! すっ! すっご! あああ、入っ! あああ、うんっ、うんっ! うんっ! ああっ! あああっ!」
先生のケツマンコが興奮と共にチンポを締め付けて流れてこむザーメンの勢いが増す。
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ! ああ、すっげ。先生。いっぱい出しちゃった」
先生は放心状態で太ももを震わせている。
店の二人が部屋を出ると中年男も時計を気にしながら部屋を出ていった。先生は仰向けのままぐったりとしていた。
「先生、どうでしたか?」
先生はゆっくりと目を開けると徳に言った。
「徳さんのチンポも欲しい。ノリくんも……」
「ええ」
ノリは困惑した。先生はタイプだけどタチはしたことがない。
徳は無言のままふんどしを脱ぐと先生の股に腰を寄せた。先生は再び自分で脚を抱えてそれを受け入れた。先生のケツマンコはそうとう広がっていて、徳のチンポが簡単に入るとヒダがめくれあがってブリュブリュッと誰かのザーメンが溢れて飛び出した。
「あああ、気持ちいい。先生の種マンすっごく気持ちいいよ」
ズッピュー、ズッピュー、ズッピュー、ズッピュー
チンポを押し込むたびに緩んだヒダからザーメンが飛び出していやらしい音を出した。
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
「ああ、あああ、あっはああ! ああはあああ!」
「うんっ! うんっ! うんっ! うんっ!」
「ああ、はあああっ! はああっ! いい! いいいい!」
徳がそろそろ出そうになってきた時。
「あああ、ぼ、ぼく。ダメかも。イキそう、です」
年配の男たちの変態交尾を見ながら扱いていたノリが限界にきた。
「はああ、ノ、ノリくん。ちょうだい。ノリくんのザーメン欲しい」
先生は徳に掘られて身体を揺すられながらノリを見ていた。
「せ、先生……」
徳は腰を引くと太くなったままのヌルヌルチンポを抜くとノリに譲った。ノリは少しとまどったがそのまま先生の股に身体を寄せた。
「うわっ! でっけえ! ノリ、チンポすげえでかいな!」
「あああ、やっべ」
「欲しい。…… ノリくんのザーメン」
我慢できなくなったノリは先生のケツマンコに極太の巨大なチンポを当てるとそのままズルズルっと突き入れた。穴は一気に広がり吹き出していたザーメンも中に詰まったまま。
「あああああ!」
「で、でるっ!」
「ううわああ! あっはああああ! ううう、うううう、んんん!」
途中で止めた興奮がどうにもならなくなった徳はそのまま先生の顔にチンポを付けるとザーメンを吐き出した。先生はノリに中出しされながら徳のザーメンを口に受けてごくごくとそれを飲み込んだ。
巨大なノリのチンポが抜き出されるとその大きさのままポッカリと開いて奥の赤いヒダから湧き出すように男たちのザーメンが漏れ出てきた。
しばらくして大将が部屋に入ってきた。
先生は添い寝する徳の手を握ったまま目をつむっていた。
大将は持ってきたタオルケットをふたりに掛けた。
「先生。ぜったいまた来てくださいね。みんなで待ってますから」
先生は目を閉じたままにっこりと口をゆるませてうなずいた。
おしまい
「先生、足元が暗いので気をつけてくださいね」
「はい」
すぐ後ろから顔を伏せるようにして歩いて来た先生と呼ばれる初老の男。中背で小太り。着古した暗い色のジャケットに年季は感じるものの髪や肌には艶やかな光沢が見えて生真面目な清潔感が漂う。
「大丈夫ですよ。誰も見てませんよ」
白髪の男はその男がたいそう辺りを気にしている様子を見て笑った。
地下の階段を降りると細い通路がありそこを右に入ると左側に3軒の店の扉が並んでいた。白髪の男は止まることなく一番奥の扉まで歩いて行った。
「いらっしゃい」
扉を開けるとカウンターの中にいる坊主頭の男が威勢よく迎えた。歳は40くらいで素肌に藍色の法被《はっぴ》を羽織っている。むっちりとした太めの身体には張りがあり胸板が厚く法被の隙間から見える乳首が大きく勃っているのがちらちらと見え隠れする。
店内は8〜10人くらいが座れるカウンターがあり、そこに2人の客が席を空けて座っていて扉が開くと同時に振り向いた。
「奥でいい?」
法被の男は慣れた話し方で白髪の男に言うと後ろの初老の男ににっこりと笑みを投げた。
白髪の男はうなずくと太った身体を窮屈そうにひねりながら座っている客の後ろを通り一番奥のカウンターの席に座り隣に初老の男を座らせた。
「徳さん、お久しぶりですね」
そう言いながら坊主頭の太った法被の男がおしぼりと箸を二人の前に置いてその後お通しの小鉢を出した。
