読切小説
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箕輪の時
僕は老人でありながら、若い世代の男性と交際しています。
年齢差は40歳近くあります。

二人の秘密のSEXの時間は、生殖や生活感の無い、まるでおままごとです。
まずは愛があり、縛ったり、挿入したり、相手の精液や血液を飲み合ったり、
叩いたり・・
そして二人の最大の楽しみは露出。
全裸の二人が公園で抱擁し、お互いの硬直した雄蕊を密着させ、そのスリル
感を楽しみたい。

でも、これは犯罪。
どこかに合法的に露出ができるところは無いか?と考えますが、あるはずが
無いですね。
二人で、格式のあるホテルの大浴場に入りましたが、全裸での抱擁なんて
とても無理。
まして僕達二人は、完全なパイパンでして、まずそれを隠す事に神経を
使ってしまいます。
お互い、体育系では無いので、ゲイビーチと言われる場所に行く気も無い。お互い日焼けとしんどいのが嫌なのです。

ひと気の無い公園は無いものか、と二人で意見を出し合っていました。

そんなある日、あるラブホテルが“敷地内であれば、局部を隠す前提で、
可能”という場所を見つけました(彼が)。

早速、僕が電話をしました。
『男性同士で利用できますか?』
「もちろんです」
早速予約をとりまして、後日、僕と彼はワクワクしながらそこに行きました。

この界隈にもよくある、高台(低い山・台地)の森に囲まれた場所でした。対向車があると途方に暮れてしまう未舗装の細道をしばらく走って到着した。

日中に行きましたので、何棟かある部屋(戸建て)に車は入っていません。
ガランとしたこの場所で、予約した部屋に二人は入りました。
室内は、通常のラブホのようにベッドが占有する部屋では無く、開脚拘束椅子
やX枷などがあり、愛を語らうベッドはやや貧弱でした。
風呂場は明るく、とても清潔で好感が持てました。
ここは休むところでは無く、遊ぶところだと感じながら、前金の支払いを
済ませました。
今のラブホは休むところが多いのですが、数少ない遊ぶためのラブホはSM
器具が必ずあり、しかも大同小異です。
しかしこのラブホは、それプラス露出があり突出した魅力を感じます。

玄関の扉が締められて二人の秘密の時間が始まりました。
二人は全裸になり、強い抱擁と接吻を始めました。
相互の局部は硬くなり、艶のある亀頭が密着しキッスをして、お互いの我慢汁
で濡らし合い、糸を引いています。
この体液は本当に美しい光を放ちます。相互の亀頭はその体液で濡れて
ぬるぬるとしながらこすり合います。
お互いの手が、お互いの雄蕊と乳首と背中そしてお尻とアヌスを愛撫します。

彼はふんふんと声を出し腰をくねらすのですが、意外にも精神は冷静です。
 彼:露出したい。
 僕:・・・え? あぁ・・そうしようか(-_-;)

全裸はご法度なので、二人はレース生地で極小のGストリングを着けました。
お揃いです。
前当ては二人とも体液で濡れてシミが出てしまいました。小さな前当ての両側
からは陰嚢がはみ出て、小さな布は雄蕊で突き出されて富士山のようになって
います。

僕は動画を撮影する携帯電話を持ちながら、二人は手をつなぎ体を密着させ
ながら、恐る恐るドアを開けました。

外気の空間が、全裸に近い二人を連れ出すような感じがしました。
彼は大胆です。ほぼ全裸で敷地内を散策しながら、僕のモノを小さなレースの
布の上からさすったりフェラチオまがいの愛撫を行います。
陽の下で、僕の雄蕊は彼の口に全て入り唾液と我慢汁が糸を引いて流れて
います。
フェラチオをやめて、僕を見ながら、彼の小さなレースの布から、カチカチの
雄蕊を露出させます。その先端からは透明の体液が糸を引いて地面につながっ
ていきます。

