連載小説
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目覚めたきっかけ


私は今年で65歳を過ぎる年齢になってしまいました。
唯一の趣味はハッテン施設でタイプを漁ることだけだったのですが、そこで知り合った年配男性との日常を綴っていけたらと思います。

私がゲイに目覚めたきっかけは、携帯が普及し始めた40代に入ってからでした。
それまでは同性愛というジャンルがあると知らないので、単純に女性との出会いを求めていたと思います。
昔のネットは掲示板から掲示板...という風に色んなページに飛んでいって、特定の人と出会うような作りになっていました。

私が性に目覚めたのは高校生くらいの時で、その時はまだ女性が好きだったと思います。
だけども女性が裸でいるようなビデオを見ても興奮する...というのは感覚が少し違うんではないかと自身で感じていました。

30代に入ってからも仕事を第一に結婚が出来ないでいたので、女性と会う目的をずっと探していたと思います。
その頃も男女物のビデオは見て、自慰をするのですが、私がオカズとしていたのは女性が男性のを舐めるというシーンが一番多かったと思います。

次第に私の興味は女性と出会うよりも、男性のチンコってどんな味がするんだろう?と思って、体が柔らかく私のチンコは大きい部類だったので、頑張れば先っぽくらいは舐めれるんじゃない?っていう変態的な行動をしていたと思います。

そんな時に友人から借りた洋モノと呼ばれる、アメリカ産のビデオを借りた時に、いつもは最後まで見ることはなかったんですが、その当時は自慰した後に寝てしまっていて、ふと目を覚ましたらビデオ終わりにある他のビデオ紹介みたいな映像でした。

そこにはおそらく若い男性が黒人男性のチンコを舐めるというシーンが数秒程度映っていて、私はこんな世界があるんだ...と知った瞬間でした。

それ以来、私のオカズは数秒のシーンを妄想して自慰をするというのが日課になってしまいました。

40代に入って携帯が普及し始めて、その当時も女性との出会いを探していたのですが、掲示板から掲示板と渡り歩いている時に、ゲイ専用の掲示板が目に入りました。

普通であればそこに投稿するのは躊躇いがあると思うのですが、私としては好奇心が勝ってしまって、直ぐに投稿しちゃってました。

やっぱり今でもそうですけど、何にも染まっていないゲイというのはモテる...と言いますか、私はこれまでの人生でおそらく一番にモテた時期がそこだったと思っています。

10代の頃もきっと男性が好きだったけど、その感情に蓋をして閉じ込めていたと思います。
そういえば高校生の頃は親身に色々と相談していた教頭先生が好きという感情があったと思い出して、最初に会った人は50代後半で小太りの男性でした。

まだ田舎に住んでいた時期で、人のネットワークも狭い地域でしたので、知ってる人だったらどうしようという不安はありましたが、どうしても味わってみたいという気持ちのが強かったと思います。
26/04/27 12:44更新 / 辰五郎
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