カウンターに座るとその法被の男がふんどし姿だということがわかった。カウンターの中は暑いのか少し日に焼けた肌が汗ばんで光っている。毛の少ない大きな太ももは動くたびに尻の筋肉を押し上げて白い褌にくい込ませた。
「こちら初めましてですよね」
無精髭で眉が太く、一重まぶたをいっそう細めて笑みを浮かべながら男を見る法被の男。ただ太っているだけではなく肩に大きな筋肉がついている。
「え、ええ。はじめまして」
「なんてお呼びしましょうか?」
「先生でいいですよね?」
徳さんと呼ばれた白髪の男がその初老の男に言った。
「ええ。そうですね」
「へえ、学校の先生? 政治家って感じでもないし。あっ小説家とか」
「大学で教えています」
「別に言わなくてもいいんですよ」
徳は少し不安顔で微笑んだ。
「ああ、大丈夫です」
「へえ、なんだかすっごい優しそうな感じですよね」
「先生、こういうところに来るのが初めてなんだ」
「えっ、そうなんですか。今まで一度も?」
「はい。六十過ぎて恥ずかしいです」
「恥ずかしいなんて、ぜんぜん普通ですよ。そういう人いっぱいいますよ」
法被の男は大きな胸を膨らませながら笑った。
発展場として有名な銭湯で先生と出会った徳。初めて会ったのはそのサウナ室だった。閉店間際に少し寄って帰ろうと思ってサウナに入ったら、先生が大股を開いてこっちを見ていた。ずいぶん長い間そこにいるのか全身汗だくになって隣にいた男とたった今やり終わった感じだった。
肩で息をしながらも大きく上げた脚を自分で抱えてケツマンコを開いて見せた。相当やり込んだようで、穴はポッカリと開いたまま大量のザーメンをダラダラと吐き出していた。しかし色白の肌が桃色に火照ってツヤツヤと光り、うっとりとした瞳で見つめられると、こんなに淫らで変態なのにどうしようもなく愛おしくなった。
徳はサウナの扉が閉まる間も無くチンポをギンギンにして強く握りながら、そのまま先生のケツマンコめがけて歩み寄ると黙ってずるんっと生チンポを突っ込んでしまった。すると穴の隙間から大量のザーメンが溢れ出て今まで何人もの男に犯されたのがわかった。
徳はそんな先生に興奮し、無言で腰を振り続けた。サウナ室にボチュボチュといやらしい音が響いてザーメンが飛び散っても先生は隣にいる男と見つめ合い、ときどき「きもちいい? チンポ入れられて気持ちいい?」と言われながら泣きそうな顔で頷いていた。
徳は初めて出会った先生のケツマンコにザーメンを注入した。イク瞬間「でるっ」というと先生は抱えていた脚をおもいっきり身体に引き寄せて「はあ、はああ、ま、また、種付けされるよ」と隣の男に言った。
相当興奮してしまった徳は最近無かったくらいの量のザーメンを何度も先生のケツマンコに吐き出した。ジューっジューっジューっと我慢していたしょんべんのように勢いよく中に出した。先生は「あ、ああ! 当たってる! 当たってる!」と何度も目を見開き、身悶え太い腰を振りながら隣の男に報告した。
それから徳は何度となくその銭湯に通うようになった。もちろん淫乱先生に会うために。しかしそれ以降しばらく先生と出会うことはなかった。
先生と顔を合わせたのはそれから半年くらい経ってからだった。どこか地方からの旅行者だったのだと諦めていたころ、ひょっこりとその銭湯で出会《でくわ》したのだ。
先生に連れはなく一人だった。初めて出会ったあの日の先生はどうしようもなく淫乱で、童顔でその丸い顔を赤く染めながら汗だくになって徳のチンポを受け入れていた。しかし今日の先生は洗い場とサウナ室をときどき行き来するくらいでなにかコトが起こる気配すらなかった。そして徳とすれ違っても目を伏せるだけであの時のことも覚えていないようだった。
徳がどうしようかと迷っている間、先生は幾度となく男に誘われているようだったがみんな断っていた。サウナ室の中、このあと呑みに行こうとかホテルとるよと言われてもついて行くことは無かった。
そうしていると先生は最後にシャワーを浴びて浴室から出て行ってしまった。徳は先生を追うようにして脱衣所に出ると、先生が着替えているのを悲しい面持ちで眺めた。いまさら声をかけてもさっきの男たちのように断られるに違いない。そう思いながらも諦めきれない気持ちが募った。
徳は先生のロッカーの近くに服や荷物を入れたカゴを移動させてそれとなく先生に近づいた。先生はゆっくりとしながらも淡々と身支度していた。
徳は意を決して先生の横に身体を寄せると小さく声をかけた。すると先生は身体を硬《こわば》らせて徳を見た。
「どうも。…… あのお。私のこと覚えていますか?」
「は? い、いえ」