男性同士が濡れた雄蕊を起立させて見つめ合う姿からは至上の愛を感じます。
愛とは相手を“ご大切”と思う事であり(日葡辞書より)、男性が持つ至上の
真心と思えます。

二人並んで闊歩します。お互いのお尻を撫で、彼は僕のモノを握り露出させた
り、僕は彼の濡れて糸をひく茎をフェラチオしたり・・・
そのうち、僕が彼の、彼は僕の小さな下着をずり降ろし、敷地内で雄蕊同志の
キスをしました。
透明の体液がずっと流れ続けています。

その時、自動車が入って来ました。他の利用客です。
彼は急いで下着に雄蕊を収め、自動車に背中を向けて速足で僕の手を引っ張り
ながら自室の方に急ぎました。僕の雄蕊は露茎したままでした。
彼の真剣な顔を見ました。
見られたかな?(ちゃんと見られています!)、どんな人だろ?(普通の人で
す!)、
そんな事を考えながらの横顔は、あまりにも真剣な顔で、その美しさに見とれてしまいました。
美しさを持ち続ける若い男の子と改めて感じました。
彼は部屋の扉の近くでしゃがみ込んで外をうかがっています。
僕は、のほほんとして立ったままなので、彼の顔面の位置に、僕の雄蕊が位置
しています。
僕はそれを彼の頬に押し付けました。
彼は外をうかがいながらも、僕の濡れた雄蕊を口に含みました。

自動車からは、男女が出て来まして部屋の中に足早に入って行きました。
顔は見えませんでした。

彼は落ち着きを取り戻しまして、また敷地内を闊歩し始めました。
 彼:あのカップルの部屋から、こちらは見えるかな?
 僕:外を覗ける窓も無いから、見てないと思うよ。
 彼:ウン

露出はしたいけど誰かに見られるのは怖い、という複雑な心境なんだ、と感じ
ました。
彼は大胆にも勃起したモノを揺らしながら歩き始めました。亀頭は完全に露出
しています。
僕の手を引っ張りながら散策の再開です。

彼は、敷地内にある休憩所のような小さな小屋に入りました。
驚きました。男性がいたのです。
ホテルの管理人か、あるいは来客か?着衣の男性が一人居たのです。

どういうわけか、僕の彼氏は、平気な顔でその男性の前を過ぎゆきました。
彼は雄蕊を隠すだけの小さく、透けて見えるピンク色の布切れ一枚の姿です。
布切れは硬くなった雄蕊に押されて突出しています。お尻は丸見えです。
どうも彼は完全に興奮してしまい、全裸の姿への羞恥は無くなり快感だけになっているようです。

彼の状態に僕も興奮してしまい“ご大切”な彼が快感に浸っている事に、至上の幸福感を感じています。
当然僕の雄蕊も起立し体液を滲みださせて、彼と他人の前にいるのです。

その着衣の男性は、最初ビックリしたような顔をしていましたが、特に会話を交わす事も
無く、僕の彼氏は僕に密着して腕を組み、部屋に行こう、と言いました。
全裸に近い僕達二人は、着衣の男性の前で手を繋いでお互いのお尻を撫で
ながら、自室に向かいました。

二人は部屋に入り、シャワーを二人で浴びました。
当然、痴態の愛撫をしながらです。
シャワーを出た全裸の二人は窓のブラインドを開けました。その窓は
マジックミラーの窓で、外が丸見え、かつ室内照明を点灯すれば室内も
外から丸見えのはずです。



全く全裸の二人は、部屋に備わる器具類を調べ始めました。
彼は、この開脚椅子に座って見られたい、とおねだりして来ました。
その股間は、硬くなった性器が体液を垂らしながら揺れています。
彼をV字の開脚で座らせまして、手足の枷につなぎました。
アヌスと男性器が露出します。なんと美しいアヌスでしょう。
色素の沈着も無く、まるで生まれたての子供のようにシミ一つありません。
雄蕊も女性に汚された事の無い、極めて美しいものです。
僕は彼のアヌスに舌を挿入しながら雄蕊に頬ずりをしました。
彼は喘ぎ手足と体をねじります。アヌスは締めたり緩めたりで、緩めた時に
すかさず舌を深く入れて動かすと、彼は声をあげます。
不思議な事ですが、彼のアヌスは甘味があります。

この椅子は、どういう訳か、窓に向かって開脚するように配置されています。
窓のブラインドはすでに開いています。
彼を椅子に縛ってから
  僕:ねぇ、このブラインド、開いたままで良いよね?
  彼:外から見えるの?

