首輪の散歩道
あの狂乱の夜を経て、二人の主人と私の関係は、より緊密で、より逃れられないものとなっていた。主人の肉体を犯したという背徳感は、私をさらに盲目的な服従へと駆り立て、二人はそんな私をいっそう愛おしそうに、そして苛烈に調教するようになった。
秋の気配が近付く、ある肌寒い夜のことだった。
いつものように全裸で床に跪く私の前に、修さんが一つの箱を持ってきた。彼が微笑みながら箱を開けると、中から現れたのは、黒い本革製の分厚い「首輪」と、それに繋がる金属製の頑丈なリードだった。
「さあ、お前の本当の姿になろうか」
修さんが私の首に革の帯を巻き付け、バックルをきつく締めた。喉仏が圧迫され、微かな息苦しさが私を興奮させる。厳さんがそのリードの端を掴み、グイと上に引っ張った。
「おい、犬。今夜はこれをつけたまま、外へ行くぞ」
「え……? 外、ですか……っ?」
私は思わず目を見開いた。いくら夜中とはいえ、首輪をつけられた姿で外に出るなど、正気の沙汰ではない。もし誰かに見つかったら、これまでの人生のすべてが完全に破滅してしまう。
「嫌なのかい? でも、お前は私たちのペットだろう。主人が散歩に連れて行くと言っているんだ、喜んで従いなさい」
修さんが私の耳元で囁きながら、私に薄手のトレンチコートを羽織らせた。下着すら穿いていない完全な全裸の上に、コートを一枚羽織っただけの姿。そして首には、コートの襟に隠された首輪とリード。
「さあ、行きなさい」
厳さんがリードを短く持ち、私を玄関へと促した。
エレベーターを降り、マンションのエントランスを抜けると、ひんやりとした夜の空気がコートの隙間から入り込み、私の剥き出しの肌を撫でた。外の世界に出たという圧倒的な恐怖。それと同時に、コートの下で私のペニスは、すでにカチカチに硬くなり始めていた。
夜の2時を過ぎた街は、ひっそりと静まり返っていた。
厳さんと修さんは、まるで普通の深夜の散歩を楽しむ老紳士のように並んで歩いている。だが、厳さんの右手はコートのポケットの中で、しっかりと私の首輪に繋がるリードを握り締めていた。私は二人の半歩後ろを、首を引っ張られるままに、足音を忍ばせて歩く。
「ほら、しっかり歩かないと置いていくよ」
修さんが時折振り返り、悪戯っぽく微笑む。
街灯の明かりに照らされるたび、誰かに見られているのではないかという被害妄想が膨らみ、心臓が爆発しそうになる。だが、そのスリルこそが、私の脳内に強烈な快楽物質を分泌させていた。見つかってはいけない、けれど見られてしまうかもしれない――。
やがて二人は、人気のない、鬱蒼とした木々に囲まれた夜の公園へと私を連れ込んだ。昼間、私たちが最初に出会ったあの公園の、最も奥まった暗がりのエリアだった。
「よし、ここなら誰もいない。おい、犬。コートを脱いで、四つん這いになりなさい」
厳さんの低い命令が、夜の静寂に響いた。
厳さんの冷徹な命令が、夜の静寂に低く響いた。
私は震える手でトレンチコートのボタンを一つずつ外し、それを地面へと滑り落とした。冷たい夜気が一気に私の全裸の肉体を包み込み、肌に無数の鳥肌が立つ。街灯の光が届かない木々の隙間で、私の白髪混じりの身体が、異様な白さで浮かび上がっていた。
「そうだ、いい格好だ。さあ、這いつくばりなさい」
修さんが私の背中を優しく、しかし抗えない力で押し下げた。
私は冷たい地面に両手と両膝をつき、完全な四つん這いの姿勢になった。手のひらに土や枯れ葉の感触が伝わり、自分が人間ではなく、本当に一匹の獣に貶められたのだという実感が五感を満たしていく。
厳さんがリードをグッと短く引くと、首輪が喉を圧迫した。
「ほら、遅れるなよ。散歩の時間だ」
二人の主人がゆっくりと歩き出し、私はその足元を、四つん這いのまま必死に這って追いかけた。下を向く私の視界には、厳さんと修さんのズボンの裾と靴だけが映っている。時折、リードが強く引かれるたびに、私は「くっ……うぅ」と情けない声を漏らしながら、夜の公園の土を踏みしめた。