「半年ほど前にここで……」
「あ、あああ!」
先生は急にもじもじと俯いて顔を真っ赤にした。
「あれからまたお会いしたいと思っていました」
「そ、そう、ですか」
先生はなにか隠し事がバレてしまったような気まずい表情で俯いていた。
徳は考えた。どうして先生がこのあいだのように発展しなかったのか。どうしてあんなに淫乱だったのにまるで別人のようにおとなしく帰ってしまうのか。徳はその理由を想像した。
あの時、先生のケツマンコにチンポを突っ込んでいるときの先生はものすごく興奮していた。しかしそれは徳に興奮していたのではなく隣にいた男の言葉に刺激され腰を振って悦んでいたのだ。「先生、ほら知らない男が生チンポ入れてるよ」「こんな明るいところでチンポ入ってるの丸見えだよ」「うわあ、さっきの親父の汁が噴き出てるよ」…… 先生は耳元でそう言われるたびに目を見開き悶絶して身体を震わせた。
先生の興奮するものがそうであれば。…… 徳はその特殊な世界に行けばきっと先生は悦んでくれるんじゃないかと思った。
カウンターで飲んでいる客は50歳くらいのスーツの男。もうひとりは若く見えて30代。ラフな襟付きの柄シャツを着けている。店内にはカラオケはなく、かと言ってオネエ言葉が飛び交う騒々しさもなかった。
しばらくするとカウンターの奥からもう一人店員が現れた。やはり同様に豆絞りのふんどしをつけた60歳手前のガチムチの男だ。しかし法被はなくほぼ裸状態。短髪には白髪が少し見えていてそのどっしりとした風貌には貫禄がある。丸く膨らんだ胸の先に黒ずんで大きい乳首が突き出している。
「いらっしゃい。徳さん久しぶりだね」
「大将、また体デカくなったんじゃない?」
「そうかな。ちょっと腹が出たかも」
徳はハイボールのグラスをコースターに戻すと先生にその男を紹介した。
「ここの大将。ボスって呼んでる人もいるけどね」
「はじめまして」
先生が少し顔を赤くして笑った。
「どうも、はじめまして。なんかすごい真面目そうな方ですね」
「い、いえ。そんなことは」
法被の男が焼酎の水割りを作りながら。
「大学の先生なんだって」
「へえ、どうりで」
先生の視線がちらちらと大将のふんどし姿に向けられていることを徳は見逃さなかった。
「それで、こんなキュートな男とどこで知り合ったのさ?」
大将は徳の顔と先生を交互に見ながら言った。
「ははは、ひみつ」
「先生、教えてくださいよ」
「ああ、まあ。そのお、なんていうか」
「やっぱ発展場でしょ? ねえ。徳さんさあ、もう隠すような歳でもないじゃんよ」
大将はカウンターの向こうから身を前に傾けると腕組みしながら笑った。組んだ腕の上に黒い大きな乳首が腕の圧力で飛び出している。先生の目の前だ。
徳が気まずそうに先生を見ると先生は顔を赤らめながら言った。
「銭湯です」
「ほらあ、やっぱ発展場じゃん」
「発展っていうか、まあ普通の銭湯なんだけどね」
徳が言い訳にもならないことを言うと、法被の男と話していた客たちは少し声を落として聞き耳を立てた。
「でも先生がそんなとこで発展してるの想像できないなあ。徳さんが声かけたの?」
「いいや。そうじゃないんだけどね」
「じゃあ先生から?」
「真面目そうに見えますけどね」
法被の男が思わず会話に入る。
「ああ、いえいえ……」
先生の顔が真っ赤になった。
なんとなく話の中心は先生だった。やはり常連客には初顔の先生は興味の対象だ。言葉少なく恥ずかしそうに笑い、真面目そうだがなんとも愛嬌のある還暦過ぎの男の仕草に皆が視線を送った。
「大将、奥空いてる?」
徳は少し声を落として言った。
「え、うん。けど、先生は大丈夫?」
「先生、奥の部屋で呑みませんか?」
「奥ですか?」
「ええ。靴脱いでゆっくりできますよ」
すると大将が先生の前に来てカウンターに肘をついた。
「先生、ふんどしに興味ありますか?」
「え、ああ。はい」
「そうなんだ」
驚いたのは徳だった。
「着けたことはありますか?」
「ないんですけど知っています」
「奥の部屋はふんどし姿の方専用なんです。先生着けてみますか?」
「私大学で民俗学の研究をしてまして。ふんどしについてもいろいろ調べたことがあるんです。自分で着けたことはないんですけど一度体験してみたいと思ってたんです」
「へえ。そうなんだ。じゃあお貸しするんでどうぞ奥へ」
「みなさんもよかったら一緒にどうですか?」
徳はカウンターの向こうにいる常連客に顔を向けた。
奥の部屋は6畳ほどの広さで板の間の部屋いっぱいにゴザが敷かれていて、中央には布団の無い炬燵《こたつ》机が2つ並べて置かれていた。天井の照明は極端に薄暗く部屋の隅に行灯《あんどん》を模したLED照明が灯っている。
