連載小説
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秘められた快楽
私は、俊の猛り立ったチンポを、熱い口内で深く包み込んだ。

初めて味わうはずの、男の甘美な味。脳の芯を痺れさせるようなその感覚に、私自身の身体も呼応するように興奮を跳ね上げていく。
私の口の動きに合わせて、俊の口からは「あぁん……っ」と、まるで女性のようにも聞こえる艶っぽい吐息が漏れた。その愛らしい声をもっと聞いてみたい、もっと彼を翻弄したいという本能的な欲求に駆られ、私はさらに熱心に口内を動かした。

気がつけば、私のチンポもまた、はち切れんばかりに熱く巨大化している。
私は急き立てられるように、自分の欲棒を俊の顔の前へと運んだ。
「僕のも……お願いしていいかな?」
掠れた声で強請ると、俊は愛おしそうに目を細め、私のそれを口内へと優しく迎え入れてくれた。

記憶のすべてを失っているというのに、この上ない快感の回路だけは、私の身体が完璧に記憶していた。
先に限界を迎えたのは私の方だった。長い間、眠っていたに違いない感覚。下腹部の奥底から、火山が噴火するような凄まじい熱が込み上げてくる。
「もう、限界だ……っ」

あまりの刺激に、彼の口からチンポを引き抜こうとした。しかし、俊は私の腰を自らの顔へと強く引き寄せ、それを拒んだ。言葉にこそならなかったが、彼は私が吐き出す精液を、一滴残らず飲み干したがっている――私にはそう確信できた。

「このまま、出すぞ……!」

私は言い放つと同時に、彼の温かい口内へと、熱い精液を何度も噴射するように出し尽くした。
全てを受け止めた俊の目からは、一筋の涙が零れ落ちていた。それが歓喜の涙なのか、あるいは切なさゆえのものなのかは分からなかった。ただ、その姿があまりにも健気で、私は果てたばかりの身体を突き動かし、未だ硬さを保っている俊のチンポを再び咥え込んだ。溢れる愛おしさを込めた、私からのお礼のつもりだった。

間もなくして、俊の身体が大きく跳ね上がった。
「いくっ……!」
短い悲鳴のような声と共に、とめどなく溢れ出した濃厚な精液が、私の口内へと侵入してくる。

私はそれをすぐに飲み込もうとはしなかった。まるで、極上のヴィンテージワインを転がすように、舌先でその味をじっくりと味わう。
「無理しないで、吐き出していいからね……」
俊が息を荒らげながら気遣ってくれたが、こんな美味なものを無駄にしてたまるものか。私は彼の愛を噛み締めるように、喉を鳴らして全てを飲み干した。

お互いに精魂尽き果てたようにベッドへ横たわる。私の胸の中は、俊という存在への深い愛愛しさで満たされていた。私たちはどちらからともなく再び深いキスを交わし、引き寄せ合うようにして泥のような眠りへと落ちていった。


翌朝、目を覚ますと隣に俊の姿はなかった。
あまりに静かな部屋に、一瞬「昨夜のことはすべて夢だったのだろうか」と錯覚しそうになる。

だが、彼は私が眠っている間に、身の回りの洗濯や掃除を済ませてくれていただけだった。私が目覚めた気配を察して、俊がそっと枕元にやってくる。その姿を見た瞬間、置いていかれたような強い寂しさが込み上げ、私は子供のように彼にしがみついていた。
俊は困ったように微笑み、私の頭を優しく撫でてあげる。その温もりに安心して、今度は私の目から、嬉し涙が自然と溢れていた。

そんな満ち足りた日々を送るうちに、私の身体の元気さと、男としての欲望は次第に膨れ上がっていった。
ある日、俊が私に見せてくれた男性同士の成人向け雑誌。そこに描かれた情景を目にした時、私は初めて「男同士のセックス」の全貌を理解した。私たちがこれまで行ってきたのは、まだほんの入り口、序章に過ぎなかったのだ。

身体の回復を確信した私は、もうオムツは必要ないと思い、俊に新しい下着を持ってきてくれるよう頼んだ。
「これを穿いてみて」
俊が少しはにかみながら差し出してきたのは、あの雑誌でも見かけた、真っ白な「越中褌」だった。

過去の記憶にあるのかは定かではない。しかし、私の指先は、その締め方を驚くほど自然に覚えていた。グッと前垂れを引き締めると、不思議な高揚感が宿る。俊もまた、お揃いの白い褌を腰に纏っていた。それ以来、私たちはその古典的な下着を、日常的に常用するようになっていった。

白い褌を締めて生活するうちに、私の興味は次なる段階――雑誌に載っていた「お尻を使った行為」へと向かっていった。
夜、思い切って俊にその願望を相談してみると、彼は驚きながらも、快く私の要望を受け入れてくれた。
「今夜、やってみようか」
その約束を交わしてからというもの、私は逸る気持ちをどうしても抑えきれずにいた。

男同士の行為において、どちらが「タチ」で、どちらが「ウケ」という決まりはないようだった。私としては、愛する彼と繋がれるならどちらも経験してみたいという気持ちが強かったが、初日の夜は、俊がウケを受け持ってくれることになった。

ただ、お尻を合わせるには、事前準備として「中を洗浄する」必要があるという。翌日には私もウケをやる予定だったため、勉強のために、俊の準備の様子を見学させてもらうことにした。

「排泄に関わるところまで見られるのは、やっぱり恥ずかしいよ……」
バスルームで俊が顔を赤らめて躊躇う。だが、私の口からは自然と、迷いのない言葉が突いて出ていた。
「夫婦なんだから、今更何も問題ないだろう?」

それは強がりでも何でもなかった。愛する人の排泄行為に対して、私には「汚い」という感情が微塵も湧かなかったのだ。むしろ、これから自分を受け入れるために秘部を開こうとしている俊の姿に、どうしようもないエロティシズムを感じていた。
26/06/04 17:33更新 / 調教師の60代
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