連載小説
[TOP][目次]
運命的な出会い
60代に入った頃に世の中がコロナ渦という事態になり、それまでは盛んだったハッテン施設も閑古鳥がないていたと思います。

私は独り身だし、別にいつ死んでもいいような感覚でいたので、その日もハッテン施設に行っていました。

いつものように特定の相手とエッチして、お風呂に入ってから休憩し、また相手を探すっていうのが当たり前になっていて、その場限りのエッチを楽しむようになっていました。

午前中から行って、特定の人と終わってから休憩所に行くと、白髪で眼鏡っていう私の中で完璧に近い理想の相手が座っていたんです。

いつもは暗いとこでモーションをかけるんですけど、気が付いたら彼の後を追うように行動していました。

ダメ元で誘ってみたら、彼はすんなりとOKみたいになって、本来なら独占したい気持ちがあったんですが、大部屋と呼ばれる乱交があっても大丈夫だよっていう部屋で抱き合いました。

私はどちらかといえばウケを貫いていたし、彼もウケだったと思いますが、気持ちが止められないってのは初めてでした。
何とか彼の心に覚えていてもらいたいって思ってしまっていたのか、それまでは一切舐めることすらなかったお尻すら舐めていました。

さすがに他の人が見ている手前なので、大袈裟なことは出来ませんでしたが、やはり彼がモテると思ったのは2人でエッチしていても周りから伸びてくる手の数は尋常じゃなかったと思います。

彼は田舎の方から出てきていて、仕事で月に1回はやってくるそうで、それから約束して月に1回会うという関係になりました。

そんな関係が3ヶ月くらい経過していて、いつもの私であれば興味を無くしている頃だったんですが、他の人とエッチしていても彼とまた会いたいっていう想いが強くなっていったと思います。

半年くらいが経過して、意を決して彼とハッテン施設以外でも会いたいという関係になりたいって思い、ハッテン施設で初めて連絡先を交換しました。

どうせ直ぐに飽きられて終わる関係になるって思ってたんですが、以外にも彼からの連絡は途切れず、毎日のようにメールで会話してたからか、彼の方から会いにくることになりました。

私は彼と待ち合わせして、ご飯を食べに行った時にこれまでそんな気持ちも沸きあがらなかった付き合いたいという想いが爆発してしまい、彼に告白していました。
26/04/27 15:11更新 / 辰五郎
戻る 次へ

TOP | 感想

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c