部屋の奥に木製の衝立《ついたて》がありその向こうで着替えるようになっていた。徳は先に行って自分が持って来た越中ふんどしを着けて現れた。でっぷりとした腹に白い布が揺れている。
「先生、お手伝いします」
徳は恥ずかしそうにしている先生を衝立の裏に連れて行くと横にあるカゴに荷物を入れた。
「構造は知ってるんですが締めたことがないので」
そんな先生の服を一枚一枚脱がしながら徳は。
「どうですかこのお店。先生に気に入ってもらえると思って」
「先生にピッタリなお店ってこういうことだったんですね」
先生は肌シャツを脱ぐとパンツ一枚になった。しかしそれから股間を抑えたままの先生。
徳は店から借りた自分と同じ白い越中ふんどしを広げた。
「少し反応してしまいました」
「こういうところに興味がある人は最初はみんなそうなりますよ」
徳がゆっくりと先生のパンツを下げると剥き出しになった大きな亀頭が上を向いていて我慢汁を少し漏らしていた。思いのほかボリュームのある大きなチンポ。
「ああ、すっごい大きい。先生気に入ってもらえて嬉しいです」
徳はそう言って先生の太く膨らんだチンポを咥え込んで溢れ出す我慢汁を吸い取った。先生は両脚を踏ん張り声をころして小さく悶えた。
部屋の奥側の壁を背にして徳と先生が座り、向かい合うようにして手前に二人の常連客が座った。
徳の前には30代の若い男が座った。身体全体に脂肪がついていてむっちりとしている。男は白い六尺ふんどしを着けていて身体に合わないくらいにその袋を大きく膨らませていた。先生のようにすでに反応しているのかそれとももともとそういう大きさなのか分からない。
そして先生の向かいには50代の中年男が座った。カウンターではスーツを着ていたので分からなかったがガタイが良くて肌の色が黒く、毛深くて胸にも白髪混じりの毛があった。彼も白い六尺でそのどっしりとした前袋の両脇から大量の陰毛がいやらしくはみ出ている。
法被姿の坊主男が大きな盆にそれぞれのドリンクを入れ直して運んできた。
「先生すごく似合ってますよ!」
法被の男はグラスを置きながら笑った。
色白で体毛少ない先生の身体。教壇に長く立ちっぱなしで講義するからなのか腰から尻がどっしりと大きくそこから太短い脚が伸びている。上半身もぽっちゃりで肩から腕にかけて丸く太い。
「先生綺麗な身体ですね」
そう言ったのは毛深の中年男。
「運動とか苦手なのでブヨブヨです」
「ぼくもです」
若い男が微笑んだ。
「ノリくんはちょっと鍛えた方がいいんじゃない」
「昔ちょっと鍛えてたことがあったんだけどお父さんには全然モテなくて」
「ははは、なるほど。ノリくんは年配の男が好きなんだよね」
「先生すっごいタイプです!」
「いきなりなんだよ」
毛深の中年男がちょっと顔をしかめた。
「いえいえ、ありがとう」
「でもどうかなあ。ノリくんとは合わないかも」
「えっ、そうなんですか。もしかして先生ウケなんですか?」
「先生はどっちなんですか?」
徳は知ってながら皆の前で訊いてみた。
「どうなんでしょうか。自分ではよく分からなくて。なにせこういう世界を知ったのは最近なんですよ」
「ええ、そうなんだ! じゃあまだ経験とか、その…… いろいろやったりとか」
毛深の中年男が少し笑みを浮かべて驚いた。
「へえ、そうなんですか。でもなんとなくその感じはわかります」
部屋に入ってくるなり皆んなの話に加わる大将。座って見上げると身体の大きさが強調されて圧倒。奥に座る先生の隣に座った。先生は徳と大将の大きな身体に挟まれるように座っている。そしてその向かいに法被男が常連客に並んで座った。
「みんな来てどうすんのさ。お店は?」
「もう閉めた」
「えっ、いいの?」
「どうせもう誰も来ないよ。平日のこんな時間に」
「まだ9時だけど」
「いいの」
そい言うと大将は自分で持って来た焼酎の水割りを半分ほど飲んだ。
「それでさあ。気になってんだけど、さっきの話」
大将は分厚い手でグラスを握ったまま徳に顔を向けた。
「さっきの話?」
「そう。銭湯でどうしたのってはなし」
徳は思い出したように先生の顔をうかがった。
「先生どうします? もう言っちゃう?」
「えっ」
徳はいたずらな子供のように笑みを浮かべて頬を膨らませた。
先生は本当に言うの?といった表情で徳を見たが、その瞳の奥には別の意味が隠されていることを徳は知っていた。
徳は先生の太ももに手を置いて目を見つめた。先生が少し震えた。
「ここにいる人だけだし。言っちゃおうか。ね」
先生は答えなかったがそれが答えだと徳は思った。
