連載小説
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彼の家に招かれて
彼の家はマンションタイプで一人住まいには広すぎると思ったが、そんなことよりも風邪をひく前に濡れた体を温めたいという気持ちがあったので、その時はそこまで気にすることはありませんでした。

岩田からタオルと着がえを渡され、私は男同士だし恥ずかしいという気持ちはなく、淡々と服を脱いで案内された浴室に向かっていた。

彼からは『へぇ〜今時ブリーフなんだね』と体とまじまじと見つめられ、運動もしていなかったので弛みきったお腹でした。

私は幼少の頃からブリーフを履いていたので、今時でいうトランクスやボクサーみたいなのは馴染みがなかったんです。

岩田も濡れているので、服を脱いだら彼は俗に言う越中褌というものを履いていました。

私はお祭り以外ではそれを見たことがなかったんで、注視してしまっていたと思います。

岩田からは『一緒にお風呂入る?』なんて言われたので、冗談だと思って笑っていましたが、彼の目は本気だったと思います。

お風呂から上がって、彼と入替わり、私はやることがなく部屋のあちこちを見るといったことしかできなかったと思う。

リビングのテーブルの上にあった雑誌に目をやると、それは男性同士でゲイ専用の雑誌でした。

もしかして彼はゲイなのか?という疑念が頭をよぎりましたが、それよりも私は雑誌の中身に興味があったんです。

こういう世界もあるんだなって思いと好奇心が強かったんだと思います。

そこに岩田がお風呂から出てきて、私は慌てて雑誌を元の位置に戻します。

彼から着がえの服を渡されましたが、下着は越中褌しか持っていないそうで、それを渡されました。

私は褌を履いたことがなかったので、つけかたに手間取っていたら、彼が私の後ろにきて、抱きしめるように褌を履かせてくれました。

私のお尻ではおそらく大きくなった岩田のモノが当たっていて、かなり困惑していたと思います。

にわか雨だし、止むまで家にいなよという提案を受け、越中褌一丁のままで岩田がビールを持ってきて乾杯しました。

最初はいつもと同じような世間話をしていたのですが、私の目線には先ほど中身を少し見てしまったゲイ雑誌が気になっていました。

岩田はそんな私の目線を見て、少し位置が変わっていたからか私が見たということを知ってるような口ぶりで『こういうのに興味あるの?』と聞かれました。
26/04/23 16:32更新 / 玉梟
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