衣服に守られていない私のペニスは、地面の冷気と、剥き出しの露出感によって、すでに破裂しそうなほど赤黒く怒張していた。四つん這いで進むたび、猛り立った肉棒が地面の草や土に擦れ、その刺激だけで脳がどうにかなりそうだった。
「ふふ、厳さん見てごらんよ。私たちの犬、こんな場所で散歩させられて、信じられないくらい大きくなっているよ」
修さんが立ち止まり、私の頭を愛おしそうになでながら、私の股間をそっと指先で弾いた。
「本当に、とんだ変態犬だな。だが、それがお前の本性だ」
厳さんが低く笑い、リードを少し強く引いて私をさらに暗い茂みの奥へと導いた。
その時だった。
ガサリ、と少し離れた茂みの奥から、乾燥した枯れ葉を踏みしめるような小さな音が聞こえた。
私は全身の毛が逆立つような恐怖に襲われ、動きを止めた。夜の2時を過ぎた公園の、街灯すら届かない漆黒の闇の中だ。誰もいるはずがない。しかし、確かに誰かの気配が、私たちの様子をじっと息を潜めて見つめているような、そんな強烈な視線を感じたのだ。
「ご、ご主人様……誰か、誰かそこに……っ」
私は恐怖に怯え、厳さんの足元に顔をすり寄せた。
「ふん、気にするな。誰がいようと、お前は私たちの犬だ。それとも……誰かに見られていると思うと、余計に興奮するかい?」
厳さんは私の恐怖を見抜いたように、意地悪く微笑んだ。
その言葉に、私の身体は奇妙な反応を示した。恐怖で心臓が潰れそうなのに、背後にある「誰かの視線」を意識した瞬間、股間のペニスから耐えきれないほどの先走りの汁が溢れ、床ならぬ地面へと滴り落ちたのだ。「嫌だ、見られたくない」と叫ぶ理性とは裏腹に、私の肉体は、その絶対的な危機に最高の興奮を覚えていた。
「本当に、底なしの玩具だね」
修さんが嬉しそうに呟き、私の首輪を優しく撫でた。
この夜の、闇に潜む「誰か」の視線が、次なるさらなる狂気へと私たちを導いていくことを、私はまだ知らなかった。
秋の気配が近付く、ある肌寒い夜のことだった。
いつものように全裸で床に跪く私の前に、修さんが一つの箱を持ってきた。彼が微笑みながら箱を開けると、中から現れたのは、黒い本革製の分厚い「首輪」と、それに繋がる金属製の頑丈なリードだった。
「さあ、お前の本当の姿になろうか」
修さんが私の首に革の帯を巻き付け、バックルをきつく締めた。喉仏が圧迫され、微かな息苦しさが私を興奮させる。厳さんがそのリードの端を掴み、グイと上に引っ張った。
「おい、犬。今夜はこれをつけたまま、外へ行くぞ」
「え……? 外、ですか……っ?」
私は思わず目を見開いた。いくら夜中とはいえ、首輪をつけられた姿で外に出るなど、正気の沙汰ではない。もし誰かに見つかったら、これまでの人生のすべてが完全に破滅してしまう。
「嫌なのかい? でも、お前は私たちのペットだろう。主人が散歩に連れて行くと言っているんだ、喜んで従いなさい」
修さんが私の耳元で囁きながら、私に薄手のトレンチコートを羽織らせた。下着すら穿いていない完全な全裸の上に、コートを一枚羽織っただけの姿。そして首には、コートの襟に隠された首輪とリード。
「さあ、行きなさい」
厳さんがリードを短く持ち、私を玄関へと促した。
エレベーターを降り、マンションのエントランスを抜けると、ひんやりとした夜の空気がコートの隙間から入り込み、私の剥き出しの肌を撫でた。外の世界に出たという圧倒的な恐怖。それと同時に、コートの下で私のペニスは、すでにカチカチに硬くなり始めていた。
夜の2時を過ぎた街は、ひっそりと静まり返っていた。
厳さんと修さんは、まるで普通の深夜の散歩を楽しむ老紳士のように並んで歩いている。だが、厳さんの右手はコートのポケットの中で、しっかりと私の首輪に繋がるリードを握り締めていた。私は二人の半歩後ろを、首を引っ張られるままに、足音を忍ばせて歩く。