「俺がその銭湯にあるサウナ室に入ったらさ。先生がいたの」
「うん」
「え、それだけ?」
「先生、そのときなにしてましたっけ?」
先生は急に顔を赤く染めて俯いた。
「えっどうしたの? 先生そこで何してたんですか?」
毛深の中年男がにやけた。
「先生……」
徳がやさしく促すと先生が顔を上げた。
「そ、そのお……」
すると徳がすかさず。
「たしか両脚を上げて……」
「はっ?」
「それでケツを……」
「いやあ、はははは。おはずかしい」
「えっ、ええっ。なになに? 先生が? それで?」
「先生の口から説明してほしいな」
そう言いながら徳は先生の耳元で何やらつぶやいた。すると先生の息遣いが急に早くなった。
「はあ、はあ、い、いろんな、そのお」
「いろんな?」
法被の男が身を乗り出した。
「いろんな男に、そのお」
「男に? それで?」
毛深の中年男も顔を前に出す。
徳はもう一度先生の耳元に口を近づけて何か言いながら先生の太ももに置いた手を股間にすり寄せた。
「はあ、はあ、あああ。りょ、両脚をあげて、ケツを、ケツマンコを開いて。そのおいろんな男にチ、チ、チンポ入れられて、ああああ、中に、中にいっぱいザーメン入れられて……」
「ええっ!」
「せ、先生……」
先生は耳まで真っ赤になりながらも興奮していた。無意識にふんどしの上から股間をにぎりしめた。
「俺が入ったらいきなり先生がサウナの下段で両脚を自分で抱えておもいっきり開いてケツマンコを見せつけてきたんだよ。見たらその開いたまんまのケツマンコからすっごいいっぱいザーメンがドロドロ溢れてて」
「せ、先生。やっぱりウケだったんだあ」
「いや、そういう問題じゃないだろ」
すかさず若い男に毛深の中年男が言う。
「先生すっげ。エロいっすね」
法被の男が目を輝かせて身を乗り出す。
「こんなに真面目そうなのに。先生すごいなあ。銭湯で客に掘られてたんですか?」
「は、はい」
先生はその醜態を思い出してはずかしい思いをしながらも興奮しているようだった。
「すっごい。先生、もうビンビンじゃないですか」
大将は俯いている先生の股間を見ながら言った。
大将は机の向こうにいる男たちによく見えるように、前の炬燵机をゆっくりと横に移動させた。するとそれを見た徳も前の炬燵机を反対側へスライドさせた。徳と大将に挟まれた先生の前にあった机が左右にゆっくりと移動させられ、まるで扉が開くように先生の身体が露《あら》わになった。
そして大将は先生のふんどしの前垂れを上げてその膨らんだ部分をみんなに見せた。
「す、すごい」
「先生、興奮してるんですか?」
ノリが心細そうに言った。
「先生はこういうのが好きなんだよ。ね、徳さん」
大将はゆっくりと先生の固く勃ち上がったモノをふんどしの上から摩った。
「やっぱ大将すごいなあ。全部お見通し」
「先生、こうやってはずかしいところを人に見られると興奮するんですか?」
大将は大きな身体を先生に寄せると股間にあった手を先生の乳首に移した。
「ああっ」
「ああ、すっごい敏感なんだな」
毛深の中年男がたまらず首を伸ばす。
「ねえ先生。よかったらこれ取ってもいいですか?」
先生はその言葉に驚いた顔で大将を見た。するとジュルッと先生の白いふんどしに大きな我慢汁のシミができた。
「あああ、せ、先生。すごい……」
ノリがその膨れ上がった先生のふんどしと顔を泣きそうな顔で交互に見た。
大将は先生の股間のそのシミを見ながら腹の前のふんどしの結んだ紐を解いた。そして上げていた前垂れをゆっくりと下ろした。薄暗い部屋のこの淫雛な部屋で先生のはずかしい股間が皆の前に公開された。
「でっかいチンポ」
「先生、すごい大きいですね」
「し、汁がいっぱい……」
「先生もう少し部屋を明るくしてもいいですか?」
そう言ったのは法被の坊主男。先生の恥ずかしい姿に興奮している。
「はあ、はあ、あああ」
先生は徳の顔を見ながらなにかを訴えているようだった。それは恥ずかしいから明るくしないでほしいという意味に思えた。
「いいですよ。よく見えるようにしてください」
徳は先生の倒錯した無言の言葉を理解した。
天井のLED照明がすうーっと明るくなってピッと音がした。一番明るいところまで上げた音だった。
「ああ、はあああ」
先生は太い腰を揺らして脚を閉じようとしたが大将と徳が両側から脚を開いて止めた。
「あああ丸見え。せ、先生。恥ずかしいね。先生。こっち見て」
毛深の中年男が先生の顔を見つめる。すると先生が泣き出しそうな表情で顔をあげた。
「すっげえ。我慢汁いっぱい出て来てるよ。興奮してるんですね」
ノリは自分の六尺ふんどしの前の巨大な膨らみを強く握った。