彼は少し心配そうな表情になりました。
  僕:あぁ、やっぱり。このガラス窓はマジックミラーだよ
  彼:外から見えるの?
  僕:多分、室内を点灯したなら・・・丸見え、かな?ちょっと外から
    見てくるよ。
僕は全裸の上に備え付けのガウンを纏い外に行きました。
雄蕊がすぐに出てしまいます。
まだ陽は高く、ガラスは銀色に反射して、室内が消灯していると全く覗く事はできません。
しかし日中でも室内を点灯しますと透過するように思えましたので、
再度室内に戻り点灯して外へ行きました。
案の定、丸見えです。椅子に縛り付けられた美しい男の子が、全裸で開脚しアヌスと雄蕊を晒しています。その脈動までがはっきりと外から見えます。おまけにVサインまで出している。

僕は室内に戻り、丸見えである事を彼に伝えました。
そのとたん、彼の表情が変わって行きました。何かにうっとりしたように、目を半開きにして口を開けてハァハァと言い出しました。
  彼:誰か外に・・いませんか?
  僕:いや・・・
といった時、別カップルが自動車で入って来ました。自動車の座位の高さから
でも、この室内は見えます。
自動車には、若い女性と男性が乗っていました。
  僕:ねぇ、人が来たよ。丸見えだから消灯するかい?
  彼;(喘ぎながら)いや・・このままにして・・
彼はそういうと、アヌスを引き締め起立した性器を更に上をむけました。先端からは透明の体液がとめども無く流れ出して、床につながります。
  僕:気持ち良いのかい?
  彼:ウン
彼は横に立つ僕の濡れる雄蕊を握ります。僕は彼の乳首と入暈を愛撫
します。

自動車の助手席に座る女性がこちらに気づきました。
すぐに目をそらしました。
アヌスをあらわにした男性と、全裸でその男性の性器を握り愛撫する男が
見えたのでしょうか。
すぐに自動車は動き、彼らの部屋に入っていったようです。
  僕:完全に見られたよ(笑)多分だけど。
  彼:ウン・・(喘ぐ)

その後は、いつものように愛撫し愛し合い、彼の精液をすべて飲み干し、
彼も椅子に縛られたまま僕の精液を口に含み、お互いの精液を口内で混ぜるように深い接吻をしました。

愛している、という言葉を何十回繰り返した事でしょう。至福の二人でした。

二人は、休むためにベッドに移り、全裸のままで抱擁し合いました。
体を絡ませながら、
  僕:気持ち良かったね、愛しているよ。好きだよ。
  彼:ウン 僕も好き!
  僕:ところで、公園で露出するのとは、また違った感じだね。
    何か安全すぎると言うか・・
  彼:そうです、そのとおり。僕も感じた。
    何か露出するスリルの質が違うような・・
  僕:今度は、ひとけの無い公園を探して行ってみようか(笑)
  彼:ウン!だけどいつか捕まりそう(笑)ここのホテル、また来ましょう!

こうして二人の美しい愛の交歓は終わりました。二人は仮眠に入りました。
僕の腕枕で彼はぐっすりと眠り静かな寝息になっています。
当然彼の雄蕊は起立して硬直しています。
そっと雄蕊をさすると体を寄せて来ます。もう愛おしい気持ちでいっぱい
です。
そして僕も眠りに入りました。

後日、このホテルを再度利用しています。
更に二人の交歓行為はエスカレートしました。
  2024/10/25 了
24/10/25 16:34更新 / REN♂

■作者メッセージ
過去の経験では無く、ついこの間の事です。
読んでいただけたら嬉しいです。

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