「ほら、しっかり歩かないと置いていくよ」
修さんが時折振り返り、悪戯っぽく微笑む。
街灯の明かりに照らされるたび、誰かに見られているのではないかという被害妄想が膨らみ、心臓が爆発しそうになる。だが、そのスリルこそが、私の脳内に強烈な快楽物質を分泌させていた。見つかってはいけない、けれど見られてしまうかもしれない――。
やがて二人は、人気のない、鬱蒼とした木々に囲まれた夜の公園へと私を連れ込んだ。昼間、私たちが最初に出会ったあの公園の、最も奥まった暗がりのエリアだった。
「よし、ここなら誰もいない。おい、犬。コートを脱いで、四つん這いになりなさい」
厳さんの低い命令が、夜の静寂に響いた。
厳さんの冷徹な命令が、夜の静寂に低く響いた。
私は震える手でトレンチコートのボタンを一つずつ外し、それを地面へと滑り落とした。冷たい夜気が一気に私の全裸の肉体を包み込み、肌に無数の鳥肌が立つ。街灯の光が届かない木々の隙間で、私の白髪混じりの身体が、異様な白さで浮かび上がっていた。
「そうだ、いい格好だ。さあ、這いつくばりなさい」
修さんが私の背中を優しく、しかし抗えない力で押し下げた。
私は冷たい地面に両手と両膝をつき、完全な四つん這いの姿勢になった。手のひらに土や枯れ葉の感触が伝わり、自分が人間ではなく、本当に一匹の獣に貶められたのだという実感が五感を満たしていく。
厳さんがリードをグッと短く引くと、首輪が喉を圧迫した。
「ほら、遅れるなよ。散歩の時間だ」
二人の主人がゆっくりと歩き出し、私はその足元を、四つん這いのまま必死に這って追いかけた。下を向く私の視界には、厳さんと修さんのズボンの裾と靴だけが映っている。時折、リードが強く引かれるたびに、私は「くっ……うぅ」と情けない声を漏らしながら、夜の公園の土を踏みしめた。
衣服に守られていない私のペニスは、地面の冷気と、剥き出しの露出感によって、すでに破裂しそうなほど赤黒く怒張していた。四つん這いで進むたび、猛り立った肉棒が地面の草や土に擦れ、その刺激だけで脳がどうにかなりそうだった。
「ふふ、厳さん見てごらんよ。私たちの犬、こんな場所で散歩させられて、信じられないくらい大きくなっているよ」
修さんが立ち止まり、私の頭を愛おしそうになでながら、私の股間をそっと指先で弾いた。
「本当に、とんだ変態犬だな。だが、それがお前の本性だ」
厳さんが低く笑い、リードを少し強く引いて私をさらに暗い茂みの奥へと導いた。
その時だった。
ガサリ、と少し離れた茂みの奥から、乾燥した枯れ葉を踏みしめるような小さな音が聞こえた。
私は全身の毛が逆立つような恐怖に襲われ、動きを止めた。夜の2時を過ぎた公園の、街灯すら届かない漆黒の闇の中だ。誰もいるはずがない。しかし、確かに誰かの気配が、私たちの様子をじっと息を潜めて見つめているような、そんな強烈な視線を感じたのだ。
「ご、ご主人様……誰か、誰かそこに……っ」
私は恐怖に怯え、厳さんの足元に顔をすり寄せた。
「ふん、気にするな。誰がいようと、お前は私たちの犬だ。それとも……誰かに見られていると思うと、余計に興奮するかい?」
厳さんは私の恐怖を見抜いたように、意地悪く微笑んだ。
その言葉に、私の身体は奇妙な反応を示した。恐怖で心臓が潰れそうなのに、背後にある「誰かの視線」を意識した瞬間、股間のペニスから耐えきれないほどの先走りの汁が溢れ、床ならぬ地面へと滴り落ちたのだ。「嫌だ、見られたくない」と叫ぶ理性とは裏腹に、私の肉体は、その絶対的な危機に最高の興奮を覚えていた。
「本当に、底なしの玩具だね」
修さんが嬉しそうに呟き、私の首輪を優しく撫でた。
この夜の、闇に潜む「誰か」の視線が、次なるさらなる狂気へと私たちを導いていくことを、私はまだ知らなかった。
26/06/15 10:14更新 / 調教師の60代
戻る
次へ