先生は両ひざを立ててM字開脚の恥ずかしい姿を今日初めて会った男たちに晒《さら》した。大きく膨らんだチンポはいっそう大きく伸びてその先の亀頭からだらだらと我慢汁を吹き出している。
「た、たまらん」
「こんなエロいお客さんはじめて」
法被の坊主男はその巨漢を揺らしてそうとう膨らんだ股間を鷲掴みにした。
「先生、こういう世界を知ったのは最近だって言ってましたよね。なのに銭湯でいっぱいチンポ入れられてたんですか?」
大将は先生のひざを開きながらもう片方の手で乳首をゆるくつまんだ。
「あああ、はあああ!」
「そ、そうですよ。そんに簡単にチンポ入んないっすよ」
ノリが唇を尖らせる。
「あ、あのお。よければそのケツ見たいんだけど」
毛深の中年男がそろりと言う。
「ぼくも見たいです」
ノリが続く。
先生は徳に顔を向けて大きく肩で息をしながら悲しそうに表情を崩した。
「先生見せていいね? せんせい……」
そう言いながら徳は先生の脚を抱えて上に持ち上げた。すると大将も同じように脚を上に持ち上げた。先生の身体が壁にもたれかかり、両脚が真上に上げられてケツの穴が丸見えになった。
「うわああ」
「はああ、エッロ」
「た、たまんねえ」
先生の前で見ている男らが顔を近づけて自分の股間をまさぐった。
「た、たしかに。いい具合にゆるそう」
「こんなおとなしそうな先生が、銭湯でいっぱい犯されてるなんて」
すると徳が持っていた手のひらサイズのボトルから透明の液体を指先にとってそれを先生の穴に塗り込んだ。
「ああああ!」
「えっ?」
「ええっ!」
「大将いい? 先生みんなの見てるところでやられたいみたいだからさ」
「いいよ。先生が良ければ好きにして」
「マジか」
「ああすっげえ。先生指2本入ってますよ」
「はあっ、はああっ、ああああ」
「こ、こんな明るいとこで。丸見えじゃん」
法被の坊主男は徳の言葉に反応して股間を膨らませた。そしてさっきにも増して強く六尺ふんどしを揉みしだいた。
「徳さんほんとにいいの? マジやっちゃうよ?」
法被男はそう言いながら六尺を緩め始めた。
「マジかよ」
「す、すげえ」
法被男は立ち上がると躊躇なく六尺ふんどしを剥ぎ取って先生の前にケツをつけて座った。陰毛は処理されていてツルツルのパイパンチンポ。
「あああ、剥き出しのチンポびんびん!」
「ゴ、ゴムは?」
「銭湯でゴムつけてるやつなんていないよ」
法被男はそう言うと先生の股間に身体を寄せて、ひざを立ててM字に脚を開き、腰を落としたまま尻を床に擦るように先生のケツマンコに固くなったチンポを近づけた。そして膨れた亀頭を先生の穴にくっつけてその透明のローションを広げるように撫でつけた。
「あああ、すっげえエロい」
「先生、入っちゃうよ。ほんとにここでチンポ突っ込まれるの? いいの?」
毛深の中年男も六尺ふんどしを緩め、チンポを剥き出してしごきはじめた。
「先生、あの時銭湯で何人の男に犯されたの?」
徳はこんな状況で話し始めた。先生は顔を真っ赤にしながらどうしてそんなことを聞くのと言わんばかりの困った顔で徳を見た。
「先生、みんな生チンポだったんでしょ? 何人に種付けされたんですか? 俺含めて何人?」
「はあ、はああ、はあああ」
「せんせい」
「よ、よ、4人」
「じゃあ今日は1人多いですね」
「そ、そんな、あああああ!」
たまらなくなった法被男が先生が声を震わせている最中、ヌルヌルになった亀頭を先生のケツマンコに押し込んでゆっくりと挿入した。
「入った! すっげえ! チンポはいってく!」
「あああ、た、たまんねえ! すっげえ締まる! き、きもちいい!」
「はあああ! あっはあああ!」
毛の無い法被男のチンポはその長さも太さも硬さも丸見えで、先生のケツマンコにゆっくりと根元まで突っ込まれるとまた引き出された。ヌルヌルになったチンポが照明に照らされてぬらぬらと光る。
「せ、先生、気持ちいい、ですか? お、俺のチンポどうっすか?」
グッチュン、ブッチュン、グッチュン、ブッチュン
徐々に法被男の腰の動きが速くなっていやらしい音が部屋に響く。
「ああっ、はああっ、あっはああ」
「うんっ。ふんっ。ふんんっ」
「はあっ! はああっ! ああああああ!」
「ほ、ほんとに。ほんとに中に出して、いいの?」
法被男はゴツい大きな腰を前後に振りながら徳の顔を見た。
「先生、どう? いい?」
「はあっ! はああっ! あっはあああ!」
「先生、自分で言ってあげてよ。中に出したいみたいだよ。ねえ、この前みたいに言ってあげてよ。ザーメン欲しいって言ってあげてよ」
「はあっ、あああ、はああ、い、いやあ」
「先生ヤッバ! で、出そう!」
