連載小説
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回帰
あれから数ヶ月が過ぎる頃には、私はあの公園の公衆トイレにおいて、ちょっとした「有名人」になってしまっていた。

その場限りの欲望が満たされ、部屋に帰るたびに私は「もう二度とあんな場所には行くまい!」と強烈な自己嫌悪と後悔に駆られる。しかし、不思議なことに、数日も経つと禁断症状のように体がうずき始め、あの老人たちの臭いチンポが欲しくてたまらなくなってしまうのだ。そして結局はまた足繁くトイレへと通ってしまう、その堕落したルーティンを何度も繰り返していた。

私が1週間に何度もそのトイレに現れることを知った常連の老人たちは、まるで私を待ち構えていたかのように現れた。彼らはトイレの個室に入ると、自分のチンポをしごいて待ち構えている私に声をかけ、慣れた手つきで次々と誘い込んだ。ある者は私のお尻を貪り、ある者は私の口を犯してそれぞれの性欲を発散させていった。
時には「お前のチンポも舐めたい」と言って、私の体を労うように愛撫してくる老人もいた。多い日には、1日に10人以上の老人から求められ、次から次へと精液を注ぎ込まれることもあった。

すっかり「変態老人」としての日々に染まってしまった私だが、驚くべきことに、これだけの人数に犯されても心の底から満足することは決してなかった。
トイレで群がる老人たちは、行為の最中こそ貪欲だが、終わるとどこか私に気を遣うような仕草を見せ、奇妙な優しさすら漂わせる者も多かった。その「優しさ」に触れるたび、私の脳裏にはある冷酷な真実が浮かび上がっては消えた。

私は、あの最初の悪夢の相手である老人のように、暴力的に、恐怖を伴って無理やり犯されるのでなければ、もはや本当の意味で興奮できなくなってしまっていたのだ。

あの地獄の日々以来、最初のきっかけを作ったあの老人からのメールを、私はずっと意図的に無視し続けていた。あれほど恐れていた「無理やり犯される恐怖」に再び囚われるのを恐れていたのか、それとも自分の心が完全にメスを入れられ、すでにどうしようもない変態へと作り変えられてしまったという動かぬ事実を受け入れたくなかっただけなのか、今となっては自分でも分からなかった。

だが、心の奥底では、もう隠しきれない本音がうずいていた。
「あの老人に、もう一度めちゃくちゃにされたい……!」

その抑えきれない渇望に負けた私は、ついに震える手でスマートフォンを手に取り、ずっと無視していたあの老人へ向けてメッセージを送っていたのだ。
メールを送ると、すぐに返信があった。そこにはこう書かれていた。

『随分と待たせたじゃないか。だが、お前が最後には俺じゃなきゃ満足できない身体になっていることくらい、最初から分かっていたよ』

すべてを見透かされているようなその返信に、私は戦慄と同時に激しい歓喜を覚えていた。
老人は「もう一度、あのバスからやり直してみないか?」という背徳的な提案を持ちかけてきた。私はその誘いに抗えず、次の連休を使って、再びあの因循な田舎行きの深夜バスのチケットを予約していた。
老人もまたちょうど仕事の都合をつけてこちら側へと来ており、私たちは事前の打ち合わせ通り、出発間際の深夜バスの乗り場前で待ち合わせをした。

平日の深夜ということもあり、その日乗り込んだバスの車内には私たちのほかに乗客の姿はなく、奇しくもまるで2人だけの貸し切り状態のようになっていた。
私を見つけた老人は、ねっとりと品定めするような目を向け、ぽつりと言った。
「いい顔になったな、お前……」

久しぶりに再会したその男に対して、恐怖心よりも先に、不思議と「嬉しい」という狂った感情が湧き上がり、私は思わず顔をほころばせて微笑んでしまっていた。
バスがターミナルを発車し、やがて高速道路へと乗り入れたタイミングで車内の消灯アナウンスが流れた。その暗闇を合図にするように、私は自分の席を離れ、老人が陣取る最後部の隣合わせの座席へと素早く移動した。

老人はすでにリラックスした体勢でシートに身体を預けており、私を引き寄せると、迷うことなく深いキスを浴びせてきた。
口の中にねっとりと絡みつく舌。時折、老人の口から溢れ出た唾液が私の唇を伝って垂れ落ち、それを私は本能的に飲み込んだ。

かつての私であれば、こんな生理的な屈辱には耐え切れず、激しく拒絶していただろう。しかし、今の私にはそんな気概のかけらもなかった。
ただ男にキスをされ、その唾液を飲まされたという、たったそれだけのことで、私の下半身はすでにギンギンに硬く反り上がり、とめどなく我慢汁が溢れ出していたのだった。
26/09/18 18:43更新 / 調教師の60代
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