「先生どうする?」
「はあっ、はあっ。く、くださ、い。ザー」
「いっく!」
「はあああああ!」
「ふんっ! うんっ! ううんっ! ああああ! んんんっ」
「あっ、あっ、ああっ、すっごい。い、いっぱい! あ、熱い! あああ、あついいい」
「すっげ! マジで中に出しちゃった!」
毛深の中年男が真っ黒なチンポをしごきながら興奮した。
法被男が身体を引くと伸びたままのチンポがずろんっと抜き出されてボタボタと白い汁がゴザに落ちた。
「俺もいいかな?」
すかさず毛深の中年男が六尺ふんどしの横から剥き出した真っ黒で太く膨れ上がったチンポを握りながら先生の股に身体を寄せた。
「せ、先生。俺もすげえタイプなんですよ。チンポ入れますね」
中年男はエラの張った巨大な亀頭をヌルヌルになった穴に付けるとそのままむにゅるっと突き入れると、徳や大将からよく見えるように身体を後ろに反らせてゆっくりと腰を押し出して根元まで突っ込んだ。濃く茂った陰毛が先生の穴に押し付けられた。
「うっわ、えっろ!」
「丸見え。せんせい。この人のチンポ入っていくところが丸見えですよ」
「はああ、はああ、いい! いいい!」
「いいですか? 先生、気持ちいい?」
「はああ、すごい。あああ」
中年男は身体を起こすと今度は先生の身体に自身の身体を密着させて、獣の交尾のようにいやらしく器用に腰を前後に振り始めた。
「すっげ。先生が犯されてる」
先生は身体を揺らされながら中年男の腰に両手をまわして力を込めた。
「ふんっ、ふんっ、ふんっ。せ、先生、気持ちいいっすか? いいっすか?」
「はあん、はあん、はああん」
「もっとっすか? もっと欲しいっすか?」
「はあん。はああん。お、奥に。チンポ奥に」
「せ、先生……」
先生の脚を抱えながら大将がつぶやく。
「せ、先生エロすぎ。た、たまんねえ! ふんっ! ふんっ! ふうんっ!」
中年男は力を増して腰を押し込んだ。その度に先生の手が力強く腰を押さえ込む。
「せ、先生、そ、そんなこと、されたら、い、イっちゃうよ」
「はあんっ! はあんっ! はああんっ! い、いっぱい! いっぱい中に!」
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! あああすっげえ! ああ、な、中に! 中に出すよ! 先生、いっぱい出すからね! ああああ!」
先生の腰が中年男の動きに合わせるように前後に動き出し、男が引くと先生も引き、チンポを突っ込むと同時に先生の腰も前に突き出された。
ボッチュン! ボッチュン! ボッチュン! ボッチュン!
穴が開いて空気と一緒にチンポを飲み込み、チンポが引き出されると同時に破裂するように空気が吐き出された。
「うんっ! うんっ! ううっ! イ、イイ、イクッ!」
「あっ!」
中年男は先生を抱きしめたまま身体を震わせて硬直した。
「あっ、あっ、出てる。ああ、すごいすごい。あああ、お腹にいっぱい入ってくる」
先生は徳と大将を交互に見ながら毛深の中年男のザーメンが注入されているのを伝えた。
「も、もうだめだ。先生俺もいいかな?」
大将は中年男が離れると同時に先生を部屋の真ん中に仰向けにして寝かせ、両脚を抱えて持ち上げた。
「いいね先生。みんなの前で公開交尾だよ。みんなの前で犯してあげるからね」
先生は目を潤ませて大将を見上げ、自分で両脚を抱えてケツマンコを上に向けた。穴はポッカリと開いたままで奥に二人のザーメンが見えている。
大将は六尺ふんどしを脱いだ。陰毛は薄く処理されていて硬くイキリ勃った太いチンポが根元まで見えた。
「先生こうして欲しかったんでしょ? こんなふうに見られながら生チンポでズボズボされたかったんでしょ?」
そういいながら先生の身体を引き寄せ、開いた穴に膨れた亀頭を押し付けるとゆっくりと挿入した。
「はあああ! あああっ! あああっ!」
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
「ああっ! ああっ! ああっ! あああっ!」
「み、みんな見てる、よ。ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
「あっはああ! はああっ! あああああっ!」
「乳首も、感じるんでしょ? ふんっ! ふんっ! 触ってもらう? ねえ、せ、先生。ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
徳が先生の乳首に触れる。
「ああ、あっはあああ! はあんっ! はあんっ!」
「すっげ。先生すごいよ」
ノリが股間に手をやりながら興奮する。
「ほら、ノリも。触ってあげてよ」
ノリが先生の乳首に手を向けると。
「ノリ、こっち」
そう言うと大将は大きく腰を前後に振りながら自分のチンポが出入りしている先生のケツマンコに手を誘導した。
「えっ」
「先生。チンポ入ってるとこも触るからね」
ノリは大将にされるがまま、先生のケツマンコを触った。最初は触れる程度だったがそのうち撫でるように大将のチンポや穴の縁を大胆に触っていった。
「せ、先生。す、すっごい太い大将のチンポがズボズボ入ってるよ。せ、先生、ああ、すっげえ。ケツマンコがすっごく広がってるよ。先生気持ちいい?」
「ああ、ああああ。そ、そんな。は、はずかしい。あんっ! あんっ! ああんっ!」
先生はそう言いながらもっと触って欲しいと言わんばかりにおもいっきり脚を持ち上げた。
「ほ、ほら、せ、先生、イクよ。中に出すよ。先生、ほら出すからね」
大将は先生の腕を掴むとその手を突っ込んでいる自分のチンポに持っていった。
「ああ、出そう出そう。ほ、ほら、出るとこ触って。せ、先生。出すよ、出るからね。ほら、チンポから出るよ」
先生の指先が大将のチンポの裏側にある尿道あたりに触れると、大将はおもいっきりザーメンを発射した。するとドクドクと激しく尿道が膨れてザーメンが先生の中に流し込まれるようすが感じられた。
「わああ! あああ! すっ! すっご! あああ、入っ! あああ、うんっ、うんっ! うんっ! ああっ! あああっ!」
先生のケツマンコが興奮と共にチンポを締め付けて流れてこむザーメンの勢いが増す。
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ! ああ、すっげ。先生。いっぱい出しちゃった」
先生は放心状態で太ももを震わせている。
店の二人が部屋を出ると中年男も時計を気にしながら部屋を出ていった。先生は仰向けのままぐったりとしていた。
「先生、どうでしたか?」
先生はゆっくりと目を開けると徳に言った。
「徳さんのチンポも欲しい。ノリくんも……」
「ええ」
ノリは困惑した。先生はタイプだけどタチはしたことがない。
徳は無言のままふんどしを脱ぐと先生の股に腰を寄せた。先生は再び自分で脚を抱えてそれを受け入れた。先生のケツマンコはそうとう広がっていて、徳のチンポが簡単に入るとヒダがめくれあがってブリュブリュッと誰かのザーメンが溢れて飛び出した。
「あああ、気持ちいい。先生の種マンすっごく気持ちいいよ」
ズッピュー、ズッピュー、ズッピュー、ズッピュー
チンポを押し込むたびに緩んだヒダからザーメンが飛び出していやらしい音を出した。
「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ!」
「ああ、あああ、あっはああ! ああはあああ!」
「うんっ! うんっ! うんっ! うんっ!」
「ああ、はあああっ! はああっ! いい! いいいい!」
徳がそろそろ出そうになってきた時。
「あああ、ぼ、ぼく。ダメかも。イキそう、です」
年配の男たちの変態交尾を見ながら扱いていたノリが限界にきた。
「はああ、ノ、ノリくん。ちょうだい。ノリくんのザーメン欲しい」
先生は徳に掘られて身体を揺すられながらノリを見ていた。
「せ、先生……」
徳は腰を引くと太くなったままのヌルヌルチンポを抜くとノリに譲った。ノリは少しとまどったがそのまま先生の股に身体を寄せた。
「うわっ! でっけえ! ノリ、チンポすげえでかいな!」
「あああ、やっべ」
「欲しい。…… ノリくんのザーメン」
我慢できなくなったノリは先生のケツマンコに極太の巨大なチンポを当てるとそのままズルズルっと突き入れた。穴は一気に広がり吹き出していたザーメンも中に詰まったまま。
「あああああ!」
「で、でるっ!」
「ううわああ! あっはああああ! ううう、うううう、んんん!」
途中で止めた興奮がどうにもならなくなった徳はそのまま先生の顔にチンポを付けるとザーメンを吐き出した。先生はノリに中出しされながら徳のザーメンを口に受けてごくごくとそれを飲み込んだ。
巨大なノリのチンポが抜き出されるとその大きさのままポッカリと開いて奥の赤いヒダから湧き出すように男たちのザーメンが漏れ出てきた。
しばらくして大将が部屋に入ってきた。
先生は添い寝する徳の手を握ったまま目をつむっていた。
大将は持ってきたタオルケットをふたりに掛けた。
「先生。ぜったいまた来てくださいね。みんなで待ってますから」
先生は目を閉じたままにっこりと口をゆるませてうなずいた。
おしまい
25/10/12 18:28更新 / 友野勇